速報レポート５

　2021年度ワンダーフォーゲル部が始動して初めての登山の1日であった。例年通りであれば、気候の良い春に「新入生歓迎登山」を行い、景色を楽しみ、新入部員は山に慣れていく。今年度はそのような機会はコロナ渦で持てず、「初めての登山」がいきなり「地図とコンパスを持って読図をするオリエンテーリング登山」と相成った。しかも、季節は連日猛暑日が続く、夏休み期間の真夏日。ワンダーフォーゲル部として初めての登山の部員のみならず、全員にとって暑さのと戦うなかなか過酷な山行きとなった。
　集合場所に現れた部員14名のうち、2名を除く12名がハーフパンツ姿、、、言うまでも無く無数の蚊に刺され、痒みとの戦い。加えて藪を進む時はトゲのある草に悲鳴を上げていた。「山は長ズボンで」ということや、「水分は多めに盛ってくる」等、登山の基本的なことを身をもって体験できた貴重な1日であった。
　また、日ごろ練習不足の部員はバテており、「ふだんの練習を大事にすることがいかに大切か」を学べた登山となった。
　肝心の読図に関しては等高線を読むことや地形図を見て距離感をつかむことはまだまだ難しい様子であったが、「楽しかった！」という声が聞かれ、次に繋がる良い1日となった。
　午後から空が曇り始めたが、間一髪、最寄りの駅についてからの雷模様となった。

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