NO団体名主な企画内容
12 一般社団法人 遊びでまちづくりする準備室(神奈川県) 「カルチャーコットンクラブ ~地域の人・仲間と一緒に、衣食住の「衣」を土から育もう!~」
綿の栽培を軸に、「収穫」をゴールとするのではなく、1つ1つのプロセスの経験を重要視して活動する。地域の方々や仲間との継続的な関わりを大切にしながら、ものづくりの喜びと難しさを体感し、子どもたちの創造力を育む。

速報レポート4 綿の花が実へと変身!

活動日: 2024年 8月4日(日)、11日(日)、18日(日)、25日(日)
活動場所: 茅ヶ崎市内にある「農園つづく」
参加人数: 小中学生  2人 / 大人  2人 / 指導者  3人 / 合計  7人

<活動内容>

ついに綿の実が弾けて、ふわふわの綿が見られるようになる。
雨が少ない影響か、土壌の栄養が不足しているからか、ふんわりと言うより少し小ぶりな綿花。でも、無事に綿を手にできて子どもたちも嬉しそう。



上向きにパンパンに膨らんだ実は今にも弾けそうに感じますが、じつは弾けるのは実が下向きになって少ししぼんで来てからだということを皆んなで発見!


左上:上向きの実 / 右下:下向きの実

綿の花は、咲いたその日はクリーム色ですが、翌日にかけて少しずつピンクに変化。



「花が咲く前の蕾の中はどうなってるのかな?」という疑問から、1つカットして覗いてみたりしました。



綿と同じアオイ科のオクラの花を見比べてみると、花びらの色や形がそっくり!


左上:綿の花 / 右下:オクラの花

8月16(金)~17日(土)には台風の襲来が予想されていたので、農園つづくさんが道路側で育てていた2メートル級の大きなひまわりはカットされていました。種がたくさん詰まった中心部分は、子どもたちの顔の何倍!?と驚きながら大きさの比べっこ。



青い染料になるバタフライピーは盛り盛りと収穫。
ローゼルは背丈だけが伸びて、なぜか実がならない。
本来東南アジアでよく育つバタフライピーの調子が良いのは、日本の気候が変化しているからかもしれないことや、実がなるのが当たり前じゃないということ。
うまくいかないことの原因を探ることも、大切だと子どもたちと一緒に探求する。



農園つづくさんの畑の一部にある、耕作放棄地だった場所に生えた葛を使った、カゴ編みワークショップを開催。大人2名と子供1名が参加。
編み始めと終わりは、力が必要だったり少し工程が難しかったりするため大人の手も借りる必要がありますが、ジグザグに編み始める所まで進むと子どもでも1人で作業を進められ無事に完成。
大きさや形を好きにアレンジでき、持ち手部分は2本のツルを捻るなど、自分のイメージを反映したカゴに仕上がって大満足な様子。
葛のツルの収穫からカゴの完成まで体験することで、ものづくりの大変さや楽しを実感することができた。
9月にも第二回目の開催を予定。





8月は30度を越す日々が続き、とにかく毎週暑く屋外で作業するのは大変でした。農園つづくさんや周りの農家さんたちも、例年の農作業の順序や常識が通用しない気候に頭を悩ませている姿をよく目にしました。こどもたちもそのような事象を一緒に耳にしたり体験したりすることで、野菜やお米を育てることの大変さを肌で感じている様子でした。
エコバッグを“買う”のではなく、葛でカゴ作りするなど、本当のSDG’sってなんだろう?と考えるきっかけにもなっているようです。

<子どもたちの感想>
自分で育ててるからこそ見れて知れた、綿の花や実の秘密がいっぱいあった。
葛でカゴを編むのは最初難しかったけど、楽しかったのでまた9月にも参加したい。
バタフライピーの青色がきれい〜。


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