NO団体名主な企画内容
4 青森大学自然学校(青森県) 「青い森のわくわく遊学クラブ −大地の恵みと暮らしをつなぐ知恵を育もう!−」
近隣の小学校の協力を得て、また指導者養成講座を実施し、指導者の質の向上をはかり、のべ500人の子どもたちに地元を活かした多様な自然体験プログラムを継続的に提供する活動。

速報レポート2 青龍寺(せいりゅうじ)をたずねて

実施日:平成22年6月12日(土) 9時45分〜15時30分
内容

1.青龍寺にてはじめのお話
2.織田隆全和尚のありがたいお話と「写経体験」
3.織田隆玄和尚のありがたいお話と「座禅体験」
4.青龍寺ハイキングコースで自然観察(里山ハイキング)
5.自由遊び(お寺内施設見学もできます)

 私たちの住んでいる幸畑地区の近くに「青龍寺」(http://www.showa-daibutu.com/)という大きなお寺があります。見事な里山を背景に五重の塔や立派な本堂や宿坊があって、訪れる人の心を和ませてくれます。大きな大仏さんもいらっしゃって、私たちはいつも見守られています。今回の活動は、私たちの地元の青龍寺さんをたずね、「座禅」や「写経」を実践しました。

 はじめに織田隆玄和尚(青龍寺の副住職さん)から仏教がどのような教えなのかについてお話いただきました。内容はわかりやすいけど、実行するのが難しいナ。「仏教で気をつけなければならないことが普段できているかな?」思わず考えてしまいます。食べ物を大切にする気持ち、家族を大切にする気持ち、友達を大切にする気持ち、生き物の命を大切にする気持ち・・・仏教のお話と自然が教えてくれることには何だか共通点がたくさん!

 このあと低学年の人は曼荼羅の塗り絵を、高学年の人は筆ペンで写経しました。完成するまでに何十分もかかったけれど、誰一人もお話せずいつの間にか書くことに没頭していました。できあがった作品は・・・?もちろんエクセレント!一生懸命やったからどの人の作品も輝いて見えました。写経で書いたように「広いこころ」がもてるようになろう。

 次に本堂に移動して、座禅体験を・・・。織田隆玄和尚(青龍寺の住職さん)は厳かにあたたかく子どもたちを迎えてくれました。隆玄和尚からの「普段の生活で少し緩んでいる心をひきしめよう」そんなメッセージに、「座禅なんて初めて」「できるかな、ちょっと不安だな」そんな声が漏れ聞こえてきます。とにかく、やってみよう。

 さっそく脚の組み方を教わり、半眼で姿勢をよくして座ろうとしたとたん、お堂のすべての扉が閉じられ、蝋燭の火だけが灯る部屋になりました。座禅の始まりです。・・・チュンチュン・・・チュンチュン・・・。静まったお堂からはさきほどまでは気づかなかった鳥の声が聞こえます。
 だけど、脚がしびれ、姿勢が崩れてきます。・・・その時「パチン!」誰かが和尚さんに肩を叩かれました。叩かれたこどもは「ペコン」とお辞儀をして感謝します。叩かれなかった子どもは「次は私かな」「だいじょうぶかな?」ちょっと不安になったことでしょう。約20分の座禅が終わり、子どもたちの表情は安堵と穏やかな表情に満ちていました。

 午後は里山ハイクです。お寺の裏山はあまり人が歩かないためか種々多様な植物や生き物の宝庫でした。なだらかに続く登り道で草花や樹木、鳥や昆虫の様子を観察しながら歩きました。里山にすっかり心を開いて歩くと、終点に青龍寺の大仏様が待っていてくれました。お寺の雰囲気はまるで和尚さんの雰囲気と一緒で、厳かで温かみがあります。私たちは大仏さまに見守られ、1日を満喫しました。


青龍寺の五重の塔

低学年は曼荼羅の塗り絵

高学年は写経です


大仏様も書きました

午後は里山ハイク

上り坂だ!


昔は殺風景な山だったんだって

大仏さまに見守られて



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