NO団体名主な企画内容
44 ガキ大将養成委員会(島根県) 「北陽わんぱくクラブ」
放課後をいかにハードに団体で遊ぶかをテーマに、借り上げた空き家をベースにクラフト、川遊び、虫捕り、木工、竹細工など、年間を通して249回活動。休日にはシュノーケリング、ラフティング、登山、ツリークライミングなどの日常では出来ない体験を専門家の指導のもと行う。

活動レポート4 海の楽しみ

期 間:8月13日
会 場:島根県出雲市大社町のろの洞窟周辺
参加者:32名 
    サポート8名

 毎年恒例となった「海の楽しみ」を8月13日に開きました。例年はカヌーと渡船で秘密の洞窟に渡りますが、あいにくの時化で中止し海水浴場の岩場で開催しました。洞窟が中止で岡山からの団体はドタキャンになりましたが、それでも34人の参加者でした。
 受付時は土砂降りでしたが、海水浴場に移動したときには何とか雨も上がりました。肌寒い天気なので全員にウェットスーツを配ります。全員で準備体操を済ませ、シュノーケリング組とカヌー組に分かれ講習を受けます。それぞれ専門の指導員が3人ずつ付き、指導と安全管理に当たります。
 毎年、水産学の先生にも同行していただき、見つけた海の生き物について解説してもらいます。この辺の海域は暖かい海のものから寒い海までとてもバリエーションが豊富で先生も吃驚です。この海水浴場の岩場でも、なまこ、サザエ、ヤドカリ、たこ、アメフラシ、鬼カサゴ、ゴンズイ等沢山の生き物が見つかりました。なまこの不思議な生態にびっくりしたり、貝の中にも肉食や草食があること、タコが体の色を変える秘密など、大人も聞き入ってしまいました。





 海の楽しみでは、全員ライフジャケット装着でシュノーケリングです。ここで初めて水に顔を浸ける子も、水中めがねとシュノーケルを付けて少しずつ慣らしていきます。水の中で怖々目を開けると、水中メガメ越しにいろんな魚や海の生き物が沢山でそのまま夢中でシュノーケリングになります。シュノーケリングに慣れた子達は深いところに移動して、魚の群れを追いかけたり、周囲の奇岩を見上げたりしています。時化のために逃げ込んだ沢山の稚魚の群れが回遊する「絵本のスイミー」状態で、子供も大人も夢中でのぞき込んでいました。
 お昼になると炊きたてのお弁当が届きます。漁師さん特製の海の幸を沢山に炊き込んだ貝ごはんのおにぎりと正体不明の魚がたくさん入った磯汁です。普段は魚を食べない子供達も「美味しい。」と夢中で食べています。初めは知らない同士で遠慮していた子ども達もご飯が終わる頃にはすっかり馴染み、大勢でカヌーに乗ったり、見つけた変な生き物を自慢し合ったりと盛り上がっています。
 午後からはカヌー組とシュノーケリング組が交代して遊びます。午前の組に負けないように獲物を追いかけたり、カヌーになれてくると指導者に引率されて外海の波を体験したりして楽しみました。
 15時に集合し、見つけたうちの生き物を海に返して終了としました。
 迎えが来ても帰りたくない子供達がいつまでもぐずぐず言っていました。





参加者の感想

・きれいな魚や怖そうな魚が沢山泳いでいた。
・魚が穴のおうちから顔を出して怒っていた。
・貝のご飯がとても美味しかったです。
 魚なんて絶対食べない子が見たこともないぬるぬるした魚を美味しそうに食べたのには驚きました。実際とっても美味しかったです。
・なまこを触ったら透明なうどんみたいなのが沢山出てきておもしろかった。
・カヌーで海を渡りたくなりました。
・いろんな生き物が沢山見られ、先生の話もとても興味深かったです。
・シュノーケルを上手に使えてうれしかったです。









活動レポート1 北陽わんぱくクラブ
活動レポート2 春の鳶が巣山
活動レポート3 川遊び特訓合宿
活動レポート4 海の楽しみ

■別年度のレポート
2008年度 北陽わんぱくクラブ 実施レポート
2007年度 北陽わんぱくクラブ 実施レポート

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