NO団体名主な企画内容
45 広島県尾道市立高見小学校(広島県) 「ふるさと再発見 〜海と山 大好き向島〜」
自然や環境・エコ問題に関心をもち、郷土の探究と郷土愛を育てる活動。高見の自然博士になろう、山での水質調査などを実施しホタルを呼び戻す活動、高見っ子版ロビンソン・クルーソーの無人島生活体験、海浜清掃活動、町にはない水田を一から作る米栽培、綿を種から栽培し収穫・製品作りなど、学年に応じた多彩な活動を行う。

ふるさと再発見 〜「海と山 大好き 向島」プログラム2009〜 速報レポート4 

日 時:田植え 平成21年 6月7日(日)
    稲刈り 平成21年10月4日(日)
    餅つき 平成21年11月8日(日)(予定)
場 所:広島県尾道市立高見小学校校区の水田(数年前に地域の協力を得て開墾した水田)
参加者:〈田んぼ活動〉
    小学校1〜6年生の希望者19名 家族(保護者等)20名 引率者6名
    向島の自然を愛する同好会「つるかめクラブ」の方 5名
    〈田んぼ活動〉
    小学校1〜6年生の希望者17名 家族(保護者等)16名 引率者7名
    向島の自然を愛する同好会「つるかめクラブ」の方 3名
プログラム(4) 田んぼ活動

 高見小学校は,周囲を瀬戸内海国立公園に指定されている高見山,渡り鳥の飛来する調整池,豊かな海浜生物の生息する干汐海岸があり,海や山の豊かな自然に恵まれています。

 高見小学校のある向島町には水田がありません。数年前に地域の方に協力していただき,荒れ地を開墾し,小さな水田を作りました。それから毎年恒例の活動として,向島の自然を愛する同好会「つるかめクラブ」の方々にご指導いただきながら,「田植え」「稲刈り」「餅つき」の田んぼ活動を行っています。
 田んぼ活動を通して,食に対する関心を高め,収穫の喜びや楽しさを味わい,たくさんの方々の支えがあることに気付き感謝の気持ちをもつことをねらいとしています。
 

活動全体計画 6月 7日(日)田んぼの草取りをし,もち米の稲を植える。
10月4日(日)稲の収穫をする。
11月8日(日)収穫したもち米を使って餅つきをする。

活動内容

田んぼ活動
『6月7日(日)田植え 編』

 田んぼをきれいにしてから,ついに田植えの開始です。つるかめクラブの方に稲の植え方をご指導いただきました。高学年にもなると,昨年経験した児童もおり,田植えの姿勢も格好良くなっていました。初めて参加した児童からは,「田んぼの中がむにむにして気持ちいい!」「楽しい!」という声がたくさんありました。

 低学年の児童には,保護者の方に同伴していただき,安全面の配慮をしました。ぎこちない手つきでしたが,児童も保護者の方も楽しそうに活動していました。

 秋にたくさんの稲穂をつけてくれることを祈って,「豊年エビ」の放流をしました。この豊年エビは,つるかめクラブの方が前日に採集してくださったものです。児童は,初めて見る豊年エビに感動していました。

 田植えが終わると,つるかめクラブの方が,田んぼに棲む水生生物を見ることができるコーナーを作ってくださり,参加者全員が顕微鏡を覗いて,微生物の動く姿や初めて見る形に歓声をあげていました。

田んぼ活動
『10月4日(日)稲刈り 編』

 田んぼ活動第2弾「稲刈り」です。まずは,つるかめクラブの方から稲の刈り方や注意事項を聞きました。今年度から参加した児童は,稲のつかみ方や鎌の使い方など初めて聞くことだらけでしたが,真剣に聞いていました。

 稲刈りが始まりました。最初はぎこちない手つきでしたが,だんだん上手になりました。「もっとやりたい!」という声がたくさんありました。「お米ってひとつの稲から少ししかとれないんだね。」という発見もありました。

 刈り取った稲を束ねています。今回は藁ではなく紐を使って縛りました。なかなかうまく縛れず,つるかめクラブの方に何度も丁寧に教えてもらいました。

 束ねた稲をフェンスに掛けて乾燥させます。1束を6:4に分けて交互に掛けました。

 あっという間に「稲刈り」は終わりました。開始してから約30分間という短時間でしたが,児童は新しい発見と達成感で充実した様子でした。

次回は「餅つき」を予定しております。今回収穫したもち米が,どんなお餅になるか楽しみです。


ふるさと再発見 〜「海と山 大好き 向島」プログラム2009〜 速報レポート1
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