NO | 団体名 | 主な企画内容
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出雲市立須佐小学校(委託:須佐コミュニティセンター)(島根県) |
「魅力いっぱい須佐の郷探訪」 学校と地域が一体となって、子どもたちに山の学習をし、昔暮らし体験をさせ、郷土への誇りと愛着をもち心豊かな子どもに育てる企画。水質調査や水質改善のためのEM泥団子作り、森林公園での観察学習などを実施する。 |
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速報レポート3 佐田地域子どもリーダー研修
実施日:7月29日(土)~30日(日)
活動場所:島根県出雲市佐田町須佐地域内目田森林公園
参加者:須佐小学校6年生 6名、窪田小学校6年生 9名、実行委員会スタッフ24名
ねらい
須佐の人や自然にふれあう活動を通して、地域に対する関心を高め、大切にしようとする心情を育てる。
佐田地域子どもリーダー研修の趣旨
子どもの余暇の過ごし方は昔と大きく変わり、今ではテレビ・パソコン・ゲーム機に向かって過ごす時間が圧倒的に多く、野外で遊ぶことが非常に少なくなってきている。このため、私たちの身近にある山や川での遊びは、多くの感動や驚きに満ちているにもかかわらず、そのことに気付かない子どもたちが多くなってきた。また、世の中には物があふれていて生活するには事欠かないけれども、何か災害でも起こればたちまち生きる事さえ危ぶまれる。
そこで、自然に有る物で創意工夫をする事と自活力・協調性を養い生きる力を身に付けさせ、さまざまな環境に順応できる人づくりを目指す。
自然を体験することで個々の感受性を養い、そして、知恵や工夫を育み、ふるさとの自然を理解し愛着をもつ子ども像を目指す。
また、須佐と窪田の両小学校の6年生が一緒の野外活動の体験をとおして、お互いを理解し、連帯を深め今後の中学校生活をより充実させる一助とする。
活動内容
須佐小学校・窪田小学校両校の6年生を対象に1泊2日のサバイバルキャンプを実施する。
野外活動経験者を中心に実行委員会を組織して、子ども主体の活動とし、スタッフは見守りに徹する。
活動で使う食器は竹で、鋸、鉈、ナイフを使って子どもに作らせる。
食事は、材料を渡しメニューは子ども達で考えて作らせる。
ごみの減量、洗剤を最小限にするなど環境についての学習もあわせて行う。
夜は、天体望遠鏡を持ち込み天体の学習をする。
中学校に進学すれば一緒になる子ども達であり中一ギャップ解消にもつなげる。
この活動は子ども主体の活動(生きる力を身に付ける)がねらいで、基本的に親の参加は遠慮願う。
13:00はじめの会(スタッフとの顔合わせを含む)
マイ食器作りから活動を始めます(これを作らないと食事がでません)お皿2、汁椀1、コップ1、箸、スプーンを作ります。スタッフが一番気を遣う活動です
鉈を使って竹を2つに割りお皿2つ
ナイフを使って仕上げ
みんな力作ぞろい
就寝班ごとにテントを設営します
スタッフの指導でテント設営
火焚きは大変だぁー(煙たーい)
食事作り
食材は夕食と明日の朝食分(全部使い切る事)
料理の出来栄えはどうかな!(残さず食べようね)食事が終われば全員で片付けをする。
夜は天体観測(夏の星座についてお話を聞く)
順番に見てみよう
夕方から晴れて天体観測ができた。
今年は、土星、木星、月を天体望遠鏡で見た。
子ども達には、本物をみることで大きな感動があった。
1日目終了、22:00子ども達就寝
リーダー研修2日目スタート
6時起床 早速朝食作りに取りかかる。
朝食の片づけが終わればテントの撤収(夜露でぬれた部分は乾かして)
昼食の準備まで約40分間の自由時間(目田で遊ぼう)
ミステリーハウス(まっすぐにあるけな~い)
いよいよ最後の昼食カレー作り(迎えの家族分も作る)
大量のカレーできあがり(各班ともカレー)
迎えの家族の人も一緒にいただく
スタッフと記念写真
終わりの会(2日間を振り返ってアンケート記入)
☆各班の班長からの振り返っての一言
- 楽しかったのは食事作り。いろいろなスタッフの人と関わって、食事作りはつらいことはあったけど、みんなと協力して出来て良かった。
- 楽しかったのはテントの中で話したのが楽しかった。困った事は、竹の食器作りがなかなかうまくできなくて困った。食べるときに口に刺さらないようにと思って頑張った。
- 楽しかったところは食器作り。スタッフの人に教えてもらいながらできた。苦しかった事は、夜なかなか眠れなかった事。食事作りで、煙で目が痛くなった事も辛かった。
☆参加した子ども達のアンケートから
1.このキャンプでおもしろかったこと
天体観測・食事作り・食器づくり
2.このキャンプに参加してよかったと思うこと
料理作り・食器づくり・天体観測・須佐、窪田で仲良くなれた
3.このキャンプで頑張ったこと
料理作り・竹食器づくり
4.このキャンプでつらかったこと
テントの中でなかなか眠れなかった・火の扱い(特に煙たさ)
5.このキャンプでどんなことに困りましたか
テント設営・火焚き・役割分担
6.このキャンプで気付いたこと、感想
たくさんの体験ができた・みんなで協力してできた食事作り・竹食器づくり
このキャンプで人間の原点を知ることができた(現代の科学力)
等々の意見があったが、参加した子どもたちは、多少の辛さはあったものの新しい発見や、体験(特に刃物の使い方、天体観測で自分の目で見た星、火の焚き方等)をし、2日間の野外活動で大きく成長してくれたと感じた。
今後スタッフからのアンケート、保護者の方からのアンケートも提出いただき、実行委員会の反省と来年への検討課題とし、すべて集約した冊子を作成し、10月に参加者・学校に配布予定です。
速報レポート1 すさっ子探検隊
速報レポート2 EM団子を作って須佐川の環境改善
速報レポート3 佐田地域子どもリーダー研修
速報レポート4 EM団子を作って須佐川の環境改善
速報レポート5 須佐の自然を楽しもう
速報レポート6 山の学習と昔暮らし体験
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