NO団体名主な企画内容
45 ウエットランドフォーラム(福岡県) 「和白干潟の子ども調査隊・ガタレンジャー2018」
"子どもたち自身で和白干潟の5カ所で環境調査を行い、異なった環境のいろんな生きものたちと出会い、子ども目線で、干潟の生物多様性、楽しさ、大切さを地域へ発信する。"

速報レポート3 第3回ガタレンジャー調査

日  時:6月16日(土)14:00~17:30
集合場所:五丁川河口 福岡市東区塩浜3丁目
調査場所:五丁川河口干潟
参加者:ガタレンジャー8名(高校生2、小学生6)+子供5、保護者6、スタッフ2/計21名

■五丁川河口
 集合場所の五丁川河口で、アカクラゲやミズクラゲ、クサフグなどを観察。階段部分でウミニナやアマガイ、石積みでフタバカクガニやケフサイソガニ、泥っぽいところでハサミシャコエビを観察。人工的に高く盛り上げられた砂混じりの部分ではハクセンシオマネキも観察できました。
 人工的に整備された環境ですが、多様な環境でその特徴的な生物を観察できたようです。

■干潟観察
 干潟へ降りると、砂と泥が混ざった環境で、モンブランケーキのようなタマシキゴカイの糞が一面にありました。卵塊もたくさん確認しました。堤防のそばでカクベンケイガニ、流木に着いているアカニシの卵やコウイカの卵も見つけました。潮がさらに引くとツバサゴカイの棲管が見つかりました。掘り出しやすい棲管をみんなで協力して掘り出しました。ツバサゴカイの不思議な形と感触に参加者は一様に驚いていたようです。
 他には、テッポウエビやマメコブシガニ、ツメタガイの卵塊(砂茶碗)、カンザシゴカイ、タテジマイソギンチャクなどを観察しました。

■生き物チェック
 観察した生物は、アオサ、オゴノリなどの植物も含めると43種類でした。

■まとめ
 3回目の調査では、人工的に整備された河口部分と自然な干潟環境で調査しました。調査の始まりでは潮があまり引いていなかったので観察できる範囲が限られていましたが、時間とともに干潟が干出し、ガタレンジャーの活動範囲も広がって、観察する生物の種類も増えていきました。今回はまさに潮の動きを体感できた調査になったようです。


五丁川の護岸周辺を調査

五丁川河口の干潟を調査

干潟では、タマシキゴカイの卵塊やアカニシの卵、コウイカの卵なども確認しました。



観察後のまとめ。

掘り出したツバサゴカイ



速報レポート1 和白干潟で潮干狩り
速報レポート2 第2回ガタレンジャー調査
速報レポート3 第3回ガタレンジャー調査
速報レポート4 第4回ガタレンジャー調査
速報レポート5
速報レポート6 第6回ガタレンジャーまとめ

■別年度のレポート
2017年度 和白干潟の子ども調査隊・ガタレンジャー 実施レポート

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