NO団体名主な企画内容
19 冒険教育を推進する会(長野県) 「子どもたちのための冒険キャンプ『ジュニアアドベンチャー2011』」
ロッククライミング、沢登り、マウンテンバイク&登山遠征などを自分たちで計画し、成し遂げる全14泊15日の冒険の旅。大自然をフィールドに受身から能動へ、やらされるチャレンジから自ら向かっていくチャレンジ企画。

速報レポート

実施日:2011年8月4日~8月18日
参加人数:15名(男12名、女3名 小学校4年生~中学2年生)
     7名と8名の2グループに分かれて実施
活動場所:長野県北安曇郡小谷村大網地区をベースに周辺の安曇野、青木湖、北アルプス、及び日本海能登半島方面、および若狭湾方面(長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県)
概要

ジュニアアドベンシャー15日間は圧倒的なスケールの大自然をフィールドに、子どもたちの心を大きく揺らす冒険を通じて子どもたちの中に隠されている可能性を出来る限り引き出すことを目的に実施しました。なかでも、このコース最大のチャレンジである4泊5日の自転車遠征では、子どもたちだけで300km以上の距離を走りきって見事に大遠征を成し遂げました。この自転車遠征ではインストラクターが行程や目的地を指定するのではなく、子どもたちが地図を見ながらどこへ行くのか、どんなチャレンジをしたいのかを自分たちで考え、全てを決めました。コースが始まった頃は、インストラクターがチャレンジを決め、子どもたちはチャレンジを与えられる側でした。しかし、チャレンジを重ねるごとに子どもたちの好奇心や「もっとやってみたい」「もっとできる」という気持ちがどんどん膨らんでいき、最後の遠征では与えられたものではなく、100%自分たちで作り上げたチャレンジに挑み、それを自分たちの力で成し遂げたのでした。結果として、日常では得ることができない程大きな達成感を感じ、自分たちに対する自信や誇り、共にチャレンジした本当の仲間を得ることができました。最終日には一回りも二回りも強く、たくましくなり、強い絆で結ばれた15人の子どもたちになりました。

活動内容

1日目 青木湖で水遊び、湖上泊
1日目の活動は子供たちがお互い仲良くなることを目的として青木湖での水遊びを行いました。また、その後はグループでの最初のチャレンジとしてタイヤチューブと木の板を使って大きないかだを作り、その上にテントを張って湖の上で一晩をすごす湖上泊を行いました。





みんな元気に朝まで湖の上ですごし、お互いの仲もグーンと近くなったように感じられました。

2日目 ロッククライミング

2日目の活動はロッククライミングを行いました。高さ15メートルほどのほぼ垂直な岩壁を自分の手と足だけを使って登ります。




なかなか登れずにあきらめそうになったり、怖さで泣いてしまう子もいましたが、難しいところを乗りこえた後には、満足そうな笑顔がみられました。一人ひとりが思わず本気になってしまったこの日の気持ちが、この先のチャレンジで困難を乗り越えていく基礎となりました。

3日目 沢登り

3日目の活動は沢登りを行いました。沢の水の流れが一番強いところ(本流)をグループの力をあわせてのりこえる活動です。まず「スポット」というお互いに支えあう技術を陸上で練習してからいよいよ沢に入ります。本流を進むには、グループ全員が水から逃げずに立ち向かう気持ちが強くないと前に進むことができません。全員が水の流れに負けないように必死になる姿がありました。




いくつもの滝をグループで乗り越えたゴールには得意そうな笑顔がありました。今後グループでチャレンジをしていく上で、この滝をのりこえた時の本気さ、必死さが大きな力になりました。

4日目~7日目 登山遠征3泊4日

4日目から7日目の活動は3泊4日の北アルプスへの登山遠征を行いました。各班のルートは以下の通りです。
1班(小学校4年生~6年生)ルート
1日目 風吹登山口~風吹山荘 風吹山荘泊
2日目 風吹山荘~天狗原~乗鞍岳~白馬大池 白馬大池山荘泊
3日目 白馬大池~白馬岳 白馬頂上宿舎泊
4日目 白馬岳~白馬大池~蓮華温泉下山

2班(小学校6年生~中学2年生)ルート
1日目 猿倉~小日向~鑓温泉 鑓温泉小屋泊
2日目 鑓温泉~天狗山荘 天狗山荘泊
3日目 天狗山荘~白馬大池 白馬大池山荘泊
4日目 白馬大池~乗鞍岳~天狗原~風吹登山口下山

