速報レポート3 【川育】ウォーターアクティビティ活動日:令和5年7月18日(火)8:40~11:50
活動内容
活動場所:矢ノ川中流の通称「どん淵」 参加人数:小学生 13人/大人 9人/指導者 2人/合計 24人 8:40 ~ 9:05 矢浜小学校から「どん淵」へ移動 ~①ゴミ拾い~ 今回も前回の活動と同様に、第1回でいただいたつなぎ服を着用し、「どん淵」の駐車場に着きました。「どん淵」に行くまでの道は山道です。そのため、最初に前回の第2回の振り返りや第1回で考えた「山・川・海」の気を付けるべきことシートを用いて、山道を歩く際に大人の指示をしっかり聞いて動くことや、気を付けて歩いて滑らないようにするなど、注意点の再確認をしました。 その後、道路沿いの道から山道に入り、斜面や細い道、川の浅い場所を通って、川岸に到着しました。この日は朝から暑かったことから、まずは熱中症対策として体を冷やす目的で、子どもたちに、「浮くっしょん」という水辺でのアクティビティにも活用できるライフジャケットを着用させて川へ入り、実際に浮くことを体験しました。このときはまだ川が苦手で、水の中に入ることを嫌がる子どももいました。 川岸に戻って子どもたちから、「ゴミが落ちている」と発言がありました。そこで、子どもたちは自分たちで仕事を割り振って、予め用意されていた火ばさみやごみ袋を使って、周辺のゴミ拾いを行いました。(画像1) この後、川岸に放置された炭を見つけ、講師の有限会社ドーモの森田さんから、炭を放置した場合、炭は分解されずいつまでも残り、増水時には流されることでゴミとなってしまうことや、炭により熱せられた石は、当然熱くなっており、また時間が経つと割れやすく、割れると先が尖った形になるので危険であるため、炭の後片付けとして、炭をできるだけ回収し、廻りの石で焦げた石が見えなくなるまで積み上げていく方法の説明が行われました。子どもたちはその説明を聞いて、「前回の山の炭とはちがうんだな。」「石とか割れていたら危ないよな。」と感想を話していました。(画像2) 補足説明として、最近直火禁止の場所が増えてきたのは、今回のような炭や焦げた石が放置されている状況が原因であり、改めて適切な後片け方法を、子供も含め参加者全員で再確認しました。 川の近くにゴミがないか探索中です! 炭の後片付けの仕方や直火による危険性を教えてもらいました。 ~②川に流されてみる体験~ まず、ライフジャケットを着用した状態で流される体験を行いました。(画像3)。仰向けになり力を抜いてフワフワと浮いて流されます。水面はおだやかでしたが、水中の流れは速いため、泳ぎの苦手な子どもは、浮くポイントがわかるまで時間がかかりましたが、周りの大人の手を借りながら、流れに逆らわず水に沈まないような体勢をキープしながら、流されるコツをつかんでいきました。 その後、講師の森田さんから、「流されてみてどうだったか」と質問され、子どもたちは「怖かった。」「流される人の気持ちがわかった。」といった感想を話しました。それらの感想に対して、森田さんから「じゃあ、流される人は浮くっしょんをつけているかな。」と質問され、体験したことと現実の違いに気づきました。次に、その気づきから、ライフジャケットを着用せずに川に流される体験を行いました。(画像4)。 この体験を終えた子どもたちは「浮くっしょんないと無理や。」「さっきより怖かった。」と話していました。その後、森田さんに「浮くっしょんがないときは、どうやったら浮くかな。」と質問され、大半の子どもたちが「ペットボトルで浮く。」と答えていました。最後に、子どもたちの答えから、ライフジャケットを着用せず、ペットボトルのみで浮く体験を行いました。(画像5)。この体験を終えた子どもたちは、「本当にペットボトルで浮くんやな。」「首の方に持ってくると浮きやすいで。」と感想を話し合っていました。 ペットボトルのみで浮く体験が終わってすぐに、子どもたちは「浮くっしょんつけていい。」と森田さんに聞いて身に付け、今回の体験の最後まで全員ライフジャケットを身に付けておりました。川に流されてみる体験を行ったことで、川で安全に楽しむためにはどうすればよいか考え、自らの判断でライフジャケットを身に付けておりました。 これらの体験を終えて川岸に戻った後、森田さんの「もし、おぼれている人がいたらどうするか。」と質問され、子どもたちは「自分で助けに行かず、大人を呼ぶ。」「ペットボトルを投げる。」と答えました。それらの発言から、実際に、尾鷲市水産農林課の岩屋さんにおぼれた人の役をして川に浮いてもらい、そこまでペットボトルを投げることができるか試してみました。 子どもたちが空の2Lのペットボトルを投げたところ、遠くまでペットボトルが届かなかったことに対して、「水を入れた方が飛ぶ」と意見があり、水を入れると遠くまでペットボトルを投げることに成功しました。その後は、空のペットボトルと少し水の入ったペットボトルを投げ比べ、その違いを体験しました。(画像6)。投げ終わった子は、おぼれている側の役割をして、川の流れに乗る活動を含めて、おぼれる側と助ける側の両方の体験をすることができました。 浮くっしょんありで流されてみました。 浮くっしょんなしだと少し怖かったみたいです。 ペットボトルでも浮きました。 ペットボトルの投げ比べ。とび方が全然違いました! ~③飛込体験~ 我先にと子どもたちが嬉しそうに飛び込む一方で(画像8)、なかなか飛び込むことができない子どももいました。(画像9)。そういう子どもも含めて全員が飛び込むまで、先に飛び込んだ子どもたちは、下で見守っていたり、声をかけて励ましたりと、飛び込もうとしている子どもを優しく、そして力強く後押しする雰囲気が見られました。そうした雰囲気の中で子どもたちは、意を決して一人で飛び込んだり、先生と一緒に飛び込んだりと、最終的に13人全員が飛び込むことができました。最後の一人が飛び込んだとき、子どもたちが歓声をあげ、全員が達成感を感じさせる表情を見せていました。 全員が飛込を行ったあと、シュノーケル体験を行う時間がなかったため、自由時間として水鉄砲で遊んだり、飛込をする時間に変更しました。最初の水慣れのとき、川に入ることが苦手だった子どもが、飛込を行ってからは川に入って楽しそうに水鉄砲で遊んでいました。また、飛込が怖くて、先生と一緒に飛び込んだ子どもは、1回行うと「楽しかった!」といい2回目は一人で飛び込みました。このように、泳げなかったり水の中が苦手な子どもが、今回の体験 ~④尾鷲ヒノキについて~ ~⑤ふりかえり~ 全員集合!この後、飛び込みます! 一世一代の大ジャンプ! 怖かった子もがんばって飛び込みました。 ヒノキの見分け方を実物を見ながら勉強しました。
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