NO | 団体名 | 主な企画内容
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群馬県甘楽郡甘楽町立新屋小学校(群馬県) |
「日月火水木金土 そして ミステリー・ツアー」 学校教育で苦手とされている「夜」の活動を補う課外授業。曜日の名前になっている惑星を全て見る。複数回の観察を行う事によって、惑星の価値や形、表面の様子の変化なども調べる。 |
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速報レポート3 「月火水金土 そして ミステリー・ツアー」
日 時:平成22年8月12日(木) 午後6時30分〜午後9時00分
場 所:新屋小校庭
参加者:児童18名,中学生5名,大人15名 合計38名
35℃を超える日が少なくなりましたが,蒸し暑い状況は変わらず続いています。
第4回星空観察会は,夏という季節ではよいコンディションになりました。中学の部活動からの帰りの卒業生5人が最初に望遠鏡を覗いてくれました。
月齢2の細い月が西の空低く見えます。暗くなってくると一番星が輝き始めました。
今回は望遠鏡を1台増やし,Yさんの望遠鏡を合わせ4台と豪華になりました。月,火星,金星,土星をそれぞれの望遠鏡で見ることができました。
6日前の8月6日とは火星,金星,土星の位置が違って見えました。明るく輝く金星の斜め右側に土星,上側に火星が見えました。これから観察を続けていけば,位置関係も変わっていき,土星が一番先に西の空に沈んでいくのではないでしょうか。
金星は8月20日に東方最大離角になり,その後形や大きさ,明るさが変わってくると思われます。観察を続けていくことで,惑星の星空での位置,惑星同士の位置関係,形,明るさの変化等を調べることができます。正に「継続は力なり」です。夜ではありますが,大勢の子どもたちに,実際に見てもらいたいです。
今回の目玉の一つが「ペルセウス座流星群」の観察です。南にはさそり座,頭上には夏の大三角形,西には金星や火星,北には北極星,北斗七星(おおぐま座),カシオペア座(一部)が見えるなど,条件はかなりよくなりました。子どもの参加を中心に考えているため,終了の時間を午後9時としました。できればもっと遅い時間の方がよく見えるはずなのですが,いたしかたありません。
頭上にある夏の大三角などを見ているとき,北から南にすごく明るい花火のように流星が流れました。(午後8時ころ) 校庭にいた多くの方々が確認しました。ペルセウス座流星群とは関係がないようですが,感動しました。その後,北極星や北斗七星を見ているとき,東から西に流星がありました。ペルセウス座流星群のようでした。運悪く見えなかった方もいました。
予定した終了時間も近づき,雲も出始めたので,観察終了とさせていただきました。
大勢の皆さんに足を運んでいただき,実物を見ていただくことができてよかったです。