速報レポート６　アート体験＆お別れの会

第6回目、今回がラストとなったKids★わくわく探検隊です。
本日の内容は、川ごみや家庭の資源ごみを材料に使ったアート作り。「想像力をふくらませてみよう」を目標にみんなで一つの大きな作品を作ります。

まずは説明を聞いて、担当を決めます。下書きのイラストの、さかなやタコ、カメ、文字の部分など、どれを作るか担当を決めてから取りかかります。縦1ｍ35ｃｍ×横1ｍ80ｃｍの大きなパネルに材料を貼り付けていきます。丁寧に細かく作る子や豪快に力強く作っていく子、おしゃべりしながら楽しく取り組む子やものすごい集中力を見せる子。子供達のいろんな表情を見ながら、スタッフたちも一緒に楽しく取り組みました。

今日作る作品です！

自分の担当に取り組みます

協力しあって作業

ベースは古紙を使って貼り絵にします。その上に、ペットボトルキャップや川のプラスチックゴミ、河川敷の石などを貼って、立体感を出していきます。
「この色にしようかな」「これを貼ったらおもしろいはず！」「ここにピッタリの材料はどれだろう？」と想像力をふくらませながら作業を進めます。自分の担当が終わったら他の部分を手伝いながら、みんなで一つの作品のために協力しあいます。

想像力をふくらませます

集中しています

午前の作業が終わったら昼食です。本日のメニューは芋の子汁とおいなりさんです。
「芋の子」は方言で、里芋のこと。岩手県一関市川崎町では「ツルクビ」という里芋が名産で、それを使った芋の子汁が昔から親しまれてきた郷土料理です。

お昼は芋の子汁とおいなりさん

食後にはドッジボールや折り紙などで遊んで、午後から作業の続きです。
長時間の作業のため、各々休憩を挟みながら、最後までがんばります。大人も疲れて休む中、最後まで集中して取り組む子もいてスタッフも驚かされました。

最後にはすばらしい作品が完成！この作品は、11月に開催される地域の文化祭にフォトスポットとして展示する予定です。作品の真ん中の「Let’s Protect The River」のメッセージは「川を守ろう」という意味です。ごみを少しでも減らし、そして川にごみが流れていかないように気を付けてほしいということを伝える作品です。

午後は仕上げ

完成！！

最後は「お別れの会」です。参加者の子供達やスタッフから今までの感想を聞き、そして保護者の方からもひとこと感想をいただきました。
保護者の感想「大人の見守りの中いろいろな経験ができてようで親としても嬉しかった。今は子供が川に行く機会はなかなかないので、川には入れたのはとても良かったです。毎回行くのを楽しみにしていて、他の学校にお友達もできて満足感や達成感を味わえたようです」

理事長の挨拶のあと、みんなで作品の前で集合写真を撮って、すべてが無事に終了しました。

お別れの会

最後に集合写真！

６回の活動を通して、子供達の挑戦する姿や成長していく様子を見られたことは嬉しかったです。
地元の自然環境を体感しながら水害の歴史や防災知識を学ぶこと、自分たちで考え実践していくことを通して、子供達の「心」や「人間力」、「郷土愛」を育むことを目的に開催した事業でしたが、その目的は達成できたのではないかなと思いました。学年や学校の壁を越え、子供達が体験を通して学ぶ場所を作ることで、新たな居場所作りにもなったように思います。今回が初めての事業でしたが、来年度も挑戦したいと思っています。

「いろんな食べ物を食べたことや川の生き物を探したことが良かった」小学1年生はるたくん
「川に行ったことが一番楽しかったです」小学4年生ともかちゃん
「全部楽しかった」小学校2年生はるきくん
その他、ごみアートが楽しかった、いろんな物を作ったのが楽しかった、来年も参加したいです！などたくさんの感想をもらいました。みんな「全部楽しかった！」と言ってくれました。

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