NO団体名主な企画内容
47 筑後川まるごと博物館運営委員会(福岡県) 「今までの活動の成果「高良川(こうらがわ)の昆虫と植物図鑑」を活用した自然体験活動「高良川子ども昆虫探検隊」」
団体制作の図鑑を活用し、子どもたちが昆虫採集などを行う。活動参加歴のある昆虫に詳しい子が、初心者の子の相談相手となり、仲間を増やし、得意を伸ばす活動。見つけた昆虫は「ブログ昆虫探検隊」に掲載し、生物多様性保全の必要性を考えるきっかけにする。

速報レポート4 秋の昆虫35種の名前をみんなで発表

活動日: 2024年10月13日(日)
活動場所:筑後川防災施設くるめウス および筑後川・高良川の合流部河川敷
参加人数: 小学生8人 / 大人6人 / 指導者2人 / 合計16人

<活動内容>
このプログラムでは、九州最大の筑後川と支流高良川の合流部の河川敷の野原や林の中で、公募で集まった子どもたちが、昆虫を探しながら自然体験を行っています。
秋となってもまだまだ暑い午後の活動なので熱中症対策行なって、活動中には、随時水分補給を心掛けました。いつものように始めに館内で、各自で昆虫を入れる三角紙づくりを行ない、準備万端整えて野外活動を始めました。まず集合写真を撮って、堤防上を昆虫を探しながら歩きます。







堤防上の並木道では、夏も見かけたいつものクヌギの木に蜜が出ているところに昆虫たちが集まり、コムラサキのチョウ類やスズメバチが蜜を求めて飛び回っているのを子どもたちは熱心に観察していました。広い草はらの上空にはウスバキトンボが飛び交っており、追いかけて網をふるうとトンボが捕まえられて、子どもたちからは思わず笑顔があふれていました。モンシロチョウが飛んでいるのを捕まえて、上手に三角紙に入れることができた子は得意顔でした。広い河川敷の草はらはバッタの天国です。子どもたちが歩くと、我先にと次々バッタが草むらから飛び出してきました。大きなトノサマバッタを捕まえた男の子は得意満面です。イナゴの仲間も次々と目の前をはねていきます。それを子どもたちは元気に追い掛け回していました。





約1時間のフィールドワークを終えて、くるめウス館内に戻って、各自見つけたり捕まえた昆虫と図鑑の写真を見比べて名前を特定します。事前に渡した当会発行の「昆虫と植物図鑑」が頼りになります。見つけた植物のページを見ると、そこによく来る昆虫が載っています。わからないことは先生に尋ねます。
自分が見つけた昆虫は、図鑑で調べて事前に渡した「今日の昆虫リスト表」に名前を書きます。そしてみんなの前で、発表しました。子どもたちが次々と前に進み出て、みんなの前で自分が見つけた昆虫を発表しました。
中には自分が好きな昆虫の特徴を説明する子もいました。
今日は、全部で35種の昆虫を見つけました。みんなが協力し合えばこんなにたくさんの昆虫を見つけることができました。身近なところにこんなに自然があることに、子どもたちは興味を持ったようでした。





<子どもたちの感想>
・クヌギの木の蜜にチョウやハチが集まっているのが見れて良かった。
・草はらには、バッタやイナゴがたくさんいて楽しかった。
・昆虫は好きな植物のところにいることが分かった。
・35種もの昆虫が見つかって面白かった。
・特大のトノサマバッタが取れて楽しかった。
・虫好きの他の子と友達になれてよかった。
・昆虫の名前を図鑑で調べるのが楽しかった。
・前に出てみんなの前で発表するのがドキドキした。
・自分が見つけた昆虫をみんなに知ってもらえたのがうれしかった。



速報レポート1 高良川で昆虫をさがそう
速報レポート2 木の蜜に群がる昆虫をさがそう
速報レポート3 見つけた昆虫を図鑑で調べよう
速報レポート4 秋の昆虫35種の名前をみんなで発表

■別年度のレポート
2023年度 今までの活動の成果「高良川の昆虫と植物図鑑」を活用した自然体験活動「高良川子ども昆虫探検隊」 実施レポート

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