NO団体名主な企画内容
2 室蘭市立大沢小学校(協働:室蘭市立大沢小学校PTA)(北海道) 「"かがやけ 沢っ子 〜ありがとう大沢 校舎がなくなっても、ぼくたちは地域にいるよ!〜"」
"地域事業(美化活動)への参加、および廃校になる小学校に足を運んでもらうための活動を行う。町の緑化活動、全校・校内キャンプなど地域の方々と子どもたちが協力し活動することを通して、地域愛を育み、街ぐるみの「顔馴染みの輪」をつくる。"

速報レポート7

実施日 2019年10月 7日
参加者 小学生18名 保護者23名 教職員2名
活動内容

大沢小学校「地域魅力発見!室蘭のさかなを見に行こう!!」
室蘭市は雄大な噴火湾と太平洋岸の交わる豊かな海域です。大型のマグロやシロサケをはじめ、そい、毛ガニ、ウニ、水タコなどの魚類に加え、穏やかな噴火湾で養殖されるホタテなど豊富な資源に恵まれ年間20万トンを超える水揚げを誇ります。
今回、第25回目を迎える『さかなの港町同窓会』へ希望者を募り参加してきました。室蘭市や水産会社、漁業協同組合をはじめ、実際に漁に出ている漁師の皆さんとふれあい、旬の食材を食す。室蘭から日本や世界へ流通する原点を体験しながら、郷土に対する愛情を育む活動です。

活動詳細

タイムスケジュール
8:50 追直漁港 特設会場
9:00 趣旨説明・安全事項確認
     グループに別れ、会場内視察
10:30 水産会社見学
     特設ブースにて見学・体験
11:00 サケのつかみ取りプール・さけのぼう引き体験
11:30 水揚げされたばかりの海産物食事体験
     当日水揚げの食材をいただく
12:30 大沢小学校「地域魅力発見!室蘭のさかなを見に行こう!!」活動終了

1、特設会場内視察・水産会社見学 10:30~

普段、子供たちにとってふれる機会のない水産関係のお仕事。
室蘭市農水産課や水産会社((株)カネショウ水産 代表 勝浦様)、現役漁師 西澤様から室蘭近海における水揚げのお話しやサケの三枚おろし実演など見学させていただきました。
参加した子供たちは、市職員の説明に「室蘭でこんなに多くの種類の魚や貝類、わかめや昆布が取れているんだ!」と驚きの様子で聞き入っていました。年間の水揚げ高や種類の豊富さ、2013年から供用開始となった追直漁港沖合人工島Mランドや隣接する北海道立栽培水産試験場についても説明を受け、室蘭の魅力をまた一つ実感したことと思います。









2、サケのつかみ取りプール・さけのぼう引き体験 11:00~

実際に泳いでいるサケを捕まえる体験。
早朝に漁に出て水揚げしたサケを船から直接ジャンボ水槽に移し、元気に泳いでいるサケを捕まえます。なかなか捕まえられない子や「キャー、もうヤダー」と涙声で怖がる子、「捕ったどー」と雄叫びを上げる子など様々。制限時間は2分間。当日の天候は晴天、とはいえ10月の北海道、気温は13度。海から汲み上げた海水プールに入るだけでも勇気がいります。





さけのぼう引きはイベントでも人気の企画。早朝から多くの人が列をつくりチャンスを狙います。大沢小からの参加者の中で、幸運にも権利を得たのは3家族。しかし、チャンスをつかんでもただでは終わらないのが、このぼう引きです。大きな水槽の中に紐で吊るしたさけ。紐の先には待望のサケが1~3匹。オスだけやメスだけの組合せなど様々。サケ3匹を手にした子供は「やったー」と歓声を上げ、ずっしりとした重みを実感していました。つかみ取りやぼう引きなどの企画の中で、実際に生きている本物に触れる大変よい経験になったと思います。





3、水揚げされたばかりの海産物食事体験 11:30~

室蘭近海で水揚げされたマグロのお刺身や漁業組合女性部 浜の母さん手作り、サケの1,000人鍋をいただきました。海風で冷えた体も温まる優しいあら汁に子供たちも大人も笑顔になります。直径1メートルほどの大きなお鍋2つで作る1,000人鍋もあっという間に完売。
水産関係の皆さんから伺ったお話しに、生きている命をいただくことがどれほど尊いかという内容がありました。魚の中には小骨が多く、正直、食べにくいお魚もある。でも、寒い日も暑い日も波が高い時も命がけで漁に出る。そこで捕ってきた大切な魚。いただく命を思って大切に食べてほしい。とお話しくださった漁師の西澤様。その言葉を感じたのか子供たちも「いただきます」と手を合わせていました。「美味しいね」と子供たちが顔を見合わせ、笑顔があふれます。地域の皆さんを知る。地域の資源を知る。地域の魅力を実感する。この素晴らしい地域に住み続けたいと思う心に郷土愛が育まれると考えています。




4、大沢小学校「地域魅力発見!室蘭のさかなを見に行こう!!」活動終了 ~12:30

たくさんの方とお話ししたり、見たり、ふれたり、子供たちにとって大きな気づきの一日になったと感じています。お忙しい中にありながら、子供たちの質問にも丁寧に答えてくださった関係者の皆様に深く感謝しております。
閉校式典まで、あと138日(10月6日現在)となりましたが、今何ができるのか、これから何ができるのかを校長先生や教頭先生をはじめ地域の皆さんと話合い子供たちが大沢小学校を巣立ち、次のステージでも輝けるよう私たちPTAも活動を続けてまいります。

参加児童の感想

  • 室蘭でカニやブリが獲れるのを知らなかった。大きな鍋で作ったサケ鍋は最高に美味しかった(6年生)
  • 大きな魚を捕まえるのは、はじめ怖くて気持ち悪かった。でも一回捕まえたら簡単につかめて楽しかった(1年生)
  • 魚が苦手な子供たちが、棒引きやつかみ取りで自分が取った(≠獲った)魚を「食べたい!」と興味を持ったのにはびっくりしました。後日食卓に出した際も「これ私が取った魚?!美味しい!!」と魚嫌いを克服したようで、イベントに参加して良かったです(保護者)
  • 水産業も盛んな街なので子供に実際に触れ親しむことで地元の事を知って貰えたと思う。子供たちがこれからも地元に目を向けられる「元気な地元・街作り」は、私たち親世代の重要な役目・使命ではないかと感じた(保護者)



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