NO団体名主な企画内容
10 群馬県甘楽郡甘楽町立新屋小学校(群馬県) 「日月火水木金土 そして ミステリー・ツアー」
学校教育で苦手とされている「夜」の活動を補う課外授業。曜日の名前になっている惑星を全て見る。複数回の観察を行う事によって、惑星の価値や形、表面の様子の変化なども調べる。

速報レポート1 「月火水金土を観察しよう」

日 時:平成22年7月23日(金) 午後7時00分~午後8時30分
場 所:新屋小校庭
参加者:児童20名,大人15名 合計35名

 今年は,遅い梅雨入り,早い梅雨明けでした。
 夏休みは21日(水)から。連日猛暑日が続き,午後になると雷雲が発達し,激しい雷雨を伴うことが多く,「星空観察」は厳しい状態でした。23日にようやくサマースクールの第1回目の星空観察会を行うことができました。
 今年の目標は「1週間の星を全部見る」ことです。西の空に水星,金星,火星,木星が見えるはずです。惑星がこんなに近くにいっぱい集まっているのは珍しいようです。このチャンスを見逃さないように計画しましたが,何せ夏は大気中に水蒸気も多く,星空観察には不向きですが,夏休みという,時間にゆとりがある時期はチャンスです。
 不安を抱きながらも,博物館(*)からお借りした2台の望遠鏡を汗だくになりながらセットしました。保護者で天文研究家のYさんが自前の大きな口径の望遠鏡を持ってきてくださり,3台での観察会となりました。
 雲が広がり始めましたが,南東の低いところの雲間から月(月齢11ほど)が姿を見せました。西側の体育館屋根の上方には明るく輝く金星が見えました。残念ながら木星,火星,水星は見られませんでした。雲の広がりを心配しつつ観察を続けると天頂近くにベガ,東北東方向にデネブ,東方向にアルタイルと「夏の大三角形」を見ることが出来ました。
 4年生も参加しており,教科書に出ている「月」「夏の大三角形」を確認することができました。
 今回は「月・金」の二つだけでしたが,見ることが出来てよかったです。次回は1週間後。月や惑星の形,位置・方角などの変化を確認することを伝えました。




今日の子どもたちの感想

・月のまわりがゆらいでいる。
・月の凸凹(クレーター)がはっきり見える。
・金星が丸くない。半分の円みたいだ。
・金星もゆらいで見える。

(*)群馬県立自然史博物館(いつも天体望遠鏡をお借りしています。ありがとうございます)