NO団体名主な企画内容
2 NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラスト(北海道) 「きりたっぷ子ども自然クラブ」
地元のプロカメラマンに教えてもらう写真撮影、漁師さんに案内してもらう無人島探検、廃校でのキャンプ、自分で製作した釣竿での釣り体験など、四季折々の自然に触れ、地域の人たちが先生となり、地域に対する誇りや愛着を育てる企画。

速報レポート3

実施期日  2015年8月23日(日)9:30~14:00
場所    霧多布湿原センター周辺(リバーウォークコース)の川
内容    「川のお宝さがし★」
参加者   小学生(1~3年生)13名・ボランティア2名・スタッフ3名 計18名
参加スケジュール

09:30 湿原センター集合、受付
09:45 出発→川で遊ぶ、生き物さがし
12:00 湿原センター到着後、昼食
13:00 フルーツポンチを作ってデザートタイム
14:00 終了、解散

活動内容

 湿原センター周辺には、流れている川沿いに湿原の中をぐるりと歩いて回ることができるリバーウォークコースが整備されています。今回はその川で、生き物さがしをして遊びました。

 濡れてもよい格好で出発し、さっそく川の中へ。タモ網や水中カメラで川の生き物をさがします。腰が浸かるくらいの深さの場所は、最初は躊躇している子もいましたが一度入ってしまえばもうそんなことも忘れ、夢中になって川を覗きこんでいました。スジエビやヨコエビなどのエビの仲間、ミズスマシ、トビケラやその巣、エゾトミヨ(トゲウオの仲間)やウキゴリ(ハゼの仲間)などの小魚、カワシンジュガイ、エゾアカガエルなど、水生生物がたくさん。小さな水槽やバットに入れて観察しました。自分で捕まえて「これは何だろう?」と観察した生き物は、不思議としっかり名前を覚えます。さわり心地や捕まえた嬉しさ、場所の記憶など全部が、子どもたちに刻み込まれるようです。
 川の周りに仕掛けたセンサーカメラには、水を飲みに来たと思われるエゾシカも写っていました。みんなで遊んだ川は、野生動物たちの休息場所にもなっていることがわかりました。
 湿原センターに戻り、着替えてお昼を食べたあとは、川遊びの際に湧き水で冷やしたフルーツ缶でフルーツポンチづくり。缶切りを初めて使う子も、使い方を覚えて一生懸命蓋をあけました。大きなスイカもみんなで協力して全部一口大にカット。仕上げはサイダーにメントスやラムネを投入してしゅわしゅわ~っと大噴出!「わーっ!」と歓声があがりました。
 浜中町は気温も下がり始め、もう秋の気配。おそらく今年最後の、夏らしいプログラムとなりました。

子どもたちの感想(活動後アンケートより)

  • 川の中には知らない生き物がたくさんいた
  • いろんな生き物のことを知れた
  • みんなで遊べてうれしかった
  • すごく楽しかった
  • 魚や虫がとれて、また参加したい
  • 泥だらけになったけど、川の水に入って気持ちいいと思った

スタッフのふりかえり

  • 時間が余ることも予想していたが、飽きることなくずっと川に入っていた。フルーツポンチづくりも低学年だと切るのに少し時間がかかるので、全体的にもう少し長く(30分程)時間設定をしてもよかった。
  • 川遊びの際の持ち物に「濡れてもよい靴」と書いたが、子どもによって長靴、運動靴、サンダルと様々だった。どれでも問題はなかったが、素足を避けたり動きやすさや重さを考えたりすると運動靴が一番良いのでは、という意見に至った。
  • 今回は低学年向けのプログラムとして、「川に入って遊ぶ体験」と「川の生き物(川のお宝)さがし」をテーマに実施したが、高学年向けにも行う機会があれば、川の流水量や透明度を測ってみるなど、簡単な実験をしてみても面白そうだ。


じゃぶじゃぶ川の中へ!

タモ網にかかったエビを観察

カワシンジュガイGET!


エゾシカが写っていたよ

ファーブルでトビケラの巣を観察

真剣な表情で缶を開けています


みんなで協力して切ったよ

サイダーの噴水!楽しかったね!



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■別年度のレポート
2014年度 きりたっぷ子ども自然クラブ 実施レポート

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