NO | 団体名 | 主な企画内容
|
17 |
農事組合法人 わいわい楽舎 米STARS in 新庄 実行委員(福井県) |
「米STARS(マイスターズ)in 新庄」 人口約600人、地区の99.1%が森林の緑あふれる地域で、継続的な米作り体験を通じて「米STAR(お米名人)」になる。田植えから収穫まで無農薬での米作りにチャレンジ。米STARというキャッチフレーズで子どもたちを引き付ける。 |
|
速報レポート3
日 時:7月18日(月・祝)13:00~16:00
場 所:福井県三方郡美浜町新庄 大谷原(おおたんばら)圃場
参加者:41人
(米STARS隊員児童15人、山の子ふれあい振興社社員12人、県外の若者1人、講師2人、保護者や新庄地区の方々11人)
米STARS in 新庄 活動ブログ http://maistars2011.blog38.fc2.com/
山の子ふれあい振興社 活動ブログ http://yfs2010.blog76.fc2.com/
【13:15 草取り】
草取りを始める前に(株)環境アセスメントセンターの関岡(せきおか)さんに雑草の種類を教えていただきました。この田んぼには10種類近くの草が生えているそうで、中には「シャジクモ」という地域によっては絶滅危惧種になっている貴重な草もありました。前回に続き、農薬を使わない田んぼが多くの生き物や植物を育んでいることを実感しました。みんなで田んぼに入るのは田植え以来。2ヶ月前は土しかなかった田んぼは苗と雑草で今は一面緑色。自然の変化に子どもたちも驚いていたようでした。
雑草の中にも貴重な種類があるんだね
一つ一つ種類や特徴を教えていただきました
いざ雑草との真っ向勝負!
一斉に田んぼに裸足で入り草取りを始めました!が、田植えの時と同じようにサクサクと前には進めません。
「これ全部取るの!?」、「カエルめっちゃおる!」、「全然前に進めん!」苦戦している声があちこちから聞こえました。米STARS田の雑草はコナギがほとんどで、かなり根を張っているので一株抜くのにも力がいりました。
次々と運ばれる草を一輪車で何度も往復しながら一時間みっちり草取りをして手前の方はかなりきれいに取ることができました。みんな泥だらけになって自然にやさしい食べ物を作ることの難しさ、大変さを感じました。
時折吹く強い風に体を預けて涼みます
一輪車は取った草ですぐにいっぱいになりました
だいぶ地面が見えてきました
【14:30 マイ箸作りの続き】
前回に引き続きマイ箸作りをしました。小刀の使い方もだいぶ様になってきて、それぞれ集中して木を削りました。「細すぎると使いにくいよ」「あ~折れた~!」「先っぽはとんがってたほうがいいな」自分でご飯を食べるところを想像しながら削っていきます。紙ヤスリをかけると表面がつるつるになって箸らしくなりました。自分で作った箸は使いやすいんでしょうか?10月の収穫祭が楽しみですね!
低学年の子も自分で小刀を使って作りました
それぞれの思いがこもった箸ができました!
【15:15 かかし作り】
米STARSの田んぼを鳥や獣から守るため、新庄の竹を使ってかかしを作りました。3グループに分かれてみんなで協力しながら作っていきます。頭はわらを巻いてテープで止めていき顔を描きます。髪型や表情にこだわってそれぞれ個性的な顔が描かれていきました。竹を十字に組んで、米STARSシャツを着せてあげて、軍手と帽子をつけて完成!身長2mの大きなカカシが4人できました。収穫まで彼らに米STARSのお米を守ってもらいましょう。
みんなで役割分担して作っていきます
創造力あふれる顔が描かれています!
このかかしを見たら鳥もびっくりして逃げていきそうですね
みんなの感想
・草とりが面白かった。
・たんぼにくさがいっぱいです。
・カカシを作ったりして、楽しかったです。こんども楽しみです。
・雑草とりであまり草がとれなくてざんねんでした。でもはしとかかしが作れてよかったです。
・ぜん部おも白かったです。またいきたいです。
・かかしのかおがおもしろかった。
・草取りの、カエルはイヤだったけれど、カカシ作りはみんなで協力してでき
たのでよかったです。
・草とりを手でやったのは初めてだったのでよかったです。かかしづくりもうまくつくれたのでこれからもがんばりたいです。
主催者の感想
この日は海の日でしたが米STARSにとっては田んぼの日!風に揺られる苗の中でみんなで草取りをする風景は海で遊んでいるかのように見えました。実際は泥だらけで大変でしたが…(笑)。草取りは30分くらいでみんな疲れてしまうんじゃないかと心配していましたが、子どもたちが粘り強く雑草と向き合っている様子が印象的でした。
草取り、箸作り、カカシ作りと盛りだくさんな内容でしたがどれも機械に頼らず自分の手や頭を使っての作業でした。昔の人たちはこうやって田んぼを守ることが当たり前だったんですね。先人から学ぶことは多いです。
全6回のうち半分が終わりました。米STARへの道をみんな順調に進んでいます!
速報レポート1「苗を植えよう/田んぼの水はどこから来ているの?」
速報レポート2「田んぼと一緒に生きている生き物を見つけよう」
速報レポート3
速報レポート4
速報レポート5 「待ちに待った収穫!/はさがけってなんだろう?」
速報レポート6 「みんなで作ったお米はどんな味がするんだろう?」
プログラム検索に戻る