NO団体名主な企画内容
10 NPO法人 もあなキッズ自然楽校(神奈川県) 「Universal View -身近にある自然を“いつもとは別の視点”から見てみよう!」
学童に通う小学1~6年生が、体験や実験を通して、いつもとは別の視点から身近にある自然とふれあうプログラム。実験装置を作って自然界の仕組みを学んだり、顕微鏡でミクロの世界をのぞいてみたりする。

速報レポート6 放課後児童クラブ「もあなのいえ」Universal View「永久機関を考える」

活動日: 2023年 10 月 10  日( 火 )
活動場所:
参加人数: 小中学生 15  人 / 大人   人 / 指導者 2  人 / 合計 17  人
活動内容

この週は永久機関を様々な面から考えてみます。
前回は過去の研究者が実験した永久機関をたくさん紹介しましたが、どうしてそこまでして昔の人は永久機関を作りたかったのでしょうか。まず初めに、前回の振り返りから始めます。1回目にも紹介したニュートンのゆりかごの実演もやってみました。

スタッフ「この球を2個引っ張って離したらどうなるでしょう?」
子「逆側がおんなじように動くんでしょ!そんなの覚えてるよ!」


ニュートンのゆりかごの実演中。

初めて見たときのインパクトが大きかったからか、ほとんどの子ども達がどのように動くかを覚えていました。振り返りが済んだら今回の本題です。昔の人たちはどうして永久機関の研究をしていたのでしょうか。これには様々な意見があるかと思いますが、おそらくはエネルギー問題の解決につながる発明になるからでしょう。永久に動き続け、エネルギーを生み出すなんてことができたら、現代であってもノーベル賞モノです(笑)そんな歴史があるうえで、子ども達と『新しい永久機関を考えよう!』なんて言うのは少し無理があります(笑)

では、永久機関というテーマから視点を変えて子ども達にこんな質問。

スタッフ「みんなは1日中ゲームできる?」
子「楽勝」
子「前に10時間くらいやったことあるよ」
スタッフ「もしそれでエネルギー作れたら、エネルギー問題解決できるんじゃない?(笑)」
子「永久機関無くてもエネルギー作れるじゃん」
子「じゃあ俺でもエネルギー作れるわ!」

そこで、今自分の日々やっていることや世の中で当たり前に行われていることからエネルギーを作る発明を考えるワークを行いました。
内容は、いくつかのチームに分かれて日常からエネルギーを簡単に生み出せる方法を考えるというものです。


「静電気とかもたくさんやったらエネルギーになるんじゃない?」

思いついたアイデアはワークシートに記録していきます。考えを字や絵にすることで、「もっとこうした方がいいんじゃない?」という改善案も続々と出てきました。


「僕たちのチームは5個も思いついたよ!」

そして最後に各チームの発明を発表します。子ども達ならではのユニークな意見がたくさん出てきました。


「みんなが歩くところに発電できるマットを置くのと、声とか音を電気に変える装置を音楽ライブとかスポーツ観戦とかにつけます。」

他にも、磁石を使うもの、魚はたくさん泳ぐからそれに装置をつけてエネルギーをもらう、扇風機に発電装置をつける(風力発電の小さいバージョン)など面白い発明がたくさん!史上初と思われるアイデアがたくさん出ました!


ワークシートはこんな感じ!

今回の活動では、子ども達と簡単にエネルギーを作る方法を考えました。子ども達のこれまでの人生経験から、ユニークな意見がたくさん出てきました。子ども達ならでは発想を大切にし、未来の発明への夢や想像力がたくさん生まれる考え方をこれからも大切にしたいです。


速報レポート1 「緑道の物を使ってろ過装置を作る」
速報レポート2 「緑道の物を使ってろ過装置を作る」
速報レポート3 「永久機関を体験してみる」
速報レポート4 「ジオラマ標本」
速報レポート5 放課後児童クラブ「もあなのいえ」Universal View「ジオラマ標本」
速報レポート6 放課後児童クラブ「もあなのいえ」Universal View「永久機関を考える」

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