NO団体名主な企画内容
45 ウエットランドフォーラム(福岡県) 「和白干潟の子ども調査隊・ガタレンジャー2018」
"子どもたち自身で和白干潟の5カ所で環境調査を行い、異なった環境のいろんな生きものたちと出会い、子ども目線で、干潟の生物多様性、楽しさ、大切さを地域へ発信する。"

速報レポート6 第6回ガタレンジャーまとめ

日時:9月9日(日)13:00~16:30
場所:和白公民館 福岡市東区 和白3丁目28−31  092-606-3001
参加者:ガタレンジャー14名(高校生2、中学生2、小学生10)+子供(高校生1、小学生4)、保護者9、スタッフ3+講師1/計32名
■特別講演:「干潟と子供たちの活動」  講師/田辺篤志さん(熊本大学)

田辺篤志プロフィール:「ユースラムサールジャパン」の代表補佐/ラムサールセンター副会長で、小学生の時から谷津干潟(千葉県習志野市)で干潟や野鳥の保全活動をされてきました。「こどもラムサール」のメンバー、スタッフとして国内外の干潟を守る活動に参加・支援して来られています。
田辺氏の干潟に関わるきっかけとなった、習志野市の谷津干潟周辺の埋め立てや、アオサの課題について話され、ラムサール条約の解説へとつながりました。子供にもわかりやすく、クイズも含めて楽しく展開してくれました。
後半では、「KODOMOラムサール」の参加経験や国際会議への参加から、日本各地、世界の子供達の干潟に関わる活動も紹介され、「日本各地で干潟を守る活動をしている子供達がいるので交流をしたり、世界の干潟へ出て行こう」と、ガタレンジャーへメッセージを送りました。
講演の後、田辺さんから名刺をもらって感激しているガタレンジャーもいました。ガタレンジャーの視野が大きく広がったようです。

■2018調査の振り返り

ガタレンジャー3年間の調査場所の振り返りと、2018年度の調査場所、特徴的な生き物たちを振り返り、後半の意見交換の参考としました。

■生きものマップに載せる「生きものベスト10」を決める

今まで観察したデータを参考にして、どんな生物をみんなに知ってもらいたいか、その理由も。
高校生をリーダーにして、各自考えてきた生き物を出し合い、さらに意見交換をして、10種類を選びました。
それぞれ推薦理由を発表して、みんなに知って欲しい生き物を決める過程は、各自が出会った生き物たちをもう一度振り返り、認識するとてもよい機会になりました。

■和白干潟の未来について/みんなで語り合おう

時間が押してしまって、意見交換の時間がなくなってしまいましたので、発表だけになってしまいましたが、和白干潟の未来についてガタレンジャーの素晴らしい思いを聞くことができました。
特に和白干潟に観察施設が欲しいという意見が多かったようです。佐賀県の干潟や山口県の観察施設に行ったことが影響していたようです。他にも、いつまでも潮干狩りができる干潟であって欲しい。たくさんの人が和白干潟を知って、大切さに気づいて欲しいなどの思いがありました。

■プロモーションビデオの上映

現在、制作を進めている和白干潟のプロモーションビデオがほぼ完成したので、その試写をしました。約90秒の作品です。動画が終わると、皆さんから拍手をいただきました。

■まとめ

ガタレンジャーの活動で、初めて講演を聞く機会を持ちました。少し難しいテーマでしたが、干潟をずっと体感してきたガタレンジャーは興味深く聞いていました。質問もたくさん出ました。ガタレンジャーにとって、他の干潟への興味や干潟を守ることへの意識が確実に芽生えた瞬間でした。
もっともっと干潟の話しをしたい・・・と、参加者全員(ガタレンジャーと保護者)が感じたようでした。で、もう一回「ガタレンジャー番外編」を開催することになりました。乞うご期待ください!!


田辺篤志さんの講演

2018干潟調査の振り返り

高校生がリードして生き物のリストアップ


生き物のリストアップの発表

リストアップされた生き物の生息場所の確認

記念撮影



速報レポート1 和白干潟で潮干狩り
速報レポート2 第2回ガタレンジャー調査
速報レポート3 第3回ガタレンジャー調査
速報レポート4 第4回ガタレンジャー調査
速報レポート5
速報レポート6 第6回ガタレンジャーまとめ

■別年度のレポート
2017年度 和白干潟の子ども調査隊・ガタレンジャー 実施レポート

プログラム検索に戻る