NO団体名主な企画内容
38 池田市公益活動推進協議会(大阪府) 「第4回 まちの遊学舎 里山・あそび隊」
五月山をフィールドに活躍する全ての団体、地域の保護者、行政がひとつになり、子どもたちの自然体験をサポートし、地元の伝統や里山を守る後継者を育成する活動。中学生がジュニアリーダーとしてプログラム会議に参加することで、子ども達にとって魅力的なプログラムを企画する。

速報レポート3 「郷土の祭りをもりあげよう」

日  時 7月15日(日)9時30分~14時
場  所 五月山、愛宕神社、大一文字点火場所、池田市立五月山動物園
     がんがら火保存会作業所
参加人数 72名
◆第3回活動テーマ「郷土の祭りをもりあげよう」

 夏の夜を焦がす池田の伝統行事「がんがら火祭り」は、江戸時代から約370年続く祭りで、平成22年には、大阪府の無形民俗文化財の指定を受けました。8月24日の本番に向けて準備作業が始まっています。今回は、「がんがら火保存会」の方々から伝統の火祭りについて学び、準備作業を体験しました。
 また、池田市立五月山動物園では、飼育係の方による動物舎のバックヤードツアーやミニ解説を受けました。
 里山と街の関わり、文化、伝統、歴史を肌で感じ、継承者が育つことを願います。

内 容

「がんがら火祭り」の運行順路をたどりながら、歴史を知る。
(1)「がんがら火祭り」について学びました(9:30〜9:45)




(2)五月山山上の愛宕神社<がんがら火のスタート地点>へ移動(9:45〜)
 
 <グループの木を観察>
 雨がつづいた五月山では、色とりどり、たくさんの大きなキノコがあちこちで顔をだしていました。ぬかるんだ土の上に、イノシシやシカの足跡多数。
 「ここは動物のお風呂だよ!」というヌタ場は、人間のお風呂とは様子が違い「泥だらけにならないの?」と質問が。隣の木に泥をこすりつけていますよ。
 夏を迎えるグループの樹の成長もしっかり観察しました。たった3回なのに、みんな自然を観察する力がグングン伸びているのに驚きました。





 <愛宕神社>
 がんがら火の出発点に到着。みんなで、火事にならないようにお願いをしました。松明や火難除けのお守りを実際にみながら説明をききました。




(3)「大一文字」点火場所⇒五月山動物園(11時15分着)
 「がんがら祭り」では、五月山に「大文字」「大一文字」が浮かび上がります。
 その点火場所にたって、眼下に広がる猪名川のながれや町並みを臨み、説明をききました。
 五月山を下山し、麓の五月山動物園のバックヤードにお邪魔して、飼育係の方に動物達の餌の準備を見せていただいたり、姉妹都市からやってきたエミューやワラビーを前にその生態について学びました。普段は入れない場所ですこし緊張。緑色のエミューの卵に興味津々でした。








(4)五月山公園の木陰で昼食
 あそび隊のなかに、「がんがら火」で子ども松明を運ぶ人がいることがわかりました。神社の夏祭りで巫女として活躍する人も!市内各所のお祭り情報を交換しました。



(5)がんがら火作業所(12時45分着)
 がんがら火保存会の方々からお話を聞き、準備作業の様子を見学したあと、4年生以上のあそび隊隊員は、実際に松明作りを体験させていただきました。
 3年生以下の隊員は、「4年生になるまでずっとお祭りは続いている?」と気がかり。こんな気持ちの小さな芽生えが、お祭りを継承してくれますように。
 質問の時間には、次々手があがって、関心が高いのがうかがえました。がんがら火保存会の方からのスイカの差し入れに、今日一日長い道のりを歩いた疲れが吹き飛んだあそび隊です。









あそび隊 きょうの大ニュース/感想/気づき

・ きのこがいっぱいあったからびっくりした。
・ きのこいっぱいあったで〜。どれがたべれるかわからん。
・ きのこがなんでいっぱいあったの?
・ でっかいきのこがあった/いろんなかたちをしていておもしろかった。
・ 「てんぐたけ」が多かった。顔がかくれそうなぐらい大きなサイズのきのこもあった。/どうしてあんなに大きくなることができるかふしぎです。
・ 山もものみをたべた
・ グループの木のはっぱが虫にたべられていた
・ グループの木にちいさいみができてた。
・ グループの木ははっぱがふえてた。
・ イノシシのどろぶろを見たことがすごい。
・ イノシシはどろのおふろなんだ。
・ イノシシ、シカのあしあとみつけた
・ バッタがいっぱいいたよ
・ コガネがとてもふしぎないろだった
・ 「あたごじんじゃ」がたくさんあるんだ
・ たいまつのことをおしえてもらったからわかったこともあるし、おもしろかった
・ 大一と書く山に行った。たかくてちょっぴりこわかった。
・ (お祭りは)子どももさんかできること、きのこが100本くらいはえていることをみんなにおしえてあげたい
・ きょだいたいまつを作るのをてつだった。
・ ときどきとおっていたみちだけど、あんなところにたいまつをつくることがあるなんてしらなかったからびっくりした。
・ (松明)いっぱいの木をなわだけでむすべるなんて、ふしぎだなとおもいました。
・ あたらしいまつのきはしろい、古いまつのき(肥松)はちゃいろい
・ ひも(縄)は、こめのは。(イネの葉)
・ 大たいまつが、すごく多くの時間をかけて作っていた。3だんかい



リーダーから

・朝早くには警報がでていましたが解除に!いつも好天にめぐまれるあそび隊です。
熱中症が心配でしたが、無事に帰路につきほっとしています。また来月も元気にあいましょう。
・ふりかえりの記録ノート、みんな絵を描いたり、自由に書いてくれて毎回たのしみです。私たちがしらないところで、ずいぶんいろんなことを見つけたり、感じたりしてくれているようで感心しています。しかも、だんだん上手になっているみたい。

◆「里山・あそび隊」のブログを立ち上げましたので、どうぞご覧ください。
 「里山・あそび隊 池田五月山」で検索してください。



速報レポート1 「いろんな葉っぱを集めよう」
速報レポート2 「虫をみつけよう」
速報レポート3 「郷土の祭りをもりあげよう」
速報レポート4 「五月山ナイトハイク」
速報レポート5 「水の中の生き物をつかまえよう」
速報レポート6 「やきいもを焼こう」

■別年度のレポート
2011年度 まちの遊学舎 里山・あそび隊 実施レポート

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