NO団体名主な企画内容
6 認定NPO法人 宍塚(ししつか)の自然と歴史の会(茨城県) 「いきものいっぱい、遊びもいっぱい。里山子ども探偵団に集まれ!」
子どもたち自らの発見を促しながら、里山での動植物の採集、観察、里山素材を利用した遊びを行う。里山の景観や生物相と接することで、自然環境への関心を高め、自然と触れ合う力を育てるとともに、多年代、異年齢の子ども間交流による伝統的な遊びの継承につなげる。

速報レポート2 5月里山子ども探偵団

活動日: 2024年5月25日( 土 )
活動場所: 土浦市宍塚の里山
参加人数: 小中学生 19人 /未就学児9人/ 大人 28人 / 指導者5人 / 合計61  人
活動内容

 集合場所で蜂、蛇など、里山の危険についての諸注意のあと、里山へ。まず、六兵衛坂の入り口で、テントウムシ、蜘蛛などを観察したあと、坂の中腹の大きなコナラの木の下に集まりました。秋から、冬に、探偵団のとき毎回観察してきたたくさんのドングリがどうなっているのか調べました。もう、土の中の根は抜くのがたいへんなほど、長く伸びて枝分かれし、葉っぱの何枚かある立派な幼苗に育っていました。朽木をもちあげてみると、そこは蟻の巣でした。蟻たちは急変した事態に蛹、幼虫などを抱えて大慌てです。2か所で蟻の巣が出現しました。朽木の中にはハサミムシなども見られました。



 坂を上がる途中では、道の縁にある、アリジゴクのロー状の巣(罠)にアリをいれて観察しました。穴の底からパッと細かな土を吹き出すようにして、アリジゴクが蟻を捕らえますが、本体は見えません。子どもたちは、生贄のアリを捕まえることも、おもしろくなってきて、なかなか先に進めません。
池の堤防とその下で生き物捜しをしました。チョウ、トンボ、バッタなどが見つかりました。




 カラムシの群落にいたカラフルな幼虫はフクラスズメの幼虫です。体を激しく振る楽しい虫で、触ってもかぶれたりしない大きな幼虫なので、集まって、皆で観察しました。スタッフのOさんが、蛇のヒバカリを捕まえてくれたので、この蛇も皆で観察し、ほとんどの子が触って、さらさらした蛇の皮膚を体験しました。
 続いて、池の下の果樹園に立ち寄りました。もう、桑の実がなり始めています。さっそく黒く熟したものを味わった子もいましたが、「どこで洗えばいいの?」という子もいて、コロナ禍を経た子たちだったことを思い出しました。
 田んぼのわきの道では、足が生え始めたニホンアカガエルの子どもたちを観察することができました。ふれあい農園の奥には 1月の子ども探偵団で、皆で作った小屋があります。覗いてみたりしました。解散後この中で、お弁当を食べていった子たちもありました。



 クルミの木の広場では、オニグルミの幼苗があちこちにあります。そっと抜くと、殻がまだついているのがあります。熱心に何本も抜いてみた子たちもいました。叩いても割れない硬い殻が、二つに割れて、根っこと幹がでている様子が観察できました。ここには、小さな水路に沿ってカエルもたくさんいたので、子どもたちは大興奮でした。




 はじめて参加した家族も多かったので、ゆっくりすすみましたが、あれっと思ったらもう12時でした。





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