NO団体名主な企画内容
18 珠洲市立大谷小中学校PTA(石川県) 「OHTANI PRIDE ~震災を乗り越えてつなげる伝統~」
能登半島地震で被災した子どもたちが、地域の伝統的な塩づくりを学んだり、珠洲市のシンボル的存在「見附島」をカヤックで一周したり、地域に根ざした自然体験を重ねて、自然と共に生きているということを再発見する。活動を通して、子どもたちの成長を促すとともに、この地域で育ったことを誇りにしながら復興に向け歩む。

速報レポート4 雨にも負けず、停電にも負けず、ピザを食べよう!

活動日: 2024年 9月29日(日)
活動場所:珠洲市大谷町
参加人数: 小中学生  4人 / 大人 1人/ 幼児 2人 / 指導者 3人 / 合計 10人

<活動内容>
能登地震から約9ヶ月が経ち、あと一週間で仮設住宅が完成して大谷住民が返ってくるというというタイミングの9月21日に能登に豪雨が能登を襲いました。この豪雨により大谷地区は再度とてつもない被害を受けてしまいました。大谷小中学校の生徒たちは9月21日にに卓球の練習試合で出かけたまま、大谷への帰り道が寸断されたため帰宅することができなくなりました。大谷では携帯電話などの通信も途絶えたため、こどもたちは親とも連絡ができず不安な中、教師の自宅で2日間避難をしました。約三週間たった今でも大谷の各地で断水、停電は続いています。(10月12日現在)




このような状況で今回は活動を続けるかを少し迷いましたが、暗くて重い空気の中で子供たちを放ったまま生活させるのではなく、こどもたちが安心して遊べる場が今こそ必要だと思い、計画されていた内容を多少変更しての活動をする事にしました。

今回指導者としては被災地真っ只中でも、こどもたちが遊べる場を提供されている一般社団法人プレーワーカーズさんを迎えました。テーマは「野外でピザづくり!」。電気がなくても自然の中でピザが焼ける「段ボールオーブン」を一緒に制作することにしました。

まずはピザを焼くためのオーブン作りをしました。オーブンは段ボールを解体して、丁寧にアルミホイルを張って作りました。このアルミのオーブンの中にレンガと金網を使って、二段の棚のようなものをつくり、下に炭を入れてその熱で上の段でピザを焼くという仕組みです。

みんなで一生懸命ピザの生地をこねてから、様々な野菜を切り、それぞれに好きなトッピングを入れてオリジナルピザをつくりました。大盛りの「スタミナピザ」や「ナス好きのためのピザ」、野菜の全く入っていない「アメリカン・ピザ」など楽しい名前を付け合い、ピザをつくりながらも笑い声が絶えまなく続きました。





段ボールのオーブンにピザを入れて、炭の量を変えて火加減を調整しながら待つこと10分。おいしいピザが焼けました。外で焼いて外で食べるピザは格段のおいしさでした!





午後は思い思いに遊びにのめりこむ子供たち。巨大シャボン玉作りに熱中した子供たちは新しい道具をつくったり、技を次々生み出しながら、気持ちの良い青空の中、楽しいひと時を過ごしました。




<子どもたちの感想>
「ピザは初めて作ったけど、思ったよりも簡単でしかもおいしかったのでうれしかったです。自分だけのピザをつくったのも楽しかったです。段ボールの窯もちゃんと使えて驚きでした。」中学二年生
「シャボン玉をつくったのがすごく楽しかったです。大きなシャボン玉がたくさん作れるようになってうれしかったです!」小学六年生
「最初は今日、参加をするか迷いましたが、すごく楽しい一日で、今日来てよかったなと思いました。ピザがとってもおいしかったです。」中学一年生



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