NO | 団体名 | 主な企画内容
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延岡市立南浦中学校(宮崎県) |
「豊かなふるさと南浦自然物語」 子どもたちが登山、川に棲む生物・植物調査、海岸清掃やシーカヤックなど、地域の山・川・海での自然体験活動。これらの活動を通して、地域の魅力を発見し、ふるさとに対する愛着を深めながら、その魅力を発信していくことで地域の活性化を図る活動。 |
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速報レポート6 南浦地区に生息する重要希少生物についての学習と観察会
活動日: 2023年9月27日(水)
活動場所: 南浦中学校 図書室、熊野江川河口
参加人数: 小中学生16 人 / 指導者1 人 / 参観者 4名 / 職員 10名 合計31 人
活動内容
南浦地区にどれだけの素晴らしい自然や希少生物がいるかを知るために、宮崎大学名誉教授の三浦知之様に来校していただき、講義とフィールドワークをしていただきました。講義では、クマノエミオスジガニやヒモイカリナマコ、ヒモイカリナマコツマミガイなどの珍しい生物がこの地区には生きていて、素晴らしい環境下でみんなは過ごせているということに子どもたちは感心していました。また、昆虫によく効く殺虫剤などが同じ節足動物のカニやエビにも影響を与え、そのことも数が減っている要因の一つということを聞いて衝撃を受けているようでした。
後半のフィールドワークでは、実際に熊野江の海岸に行き、ㇵマボウの花や実を見たり、天然記念物のヤドカリを発見したり、楽しそうに過ごしていました。中にはスナガニを自らの手で捕まえる生徒もいました。フィールドワークでは、講義とは違う表情を見ることができました。最後に三浦先生にお礼の言葉を言い、感謝の気持ちを伝えてこの会を終わりました。
子どもたちの感想
- 今日の講義・観察会を行って勉強したことは熊野江の海浜域は狭いが、とても珍しい生物がたくさんいるところというところです。特にクマノエミオスジガニという熊野江が入っているカニもいたので嬉しかったです。また、土砂の位置が変わるだけで生物の生態系が変わるということも勉強になりました。
- 熊野江川河口海浜域が重要生息地に指定されていることを知りました。今まではただのどこにでもあるような河口と思っていたので良かったです。また、熊野江川の河口のたくさんの生物たちが絶滅危惧種になっていることです。この地域ではそんなことはないと思っていましたがたくさんの生物が死んでいて衝撃を受けました。
- 自分の住んでいる南浦地区はまだまだ知らない生物もいてとても面白かったです。ですが熊野江川の生物が多く絶滅危惧されていて自分たちにできることからでも自然を大切にする行いをしていかないといけないなと思いました。実際に生物を見るために川のほうに行きましたが、向かっている途中にもカニがたくさんいて改めて南浦地区は生き物も多く、自然が豊かでいいところだと確認することができました。三浦先生が見つけられた生き物もとても多く『ヒモイカリナマコ』や『タネハゼ』のような初めて聞く名前もたくさんあり、これから一度でもいいからこの生き物たちを見てみたいと興味がわきました。今回の講義や観察会を通して、これからも海岸のゴミ拾いを自主的に行ったりし、少しでも生き物たちが過ごしやすい環境づくりに取り組んでいこうと思います。
速報レポート1 南浦地区の課題探究についての話し合い
速報レポート2 貝殻ストラップ制作
速報レポート3 熊野江海岸の清掃活動
速報レポート4 南浦地区の特産物を使用した弁当アレンジ出前授業(地域の高校より)
速報レポート5 シーカヤック体験学習
速報レポート6 南浦地区に生息する重要希少生物についての学習と観察会
速報レポート7 南浦地区の特産物を使用した弁当販売
速報レポート8 絶景かな、ふるさとの鏡山登山
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