速報レポート４

8月28日(日)に米STARS第四回「新庄ドロリンピック」が開催されました！この日はいつもの米STARSのメンバーに加え、たくさんのお友達に来てもらいました。天気にも恵まれて、青空の下、参加者約70人、観客のみなさんも合わせたら100人以上の方が集まって美浜町初の一大イベントを楽しみました。
この企画は新庄区の若者と協働して進められ、何ヶ月も前から打ち合わせを重ねて望みました。賞品も新庄の中から集めてくるという新庄ならではのドロリンピックになりました。

【13：15　開会式】
　続々と会場の田んぼに着替えを済ませた選手のみんなが集まってきて、夏の深い緑に包まれながら開会式が行われました。地域の方々も一体どんなイベントなのかと興味津々に様子を見にきてくれました。
選手入場ならぬ選手入泥！一斉に泥の中に足を踏み入れ、美浜町の準備体操ソング「へしこドドンパ」を踊りました。見よう見まねながらもがんばって踊り、心と体をほぐして競技への準備が整いました！

緑に囲まれて開会式が行われました

選手入泥！？

「へ・し・こ！そ〜れ へ・し・こ！」覚えましたか？

【13：30】　そりレース、迷走タイフーン
　赤、白、黄、青の4チームに分かれ、早速第一種目のそりレースが始まりました！大人たちが必死に引っ張るそりに子どもたちがしがみつきます。カーブではバランスを取るのが難しく、途中ひっくり返るチームもあり面白いレース展開でした。
　第二種目は迷走タイフーン！運動会でよく見かける競技ですが泥の中では訳が違います。ペースをそろえないと上手に円を描けず誰かが転んでしまいます。泥まみれになりながら声を掛け合って走りました。

乗ってるほうも気にしながら走って！

みんなでペースを合わせて走ります

お子さんを抱きかかえながらの激走！

【14：15　しっぽとり、リレー】
　第三種目はしっぽとり！4チームが一斉に追いかけ合います。子どもたちが上手に後ろに回り込んで大人のしっぽを取っているところや、終盤の大人対大人になったときの真剣な顔が印象的でした。
　第四種目のリレーは得点が二倍になるということもあり白熱の展開でした！どのチームも力を振り絞って一生懸命走り、応援しました。足を取られて転倒する人やバトンタッチのときに勢いよくダイビングする人もいて会場を沸かせました！

油断するとすぐにしっぽを取られてしまいます

泥の中では走るのも一苦労！

カーブを曲がりみんなの待つゴールへ！

【15：00　ドロゴンボールを探せ！、閉会式】
　最終種目はドロゴンボールを探せ！です！田んぼの中に埋められたカプセルを探しました。泥だらけになることにもすっかり慣れ、体ごと泥の中に浸かって探していました。賞品は木工作品、わら細工など新庄の中から集めてきた珍しい賞品ばかりです。みんな何が当たったかな？
　あっという間に全種目が終わり閉会式。優勝は…24万点を獲得した白チーム!!白チームにはうまい棒と賞状が贈られました。どろどろになった体は最後にきれいな耳川で落としてすっきりしました。ここでみんなに出会い、一緒に泥だらけになった思い出は忘れずにいてくださいね。

誰が誰だか分からないくらいに泥だらけです

晴れやかな顔で迎えた閉会式

最後はシャワーと川できれいさっぱり！

初の試みとなったドロリンピックですが、参加していた大人の方からお話を伺うと、子どもの頃はみんなよくこうして泥だらけになって田んぼで遊んでいたそうです。そういった自然の中で思いっきり遊ぶ楽しさを今の子どもたちにも感じてもらうことができて本当によかったです。子どもも大人も住んでいる場所も関係なく、様々な人が一堂に会して泥だらけになって笑い合う、最高の遊びとつながりの場を作ることができました。

10年近く休耕田だったこの田んぼは来年復田され、たくさんのお米を実らせてくれます。このドロリンピックを毎年恒例にして地域の休耕田を減らすお手伝いができたらと考えています。

今回のドロリンピックの企画は新庄区の若者たちと協働して進められ、当日は京都や大阪の学生にもスタッフとして協力してもらうという、まさしく若者主体のイベントとなりました。特に地元の若者の方々が中心的に関わってくれたことは新庄という地域にとってとても重要な意味を持ちます。
打ち上げで地元の若者から「本当に楽しかった！またおもしろいこと企画しよう！」との声が多く聞かれました。また、県外の学生も「また新庄の活動に積極的に関わっていきたい」と言ってくれています。
若者のエネルギーは新しい風を吹き込み、地域を変えていく力を持っています。この一大イベントの成功は一過性のものに留まらず、これを機に新庄に少しずつ若者の活躍の場が生まれ、村おこしの活動がより盛り上がっていくことが期待されます。

米STARSの活動も残すところ、稲刈りと収穫祭の二回となりました。回を追うごとに新しく人と人がつながり、多くの発見があり、地域にとってより大きな動きになりつつあります。

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