NO団体名主な企画内容
18 珠洲市立大谷小中学校PTA(石川県) 「OHTANI PRIDE ~震災を乗り越えてつなげる伝統~」
能登半島地震で被災した子どもたちが、地域の伝統的な塩づくりを学んだり、珠洲市のシンボル的存在「見附島」をカヤックで一周したり、地域に根ざした自然体験を重ねて、自然と共に生きているということを再発見する。活動を通して、子どもたちの成長を促すとともに、この地域で育ったことを誇りにしながら復興に向け歩む。

速報レポート2 無人島で筏づくり!~1人1人の力を出し切って前進~

活動日: 2024年 8月25日(日)~8月27日(火)
活動場所: 机島(石川県七尾市)
参加人数: 小中学生 5人 / 大人 4人 / 指導者 6人 / 合計 15人

<活動内容>
机島は富山湾にある小さな無人島。地元の若者を中心に立ち上げた机島磨き上げプロジェクト実行委員会の方々と共に、この無人島にある漂着物で筏づくりや、海遊び、釣り、BBQなどをして一日トム・ソーヤ―気分を味わいました。

集合場所に到着すると「サプライズ~!」と大きなヨットで実行委員会の皆さんがお出迎え下さいました。ヨットに乗るのは初めての子どもたちもいてドキドキでしたが、ヨットの先端に乗って思いっきり風を感じて楽しみました。



実行委員会さんのお話では、机島は50年ほど前は避暑地として人気の場所でしたが、今はあまり使われなくなったため島が荒れてしまい、それをどうにかしたいとこの会を作り仲間で島の管理をしているとのことでした。

机島につくとまずは漂流している竹をみんなで海から集めました。そして竹を縄で縛り、筏を作っていきました。最初は子どもたちはもじもじとしながら活動をしていましたが、筏がだんだんと形になっていき、出来上がると歓声が上がりました。





恐る恐る筏に乗るとちゃんと浮かびました!でも乗る人数が多すぎると沈んでしまうのでみんなで色々と調整をしながら、海へ出発!自由に動き回れる様になると、協力して漕げばどこへでも筏で行けるようになりました。隣の無人島まで行ってみたり、筏で追いかけっこしたり。年頃になってあまりしゃべらなかった子どもたちも、だんだんと無邪気な子供らしさが戻り、目を輝かして夢中になって遊んでいました。




何もないのに自然の中だと遊ぶことが無限に出てくる。時間が足りない!というほど子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿が印象的でした。「冒険心」というのは何かが楽しくて、夢中になる事で自然に湧き上がってくる物なのだなと感じました。

2泊3日の能登島でのキャンプは、事前にみんなで楽しく安全に過ごすために、睡眠時間やゲーム機の使い方などのルールを考えたり、朝食のメニューも考えて自分たちでつくることもしました。テント張りや片付けなど生活の面でもあらゆることに挑戦しました。




<子どもたちの感想>
「今までは住んでいるところの周りに自然があってもあまり遊んだことがなかったけど、こうやって自然の中で遊ぶことがとても楽しいんだなってことがわかりました。それだけでも大きな発見です。」中学二年生

「僕は釣りが一番楽しかったです。楽しすぎてまだやり足りないです。」「普段は一人でゲームをしているのが好きだけど、キャンプをしてみんなと一緒に生活をすることはこんなに楽しいんだなと思いました。」小学六年生

「みんなで筏を作って本当に浮かぶのかな?と思ったけど、ちゃんとみんなで乗れて感動しました。竹を使ってご飯を炊いたり今までしたことないことをたくさんできてよかったです!」小学六年生

「落ちている竹を使って筏を作るのはびっくりしました。皆さんに丁寧に教えてもらって、筏ができたけど、最初は乗るのがとても怖かったです。最後には向こうの島まで行けるようになってすごく嬉しかったです。」中学一年生

「自分の住む石川県内にまだまだ自分がやったことがない事がこんなにたくさんあるんだなと思いました。今回はキャンプ中に様々な経験ができていつもと全然違った夏休みになりました。」中学三年生

「地元の若者がこうして立ち上がり自分たちの場所をどうにかしたいという思いと行動力に感動しました。能登全域まだまだ復興のためにやることはありますが、今日は元気を沢山もらいました。お互いに頑張っていきましょう!」保護者



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