速報レポート９　白神Jr.レンジャーキャンプ　Advanceコース（２日目）

　朝6時に起床。谷地形のため日差しが届かず気温が低い状況が続いた。起床後すぐに薪ストーブに火を入れ、朝食の準備に取り掛かった。
　2日目は本格的な渓流釣りの挑戦となり、午前中は吉川氏の案内で赤石の集落を通る支流の１つに出向いた。ここでも魚影こそ確認できるが、なかなか釣り上げることは出来ず、周囲にあるヤマグリを食材として確保できた。午後からはキャンプ地より上流域の流入支渓に入った。午前中の川と違い、源流に近い環境で上流方向に魚に姿を気取られないように細心の注意を払って歩いた。結果として26㎝と24㎝のイワナを釣り上げることが出来た。吉川氏によると魚道のない砂防堰堤によりイワナの遡上を妨げられ、イワナを捕ってしまうことで魚が少なくなってしまうことが伝えられた。子ども達は相談しここでのイワナは堰堤の上流側でリリースし、今後もここでの魚釣りが出来るように将来に期待した。
　キャンプ地に戻り夕食の準備に取り掛かった。子ども達は自身の手で火を起こし、採ってきた食材をスタッフの指導のもと下ごしらえし調理を行った。吉川氏からイワナやヤマメ、アユを提供いただき、串焼きとした。さらにキノコやヤマグリを加えた炊き込みご飯を作り、夕飯とした。山の恵みをふんだんに取り入れた夕飯で、いつもより少量の食事であったが、口にする一口一口に大変重みを感じたようだった。

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