NO団体名主な企画内容
50 延岡(のべおか)市立上南方小中学校(宮崎県) 「Nature to Kamiminamikata ~上南方につながる自然満喫体験~ 「自分発⇒友だち経由⇒自分着」の学び」
様々な体験活動から延岡の海について知り、海の恩恵・恵みを知り、海との関わりについて学ぶ。優れた自然の中で、仲間とともに活動することで芽生えた絆を通して、豊かな心や自己肯定感を身につけ、課題解決する力を育む。

速報レポート1 「宮崎の海を知る」~環境グラデーション学習、保水実験、海・山・川のつながりを学ぶ~

活動日: 2024年4月26日(金)
活動場所:上南方小中学校 中学部 学習室
参加人数: 小学生19人 / 大人7人 / 指導者3人 / 合計 29人
活動内容

 本県の魚類の多様性について研究する宮崎大学農学部海洋生物環境学科の村瀬厚宣准教授と、環境保全活動に取り組む一般財団法人「チームくまもり」の鶴永貴史さん・智子さん夫妻を講師に迎えて海と川、山のつながりやそれぞれの役割などについて学んだ。
 このうち、 村瀬准教授は生物多様性の重要性について解説。塩や土壌など生きていく上でなくてはならない「基盤サービス」と水の浄化、洪水の制御など環境のベースとなる 「調整サービス」などを、豊かな生態系が人間にもたらしてくれる恩恵として紹介し、「自然が少なくなれば、これらの恩恵も少なくなる。自然が私たちに与えてくれるものは数えきれないと話した。
 また、県北の海について、瀬戸内海から流れてくる少し寒い海と、南から流れてくる暖かい海が交わる「海の交差点」と指摘。北と南両方の魚が生息でき、「魚の種類は北海道全域を合わせた魚の種類にも匹敵する」と語った。







 一方チームくまもりの鶴永さんたちは、木が自然と生い茂った「天然林」と人がつくり上げた「人工林」の違いについて説明。落ち葉がたくさん積もった天然林の土壌と、落ち葉があまり落ちてこない人工林の土壌の違いを確かめる実験を交え、子どもたちは両方の土から漏れ出る水の違いを観察しながら、落ち葉も積もった土壌の方が雨水を受け止める力、保水する力が強いことを学んでいた。







子どもたちの感想

  • 「せっかくの貴重な機会。楽しむだけでなく、学んだ知識を周りの人たちにどんどん発信していってほしい。」6年担任:
  • 「釣りによく行くので、海については他の子よりも知っているつもりだったけど、まだまだ知らないことがたくさんあってびっくりした。海について、もっと知りたいと思った。」Aさん(11)
  • 「自然と人工林や天然林のちがいについて知った。天然林の大切さを知り、天然林の保水力のすごさや動物との関係も学ぶことができた。」Kさん(11)



速報レポート1 「宮崎の海を知る」~環境グラデーション学習、保水実験、海・山・川のつながりを学ぶ~
速報レポート2 「海の恩恵を知る」~延岡の海について学ぶ、干潟の役割を学ぶ、潮干狩り体験~
速報レポート3 「海の恵みを知る」~延岡の海産物について学ぶ、稚魚の放流体験&魚の加工場見学~
速報レポート4 「海との関わりかた」~海を守るためには(海洋ごみ問題)『海の落語』~
速報レポート5 「リバーカヤック体験」~体験活動を通して、ふるさと延岡の自然を大切に想う心を育む~
速報レポート6 「自然体験(交流学習含)」~海辺の生き物探索、ビーチクリーン、地引網体験等~

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