速報レポート3 「永久機関を体験してみる」活動日 6月20日(火)
活動内容
活動場所 放課後児童クラブ「もあなのいえ」 参加者 子ども15名/スタッフ2名 今回のUniversal Viewでは『永久機関を体験してみよう』という活動を行いました。このようなテーマで行っていますが、実際のところは残念ながら理論上は永久機関を作ることはできません。(モノを動かすときには摩擦などのエネルギーロスがあり、このロスをゼロにしなければエネルギー無しに動く機関を作ることはできないのです。) ペットボトルとストローを使って実演です。子ども達の視線がストローの先に集まります。 「おぉーー!!!ずっと水が出てる!!」 次に紹介したのは’’ニュートンのゆりかご’’というものです。こちらでは、運動量保存の法則を子ども達と一緒に学びました。 スタッフ「この右の球を1つ持ちあげて、ここで手を離したらどうなると思う?」 子ども達のすべての目線が右の球に向けられます。 動き出す球に、またも子ども達からの歓声が!! 右手と左手を球に見立てて予想。「こういう風に動くと思うけどな~」 ここまで紹介が終わったら、いよいよ自分たちで作ってみる時間です。今回は’’ヘロンの噴水’’というものを作ってみました。これは、水が上の容器から下に流れることで、下の容器の空気圧が大きくなり、空気に押しのけられた水が上に噴き出すというもので、重力で下に落ちる水の力で、空気を圧縮してポンプのように水を噴出させる仕組みです。(子ども達にも仕組みについては説明しています。) ペットボトルは様々な大きさ・形のものを準備しました。ここでのアイテム選びから準備が始まっていきます。チームで使用するペットボトルが決まったら作業開始です。完成品が載っているお手本の写真を見ながら作っていきます。 「ここに穴を開けたらいいんじゃない?」 この実験で大切になるのは’’空気圧’’です。ペットボトルの隙間やストローのつなぎ目から空気が入ってしまうと、中の空気圧の変化がなくなり、水は出てきません。なので、つなぎ目は重点的に止めていきます。 2本のストローを合体したときに、途中から空気が漏れていないかどうかは吹いて確認してみます。 では、いよいよお水を入れてみます。水漏れ、空気漏れ、ストローが足りないなどの問題が次から次へと出てきましたが、何度も試作品を作り、それを補強することで最終的には半分のチームの噴水から水が出てきました! 実験の時には、自分のチーム、他のチーム関係なくみんなが集まって実験の結果を見届けます。 こうしてこの日の活動が終わりました。どのように作るかを考えるときに、話し合いや設計図よりも先に、とりあえずやっちゃおう!という考えの子ども達。その実行力のおかげで、関係ないところに穴を開けてしまったり、ストローを切りすぎて長さが足りなかったりしましたが、その失敗も子ども達が計画性を身につけるための良い経験だと思います(笑)今後も、その溢れる想像力でたくさんの遊びに打ち込んでほしいものです。 速報レポート1 「緑道の物を使ってろ過装置を作る」 速報レポート2 「緑道の物を使ってろ過装置を作る」 速報レポート3 「永久機関を体験してみる」 速報レポート4 「ジオラマ標本」 速報レポート5 放課後児童クラブ「もあなのいえ」Universal View「ジオラマ標本」 速報レポート6 放課後児童クラブ「もあなのいえ」Universal View「永久機関を考える」 プログラム検索に戻る |