速報レポート６　白神Jr.レンジャーキャンプ　Challengeコース（3日目）

3日目は距離を短く設定したこともあり、ゆっくりしたスタートで9時に熊の湯を出発した。３日目の目標は３㎞先の一ツ森の集落とし、その後余裕があればさらに歩き、午前中をかけて種里城跡まで歩くことを目標とした。この日の赤石川は川幅が50m程度あり、平瀬や早瀬、礫川原が連続する様相を呈し、また周囲には集落や小規模の水田、河畔林が広がっていた。
前日までと変わり曇天と低い気温により、多少の小雨は降りつつも歩きやすい環境であった。３日目は吉川さんと分かれ、子ども達が道を見つけながら歩く活動となった。赤石渓流線を歩き、途中インフォメーションセンターの方からお声がけいただき雨宿りがてら施設見学や、子ども達が声掛けしアユの養魚場の施設見学やアユについて話を伺うことなど突発的なイベントが発生した。地域の方に道を尋ね日本海までのルートを探っていくが、当初はなかなか声を掛けることが出来なかったが、次第に集落から離れ、人と接する機会が少なくなってくると、不安に掻き立てられ、声掛けするようになった。さらに赤石堰堤から日本海まで歩いていることを伝えると一様に驚かれ、子ども達も次第に誇らしげに感じたようだった。地域の方からスイカの差し入れをいただき、その場で頂くといううれしいご褒美もあり、午前中のうちに種里城跡まで歩くことが出来た。
午後からは、前日のトレッキング中に見つけた川遊びポイントに出向き、飛び込みや川流れ体験などの楽しんだ。夜は、焚火を囲んで吉川さんから白神でクマと遭遇した時の話やクマ猟の習わし、自然環境のバランスが崩れつつあること、地球は困っておらず、地球の上にすむ人間が困っているなど日頃の生活を見直すきっかけをいただいた。
この日、子ども達は6.5㎞先の種里城跡まで3時間かけて歩いた。明日は残りの8㎞を歩く予定である。計画立案は時間が遅くなったため、翌日に持ち越すこととした。9時には就寝し、最終日に備えた。(8/1　6.5㎞　3時間)

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