速報レポート４

今年のトム・ソーヤスクールのメインイベントの食育プログラム「モグモグキャンプ」です。
ちょうど夏休みの折り返しに食について学ぶキャンプが始まりました。
５月にみんなで植えた野菜と、近くの農園で飼育されている鶏を捕まえつぶしてチキンカレーにして食べます。そうやって日々の食事について考えるプログラム「いのちをいただきます」スタート！
9：00自然学校に集合して理事長の話を聞いてから風の子農園へ野菜の収穫に行きます。
5月13日にみんなで植えた野菜はちゃんと成長してるかな？ワクワクとドキドキでいっぱいです。
農園に着くと野菜がいっぱいなっていました。真っ赤なトマトや大きなきゅうりピーマンもゴロゴロなってます。ハーブのミントもいっぱい茂っていました。

ボール４つに野菜をいっぱい収穫してキャンプ村に行きます。
今度はお昼の流しそうめんの準備だよ！キャンプ場近くの竹やぶにみんなで行って竹を取って来よう
自分たちで作った樋(とい)にそうめんや野菜、色んな物を流して食べよう！こんなそうめん流しは初めてだよね。

余った竹で自分の器も作ろう！楽しく食べるってのも結構大変なんだなって実感してもらえたかな。
いつも何気なく食べているんだけど食べるってホントに大変な事なんだって少しずつ楽しくわかってもらえたらいいな

みんなで竹を割いて節をとったら高さを合わせて調整します。

竹が曲がっていたから素敵な樋ができました。どんな風に流れるかが楽しみです。
そうめんのつゆもみんなで作ります。はがまに煮干し、かつお節、みりん、しょうゆ、親鳥の細切れを
入れて味を整えます。いつもは瓶に入った冷たいやつだけど今日は温かいおつゆでそうめんをいただきます。流す野菜もみんなで切ります。採れたてのきゅうりも流れるように細く切ります。ミニトマトもへたを取って洗いましょう。

さぁ色んな行程を経てからやっとお昼になりました。今日半日は昼食を楽しく食べるために費やしました。ホント食べるって大変です(汗)簡単に食べれる幸せを日常で感じて下さい。

さぁお昼からは夕食の準備です。夕食のメニューはチキンカレーです！そうです。鶏を取りに行きます！近くの農場にみんなで出発。子ども達自ら鶏を捕まえます。車に乗った時から子ども達は緊張した様子でした。「自分が捕まえた鶏を殺して食べると言うこと。」とても難しいことです。
誇らしい表情の中に何とも複雑な気持ちが見え隠れしています。

農場で捕まえた鶏をキャンプ場に持ち帰って子どもたちの手で潰します。

大人の手を借りながら鶏を潰します。子どもの感想ですが「自分の手を伝わる鶏の血がとても熱かった」
と何度も言っていました。僕にはその言葉で子どもの気持ちが伝わりました。食べるってこういう事。

みんなで羽をむしり部位に切り分けます。このときはみんな静かでした。

鶏をさばき終ったらみんな大好きカレーの準備！農園で収穫してきた野菜とスーパーで買った野菜をみんなで切り分けます。ダッジオーブンに切った野菜を入れて炒め、鶏肉、水、カレールーを入れて
コトコトあとはダッジオーブンにお任せ！今日、宿泊するテントも立てて準備万端

自分たちで植えた野菜、自分たちで収穫した野菜、自分たちで潰した鶏で作ったカレー、
自分で作ったコップ、今日一日で食について色々な体験、経験、考えさせられる事かあったと思います。
食には色んな人達の関わりや手間があり時間がかかるという事、簡単に食べれるにはその裏に沢山の手間暇があるという事を理解してくれたらうれしいです。そうしてもう一つ大事な事を明日学びます。
おもいっきりお腹を減らすことです！

8月11日　(木)　晴れ　参加人数16名　ボランティア2名　中学生2名　大人2名
蘇陽峡に行ってカヌーと川遊び。みんな楽しそうにカヌーや飛び込み、川流れを楽しみました。
たくさん体を動かしてお腹を減らしてたくさんごはんを食べて下さい。
食べるという事は、生きるという事。
みんな一生懸命生きて下さい。

今回のキャンプを通して食べるという事の意味。
「いのちをいただきます」
が少しでも伝わってくれていると嬉しく思います。

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