NO団体名主な企画内容
6 羽幌町子ども自然教室(北海道) 「羽幌町子ども自然教室」
ヨットやカヌー体験、25kmのサイクリング、森林ビンゴ等、毎月様々な自然体験を実施し、子どもたちの協調性やチャレンジ精神、郷土を愛する気持ちを育てる。焼尻島キャンプでは森林散歩や磯遊び、テント設営、野外炊飯などを行う。

速報レポート4 「化石発掘体験・羽幌の化石を学ぼう!」

実 施 日 平成26年9月27日(土)
実施場所 羽幌町郷土資料館、羽幌町二股、二股ダム、羽幌町立中央公民館
参加人数 自然教室児童  28名(4年生5名、5年生14名、6年生9名)
引  率 羽幌町立中央公民館職員5名、羽幌町古生物研究会2名
活動報告

 羽幌町は炭鉱の町として知られていますが、「ハボロハナカセキ」のようにその名に町名がついているほど化石発掘の場としてもとても有名です。今回の自然教室では、羽幌町の魅力を肌で感じてもらうため、古生物研究会のみなさんにお願いして化石発掘体験を行いました。
 やや曇りがかった空の下、子供たちは元気にさっそうと集合。おのおのが期待に満ちた表情で発掘の意欲を高めていました。まず向かったのが、町民でもあまり行くことのない「羽幌町郷土資料館」で、化石についての予備知識を学びました。展示されている化石のほとんどが古生物研究会の寄贈によるものなので、発掘時のエピソードを交えながらの説明に、興味深く聞き入り、質問も活発に飛び交っていました。


化石の入ったショーケースに夢中

特別に触ってもいいことに

しっかり説明文まで読んでいます

 資料館を後にし、ついに発掘場所へ到着。草木をかき分けて川岸へ下り、諸注意のあと、それぞれ自分の勘をたよりに移動し、化石を探しました。数日前の大雨のおかげか、次々と化石が転がっており、小さいながらもアンモナイトの化石を発見した子もいました!子供たちは金づちを使って一生懸命石を削り、大きいものは大人がハンマーを使って砕きました。砕けた石から大量の化石を発見したときには子供も大人も手を挙げて大喜び、参加者全員が大小さまざまな化石を持ち帰ることができました。


発掘作業スタート!

おおきい化石がとれました!

講師の方と仲良く一服


長靴に水が入ってもおかまいなし!

もっと振り上げてっ

 発掘作業を終え、お腹ペコペコで二股ダムへ移動。いつのまにか曇り空から太陽が顔をだし、暖かな日差しに包まれながらダムを眺め、広大な草原で昼食をとりました。心地よい風も吹き、最高のシチュエーションで食べたお弁当は頬がとろける美味しさでした。食後の運動にダムに高くそびえる階段を一気にかけあがり、坂を走り下りる、子供たちにとってダムは大きな滑り台のようです。


おいしいお弁当に素敵な景色!

秋の兆しもほんのりと

仲良し3人組!inダム


食後のダッシュ!

ダムをバックに記念写真

一等賞!!

 公民館に戻ってもまだまだ活動は終わっていません。採った化石の総仕上げ、化石クリーニング体験です。時間と人数の関係上、1人5分交替で体験しましたが、その5分間の集中力は計り知れないものがありました。しかし、少しの油断で大きな二枚貝が真っ二つに割れてしまった子もいて、ひどく落ち込んでいました。
 最後に古生物研究会からクリーニングも施されているアンモナイトの化石を子供たち全員にプレゼントされ、自然教室児童代表者からのお礼の言葉で締めくくりました。


細かく丁寧に…

目が真剣そのもの

自分の世界に入って集中!


お手本に釘付け

お礼の言葉を全員で

 今回の活動を経て、子供たちの羽幌町への興味・関心が高まったと感じています。化石という魅力あるツールを活用することにより、今後も今まで以上に郷土を愛する子供たちが増えていけるような環境作りを推進していきたいと思います。また、クリーニングの際、「自然教室外でクリーニング作業とかを手伝ってもらいたい」と古生物研究会の方の連絡先を聞く子がいて、異世代交流のつながりを提供できたことも大きな成果だと感じました。



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