NO | 団体名 | 主な企画内容
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春日山原始林を未来へつなぐ会(奈良県) |
「世界遺産春日山原始林ジュニアリーダー育成講座―めざせ!原始林Jr博士!―」 小学4年生~中学3年生を対象に、林や樹木に親しむ活動を実施し理解を深めたうえで、春日山を歩きながら現在の課題や解決策など、原始林の未来を考える。地域の宝である原始林に興味関心を持ち、森林保全の大切さを感じながら郷土愛を育む。 |
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速報レポート6 カリンバを作ろう!
活動日: 2024年 8月 21日(水)
活動場所: 奈良公園バスターミナル1階
参加人数: 小中学生 山の日川の日 12人 / ジュニアリーダー 2人 / 大人 7人 / 指導者 6人 / 合計 27人
<活動内容>
*カリンバについて知ろう*
山の日川の日のイベント「カリンバを作ろう!」にジュニアリーダー研修生として参加。まずは「春日山原始林」や「春日山原始林をを未来へつなぐ会」の活動について説明を聞く。
それから森や木について改めて考えてみる。「身近にある木でできたものってなんだろう?」という質問に「椅子、まな板、ピアノ、柱、ギター」など様々な声があがる。木は人間の生活に欠かせないものだということを感じた様子の子どもたち。
続いて「カリンバ」という楽器について。親指ピアノとも言われ、指で弾いて音を鳴らす楽器で、タンザニアやザンビアなどのアフリカ発祥だという話を興味深そうに聞いていた。
*ナギの木で作る*
ナギはもともと奈良県にはない木で、1000年くらい前に熊野から春日大社に献木されたと言われている。1000年の間に鹿が食べない特性のナギが春日山原始林に広がり、管理者である奈良県が伐採した。その作業に当会が協力したときに、廃棄処分される材を子ども達の活動ために譲り受けた。今回はその廃材を活用しカリンバを作る。子どもたちには少し難しい話かもしれないが、ジュニアリーダー研修生にはそうした森の課題についても少しずつ知ってもらえたら、と思う。
*カリンバを作ろう!*
色々な説明を聞いた後、いよいよカリンバを作る。それぞれ気に入ったナギの輪切りを選び、紙やすりで磨いてツルツルにしていく。熱心に磨きほとんどの時間を磨きに費やす子も居た。木を磨いたら、金具とピンを使い、指で弾いて音を鳴らすパーツを取り付ける。穴開けは大人に手伝ってもらいながら、ネジをドライバーで止めていく。自分でやりたいと頑張っている子どもたちの様子に、大人が手を出しすぎずに見守ることの大切さを感じた。金具とピンを取り付けたらチューニングし、ネジをしっかり締めて、カリンバの完成!嬉しそうに鳴らしている姿が微笑ましかった。「木を通して音が手にビーンと響く!」という感想も。耳だけではなく、体で音を感じる経験にもつながって良かったと思う。
ジュニアリーダー研修生は体調不良もあり制作できなかった子がいて残念だった。制作できた子は「カリンバについて知る」という目標をあげ、「カリンバのことを色々知れてよかった。カリンバが商品名ということに驚いた。」と話していた。
<子どもたちの感想>
「木を磨くのが楽しかった。ツルツルになって嬉しい。チューニングが難しかった。」
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