NO団体名主な企画内容
42 出雲市立須佐小学校(委託:須佐コミュニティセンター)(島根県) 「魅力いっぱい須佐の郷探訪」
学校と地域が一体となって、子どもたちに山の学習をし、昔暮らし体験をさせ、郷土への誇りと愛着をもち心豊かな子どもに育てる企画。水質調査や水質改善のためのEM泥団子作り、森林公園での観察学習などを実施する。

速報レポート6 山の学習と昔暮らし体験

実施日:10月20日(金)8:30~12:00
活動場所:島根県出雲市佐田町反辺目田森林公園
参加者:須佐小学校3年生 17名、教職員2名、地域講師2名
ねらい

須佐の人や自然にふれあう活動を通して、地域に対する関心を高め、大切にしようとする心情を育てる。

活動内容

名称:須佐小学校3年生の総合的学習で山の学習「須佐の森のよさを発信しよう」
目的:森林での体験活動を通して、森の果たす役割について五感を通して学ぶ。
活動:シリーズ1
森の宝物についてお話しを聞いたり、森で遊んだり、森の恵みを味わったりする。

活動1.森の働き、土ができるまで、森に生きる生物について地域講師から学ぶ。

  • 片足の下には、20数万匹の小動物や170数億の細菌が暮らしていること。
  • 森の植物が育つための土が1cmできるためには300~500年かかる。
  • 土の中には土づくりをする地中生物がいてそれによって地上には植物が育つ、それを食べる昆虫などの虫類がいて、それを食べる鳥類などいて、またそれを食べる猛禽類がいる、これを生態系と呼ばれそれぞれの生態数はピラミッドの形で成り立っている。それぞれの生物のバランスが大切である事を学んだ。


地域講師からの話を熱心に聞く

活動2.森とふれあって遊ぼう (3班に分かれて活動)
◎樹上に基地を作ろう (2班)


本当に基地ができるのかなあ~

子ども達も段取りが分かってきてみんなで作業

こうやって結ぶのだよ


鋸で必要な長さに切ってみよう

わーい!出来上がったぁー

こんなに上がってもだいじょうぶだょー

◎ターザンロープを作って遊ぼう


木と木にワイヤーロープを張ってのターザンロープ

これっておもしろい!!

活動3.森の秋の味覚に触れ合ってみよう

  • マテバシイのどんぐり
  • スダジイのどんぐり
  • 柴栗
  • 自然薯のむかごを煎って食べる


まずは、マテバシイのどんぐりから食べてみよう。エッ!そんなの食べれるの

こうやって硬い皮をむいて食べるんだ!どれが美味しかったか聞くと柴栗と自然薯のむかごが子ども達には好評であった。

最後に今日は全員がんばりました~。

子ども達の感想

  • 今日は、目田森林公園に行き自然の勉強をし、土の中には虫がいて、その上に木がありその木にはカブトムシやバッタがいて、それを食べる鳥がいて、またその鳥を食べるタカがいてそれで自然が上手くできていることが分かった。自然ってすごーい。
  • 栄養分のある土のでき方を教えていただき、土の中にも色々な生き物が住んでいることが分かり、土の大切さが分かった。
  • 今日は、土と木・虫・鳥の関係を知り、自然はすごく大切なんだと思った。今日1番嬉しかったことは、むかごを食べさてもらったことです。すごく美味しかったです。
  • 木で基地作りをし、初めてのこぎりを使った。どんぐりを食べたとき思った。「木がなかったら美味しいものが食べれたり、基地もできなかったと思った。」
  • ターザンロープや基地作りができたのは、森の恵みとありがたいと思った。
  • 今日の学習で森の大切なこと2つ 1.森のおかげで基地が作れた。 2.森の木があったから、木の実が食べれた。 難しかったこと、大変だったこと 木をひもで結ぶこと。きちっと結ばないとおちてしまう。目田森林公園の森の恵み、良さを発信したい。
  • ターザンロープをする前は怖かったが、乗ってみたら楽しかった。

等々子ども達から沢山の感想をいただきました。子ども達の心には故郷の自然がしっかりと焼き付いたようです。今回は山の学習シリーズ1として今後シリーズ5まで続いて行きます。

参考

今後の山の学習と昔暮らし体験の予定

 ・シリーズ2
  実施日:11月6日(月)9:35~10:20
  活動場所:島根県出雲市佐田町須佐 須佐小学校
  参加者:須佐小学校3年生 17名、教職員2名、地域講師1名
  活動内容:山の働き・恵みについて授業
       (ナラ枯れについての授業を予定していたが、ナラ枯れ終息により、この件は中止)
 ・シリーズ3
  実施日:11月30日(木)9:00~11:10
  活動場所:島根県出雲市佐田町朝原 千石窯
  参 加 者:須佐小学校3年生 17名、教職員2名、地域炭焼きグループ講師6名
  活動内容:地域資源活用の炭焼き体験
       窯立て込み、焚口作り、火入れまでの体験
       (ナラ枯れ対策と被害木の有効利用を計画していたが、ナラ枯れ終息により、この件は中止し健全木で対応)
       今後窯出しまでにどのような作業工程があるのか説明を受ける。
 ・シリーズ4
  実施日:12月14日(木)9:00~11:10
  活動場所:島根県出雲市佐田町朝原 千石窯
  参 加 者:須佐小学校3年生 17名、教職員2名、地域炭焼きグループ講師6名
  活動内容:木炭の窯出し
       炭焼き窯の口開け(立て込んだ時の状態との違いを見る)、
       炭の窯出し(原木と炭を比べてみる。長さ、重さ)
       炭を使っての焼き芋体験
 ・シリーズ5
  実施日:2月7日(水)9:00~11:10
  活動場所:島根県出雲市佐田町須佐 古民家(一縁荘)
  参 加 者:須佐小学校3年生 17名、教職員2名、古民家講師6名
  活動内容:昔暮らし体験
       炭焼き体験で作った木炭を古民家に運び、囲炉裏体験、かまどでの火焚き体験と牡丹餅作り、昔の民具、道具の見学を行う。

計5回の体験で自分の生まれた地域の自然の豊かさ、恵みの多さ、地域資源の活用方法についてしっかりと地域講師の協力を得ながら学ぶ。


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