60リットルの容量がある大きなザックを背負い、自分たちの荷物はもちろん、寝袋やテントも背負った登山はかなり大変でしたが、天候にも恵まれ、両班とも無事に予定通りのルートを歩ききることができました。途中、あきらめそうになったり、へこたれてしまう場面もありましたが、ゴールにたどり着きたい気持ちで頑張りきりました。特に学年が上の2班は、キャンプ地を自分たちで選ぶ方式にしたため、ルートを行ききるために、どのポイントに何時までについていなければいけないのかを自分たちで考え進んでいました。このことがよりゴールへのモチベーションをあげていったように見えます。








8日目 休養・片付け・まとめ マウンテンバイク フリープラン遠征準備

8日目の午前中は休養の意味も含め、遠征の片付けや自分の洗濯をしたり、登山遠征で感じた気持ちをまとめたりして静かに過ごしました。 午後からはキャンプ後半の遠征準備を行いました。マウンテンバイクでの遠征ですが、行き先は子供たちが地図を見て自分たちで決めます。自分たちのグループにとってチャレンジになりそうな、できるかどうかわからないけどやってみたい、と心から思える遠征を自分たちで作り上げます。

1班は能登半島先端の禄剛崎灯台、2班は若狭湾の水晶浜をそれぞれのマウンテンバイクの旅の目的地に決めました。

9日目~13日目 マウンテンバイクの旅 フリープラン遠征4泊5日
 9日目から13日目は、こんかいの15日のキャンプ中最大のチャレンジであるマウンテンバイクの旅、フリープラン遠征を行いました。各班の実走行ルートは以下の通りです。
 1班 市振の関(新潟・富山県境)から能登半島先端(禄剛崎灯台)まで230km
  1日目 市振の関(新潟・富山県境)~入善町~黒部市海岸(30km)
  2日目 黒部市海岸~滑川市~富山市~高岡市海岸(60km)
  3日目 高岡市海岸~氷見市~七尾市~能登島~穴水町(65km)
  4日目 穴水町~能登町~珠洲市海岸(60km)
  5日目 珠洲市海岸~能登半島先端(禄剛崎灯台)ゴール(15km)
 2班 市振の関(新潟・富山県境)から若狭湾(水晶浜)まで310km
  1日目 市振の関(新潟・富山県境)~黒部市~滑川市~富山市海岸(45km)
  2日目 富山市海岸~高岡市~小矢部市~津幡町~かほく市海岸(75km)
  3日目 かほく市海岸~金沢市~能美市~加賀市~あわら市~福井市海岸(105km)
  4日目 福井市海岸~越前町~越前市やまぼうし高原(40km)
  5日目 越前市やまぼうし高原~南越前町~敦賀市~若狭湾(水晶浜)ゴール(45km)
遠征中は、子供たちが自分で地図を見ながら進み、自分たちの計画にしたがってキャンプ地を決定していきました。目的のキャンプ地までたどり着けた日もあれば、思ったように進めず、手前のキャンプ地に泊る日もありました。その分次の日にがんばって、予定より大幅に距離を稼いだ日もありました。厳しい暑さに悩まされたり、ルートをはずれて道に迷ったりもしましたが、自分たちで決めたゴールまでなんとかたどり着こうと、毎日少しでも先のキャンプ地を目指す姿がありました。








5日目にゴールに到着したときには、とびきりの笑顔がありました。その日は夕方までゴールした日本海で遊びました。

14日目 長野県小谷村のベースキャンプへの移動、片付け、さよならバーベキューバーティー

14日目はゴール地から小谷村にあるベースキャンプまで車で帰ってきました。遠征の片付けなどを終わらせた後、外でバーベキューパーティーをしました。各班で自主的にダンスの発表をしあったり、すいか割りをしたり、花火をしたり、仲間たちとの最後の夜をおもいっきり楽しみました。

15日目 15日間のふりかえり、メッセージ交換

 15日目は使った場所の清掃や帰る準備をしたあと、15日間で感じた気持ちをふりかえる時間としました。それぞれ、あきらめることなく、大きなチャレンジをやりきった自分たちを誇りに思っているようでした。また、15日間をともに過ごした仲間に対してメッセージを書き交換しあいました。お互いに凄いと思ったところ、頑張っていたところが表現されていました。




 15日間を通じて、子供たちのチャレンジをやり遂げたいという気持ちは、チャレンジを重ねるなかで次第に強くなっていきました。日常の生活に戻っても、「自分たちならできる、絶対にやりとげる」、という強い気持ちをもって、何事にもチャレンジしていってもらえればと、心から願っています。


■別年度のレポート
2010年度 おたり森の子クラブ2010 実施レポート
2009年度 子ども達のための冒険キャンプ『ジュニアアドベンチャー15日間 2009』 実施レポート
2008年度 おたり森の子クラブ2008 実施レポート
2002年度 ジュニアアドベンチャー2002 サマーキャンプ 実施レポート

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