速報レポート3 「森のSDGs」活動日:2023年6月4日(日)
活動内容
活動場所:福井県若狭町能登野区地係 里地里山「のとのの里」 参加人数: 小中学生 3人 / 大人 5人 / 指導者 7人 / 合計15人 将来を担う子どもたちが里山の自然と触れ合い、自然との共存や自然環境について考え、学ぶ場として「豊かな森づくり」活動を行っているが、その一つとして「森のSDGs」がある。活動内容として今年度は、獣害による立ち枯れや倒木が目立つ「森の観察」と、荒れた里山を身近な存在とするための倒木の処理活動「森のそうじ」を行い、倒木等の有効利用活動にも取り組んだ。 獣害にあった木を探し出し、目印となるロープを巻きつけている子ども。子どもたちは「なんで樹皮をはがしたのか?」、また、「どんな動物が樹皮をはがしたのか?」など獣害の実態について考えた。 倒木の原因について自分の考えを発表している子ども。樹皮は一部剥がれているが、木にいくつもの小さな穴があることにも気づき、指導者から甲虫による「なら枯れ」であることを学んだ。また、人と山とのかかわりが薄くなったことも原因であると教えてもらった。 植樹地帯の獣害の実態調査で、昨年のミニ植樹祭で植えたクヌギの苗木が掘り起こされている様子を観察している子どもたち。猪が堆肥を入れた箇所のミミズを取るために掘り起こしたであろうということ学んだ。同様な害がないかを探し、新たに3か所見つけた。いずれも掘られて日が浅く、生育が可能であるため、一人1本を受け持って埋め戻し、獣害ネットも付け直した。 (2) 倒木の利用:薪づくり 倒木を薪として活用するため、薪割を行う広場まで引きずり出せる長さにその場でいくつかに切断している子ども。初めてのこぎりを手にした子どもであるが、簡単なアドバイスだけで他の子と同様に硬い楢の木をしっかり切り分けていた。 広場まで持ち出した倒木の処理作業をしている子ども。細い部分は焚き付用に、太い丸太は薪用として適当な長さに切断している。 玉切りした丸太をキンドリングクラッカーで割り、薪づくりを行っている子ども。子どもたちにとってはカケヤが相当重く、初めは割るのに苦労していたが、次第にコツをつかみ、気合を入れて割るようになっていた。 (3) ピザづくりと昼食、フリータイム ピザつくりでピザ生地を伸ばしトッピングを行っている子どもたち。3人が中心となって、スタッフのピザも作ってくれた。 焼きあがったピザをメインとした昼食の風景。この後、余熱で焼いたパンも出てきて豊かな食事となった。 口に含んだビワの種を一気に吹き飛ばしてその距離を競っている子どもたち。ビワは地域の方が自宅でとれたのを持って来てくれたものである。昼食後のフリータイムに美味しくいただいたが、子どもたちの発想は豊かで、いつの間にか種飛ばし競争していた。一人、まったく飛ばせない子がいたが、次は負けないと次回のチャレンジを求めてきた。7月の水遊び活動時にスイカの種飛ばしでリベンジの場を設けることとした。 活動の様子の一部は、MMネットで放映された。(開始5分35秒後から)
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