NO | 団体名 | 主な企画内容
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31 |
池田市公益活動促進協議会(大阪府) |
「第5回 まちの遊学舎 「里山・あそび隊」」 「アタマのてっぺんからアシのつまさきまで、どっぷりまるごと池田・五月山っ子」をキャッチフレーズに「里山を知る・守る・創る・伝える」活動を展開。自然観察や植樹、森の健康診断、ナイトハイク、基地づくり、里山クッキングなどのプログラムを通じて、子どもたちに郷土の自然を愛する心を育む。 |
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速報レポート5 「水の中の生き物を見つけよう」
と き 9月22日(日)午前9時30分~午後2時
場 所 余野川 旧街道<妙見道〜能勢街道、余野街道〜能勢街道>
コミュニティセンター
参加人数 里山・あそび隊隊員 46名
里山・あそび隊 保護者 9名、 幼児 1名
指導:里山・あそび隊実行委員会
五月山グリーンエコー 4名
五月山みどりのネットワーク 4名
里山・あそび隊保護者 2名
ジュニアリーダー(中学生) 1名
池田植物同好会 1名
五月山自然観察インストラクター連絡会 6名
スタッフ:池田公益活動促進協議会 5名
余野川で魚や虫、カニ、エビなど、川にすむいろんな生き物を探して採集し観察をするとともに、水質調査をしました。
フィールドを山から川へとうつし普段ふれあう事の少ない生き物と出会い、またすっかり「生活から遠くなってしまった水辺」での遊びを思い切り体験しました。
活動報告
台風18号の影響で増水し河川敷に自転車が何台も流れつくなど、すっかり様子がかわった余野川でしたが、水量も元通りになり、よいお天気のなか水の中の生き物調査をしました。
池田市では、川が街の西の端を流れており、普段からあまり川遊びをする機会がない地域が大部分のため隊員達は、とても楽しみにこの日を迎えました。
最初にリーダーから川の深い部分や流れの急な場所を教えてもらい、そこには決して近づかないよう注意を受けると、早速各自網を持って川へ入りました。
草の根元、石の下、流れが緩やかな場所と生き物がいそうな場所に網を入れると、小さなエビや稚魚、幼虫をとることができました。小さな学年の隊員は、大きな学年の隊員がすることを真似て挑戦しています。
はじめは触るのもドキドキしていましたが、およそ1時間の間にサワガニ、ドンコ、シマドジョウ、スジエビ、ヌマエビ、サナエトンボのヤゴなど、実に多くの生き物を採集することができました。
採集した生き物はトレーに分けて、五月山自然観察インストラクター連絡会のみなさんにひとつひとつ詳しい解説をうかがいました。
また猪名川河川事務所よりいただいた「猪名川水質調査ハンドブック」を使うと、きれいな水にすんでいるもの、少しきたない水にすんでいるものなど、みつかった生き物により、その川の水のよごれをチェックできることがわかりました。この場所では、きれいな水や少しきたない水にすむいきものが多くみつかりました。
午後からは、昔の人が信仰や特産物の取引のために利用していた旧街道を、山ぞいの街道と川沿いの街道の2班にわかれ、石の道標を探しながら歩いて帰りました。道標には300年以上も昔のものもあり、江戸時代のお侍さんや商人達がこれを頼りに旅をし、今も同じものを目にして歩いているかと思うと不思議な感じがしました。
ほかにも、池田に伝わる織姫伝承や災害のときに人を救った石や池田市で一番大きな木などのお話を聞きながら3kmの道のりを歩いてコミュニティセンターまで帰りました。
今日一日の最後には、見つけた生き物をみんなでチェックして表に書き入れたほか、ふりかえりノートにとても上手にカニや昆虫、魚のスケッチを描いた隊員もいました。
夏の終わりの川の一日は、みんなの記憶にいつまでも残ることでしょう。
成 果
- 山から川へとフィールドをうつしたことで、グループ内でまた別の個々の個性や興味を引き出すきっかけとなった。
- 低学年の隊員が高学年の隊員の様子を見て真似る姿が見受けられた。
- 午後の日差しのなか3kmの道のりを歩いてつかれた様子ではあったが、最後まで自分たちでつかまえた魚や虫を熱心にハンドブックで調べ記録したり、スケッチを残したり、互いに協力する姿が見受けられた。
- 身近な生き物をじっくり観察し知ることで、あそび隊がその生き物の棲息する周辺の環境に目を向けていく過程を目の当たりにする事ができた。
- 「この川にまた来たい!」と隊員から声があがった。
子ども達のきづき/感想
- 魚をとるのがむずかしくてドンコを1ぴきしか手でとれなかったよ
- へびがおよいでいたよ。びっくりした。(川をシマヘビが泳いで渡る場面に遭遇し、全員で観察しました)
- 猪名川にいろんな生き物がいてすごいとおもった
- つりおもしろい!
- めっちゃでかいドンコがおった
- びっくりしたことは川の水がものすごく冷たかった
- じぶんでえびをつかまえた
- カエルこわかった
- サワガニがいっぱいいた
- 石をひっくりかえすとカニがいた
- カニやえびがいっぱいいるのはなぜだろうとおもった
- よくしらないわからない生き物がでてきておもしろい
- エビとかさかなはつかまえるとピチピチはねたからおもしろかった。
- 水の中にいっぱい魚がいたのでびっくりしました
- 魚や虫は草や石の影にかくれている
- 川のきれいさによって、その川に住んでいる魚屋昆虫が違うこと
- 猪名川、余野川には色々な昆虫や魚が住んでいること
- 川がきれいがった
里山・あそび隊 余野川水のなかの生き物調査(2013.9.22)
| 自然度I きれいな水 の生物 | 自然度II 少しきたない水 の生物 | 自然度 III きたない水 の生物 | 自然度 IV 大変きたない水 の生物 |
魚 類 | カワヨシノボリ カワムツ シマドジョウ ドンコ ギギ オイカワ | ← |
昆 虫 類 | ヒゲナガカワトビケラ | サナエトンボの ヤゴ |
| オナシカワゲラ | コオニヤンマの ヤゴ |
| トビケラの巣/カゲロウの幼虫 | ← |
| ヘビトンボ | アメンボ |
| | ヒラタドロムシ |
| | ヤンマのなかまのヤゴ |
貝 / 甲 殻 類 | サワガニ | スジエビ |
| | ミナミヌマエビ |
| | カワニナ |
| | マシジミ |
両 生 類 | | トノサマガエル |
その他の生き物 モクズガニ、コオイムシ
余野川(中川原付近)は… 自然度Ⅱ 少しきたない水
速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3 「五月山ナイトハイク」
速報レポート4 「郷土の祭りをもりあげよう」
速報レポート5 「水の中の生き物を見つけよう」
■別年度のレポート
2014年度 第6回まちの遊学舎「里山・あそび隊」いのちがいっぱい!都会のそばの池田・五月山で山・川・里の贈り物を感じよう! 実施レポート
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