NO | 団体名 | 主な企画内容
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池田市公益活動推進協議会(大阪府) |
「第4回 まちの遊学舎 里山・あそび隊」 五月山をフィールドに活躍する全ての団体、地域の保護者、行政がひとつになり、子どもたちの自然体験をサポートし、地元の伝統や里山を守る後継者を育成する活動。中学生がジュニアリーダーとしてプログラム会議に参加することで、子ども達にとって魅力的なプログラムを企画する。 |
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速報レポート4 「五月山ナイトハイク」
1.日 時 8月11日(土)午後1時30分~8月12日(日)午前10時
2.場 所 池田市立山の家 五月山 緑のセンター
3.参加人数 69名
内 容
大人もめったには経験できない夜の五月山をハイクし、日中には見ることのできない、ケモノや夜行性の鳥、虫たちの活動に触れます。五月山の大文字点火場所は絶好の夜景展望地。もしかしたら流れ星が見られるかも…。朝は早く起きて、鳥のさえずりを聞きに行きます。
非日常の団体生活のなかで自立心を養い、好奇心の芽を育て、なにより仲間といっしょに作り上げる楽しさを経験します。
11日(土)
(1)山の家に集合 オリエンテーション(1時30分)
おそろいの青いガンバ帽子が、ぞくぞくと山の家に集合。少し緊張しているかな?
オリエンテーションで2日間のスケジュールを確認しました。
(2)山の家で夕食のカレーライスの準備(2時30分)
五月山では4年前からビデオカメラを設置し、ケモノたちの様子を記録撮影しています。どんな場所にカメラが設置されているのか、明るいうちに見ておこうと五月山に出発。しかし、みるみる空の様子が変わったと思ったら雷が鳴り出しました。リーダーの指示に従い、急いで山の家に戻りました。
予定を変更して先に、煮込めば煮込むほどおいしくなるカレーライスづくりに挑戦。
泣きながら、タマネギのみじん切り、むけるむけるピーラーでじゃがいもの皮むき。
リーダーに教えてもらって、ネコの手で、えいやっ!人参もなすびも見事に切れました。
(3)五月山に生息するケモノたちの話を聞きながら杉ケ谷(すがた)コースを歩く
山の天気は変わりやすいといいますが、リーダーが雲の流れを読みながら、晴れ間を見つけ、再び山へ出発!杉ケ谷コースは五月山ハイキングコースの中でも険しい難関コースです。でも隊員達は、元気にどんどん奥へと進んでいきます。ビデオの撮影設置場所では、イノシシが体を洗う場所や動物の通り道、鉄分を補給している赤い湧水の場所などの説明を受けました。
(4)杉ケ谷で撮影したケモノたちのビデオを見る。(5時)
ナイトハイクの目的の一つは、夜間に活動するケモノたちの気配に触れること。実際に撮影されたビデオを見ながら、ケモノたちの生活ぶりを学びます。
大きなイノシシとその家族達、イノシシの入浴姿。病気で痩せてしまったタヌキ、ハクビシン等が映っていました。
さっきまで自分達がいた場所に映っている夜のケモノたちの姿を目の当たりにした隊員達は、「目には見えなくても、そこにいる!」という感覚を体で感じることができたようでした。
(5)夕食 (5時30分)
お腹ぺこぺこのところに、カレーのいい香りがグルグルしみてきます。
食器係さんがみんなの食器を準備し、食事係さんの合図で夕食の始まり始まり。この世の食べ物とは思えないおいしさ!に、おかわりの列が途切れません。
ごはんもあっという間にからっぽ。自分でつくって、みんなでたべるとおいしいね。
(6)五月山ナイトハイク(6時30分)(大文字点火場所まで。大阪の夜景が絶景)
お腹がおちついたら、夜の五月山ハイクに出発!懐中電灯を手に、薄やみの中を進んでいきます。前回の活動で勉強した「がんがら火祭り」の「大の字」点火場所に到着。いよいよ日が完全に沈み暗くなりかけた頃に、遠くからせまってくる黒い雨雲の流れと稲妻に、予定より早い下山を開始しました。
ハイクの途中にセミの羽化を観察した人、キラキラ光る五月山の夜景のなかに自分の家を見つけた人がいました。昼と夜で違う顔を持つ五月山を両方自分の足で歩いた隊員は、立派な里山あそびの達人です。下山し山の家に到着するとまたまた大雨が降りだしました。疲れた体にキンキンにひえたスイカが待っていました。
(7)入浴(8時30分)
なんでもが楽しいあそび隊、みんなで一緒にお風呂です。
(8)就寝(10時)
長い一日が終わり、ゲームもテレビもおやつもないけれど、みんな目一杯遊んでぐったり。小さな音に、「イノシシかな?」「タヌキかも?」とじっと外の気配に耳を澄まして話していましたが、すぐにぐっすりと眠りに落ちました。
12日
(9)5時起床 すがたに広場で野鳥の声を聞く。(5時30分)
こんなに早い時間に起きたのは初めて。全員ちゃんと起きて、鳥の声を聞きに出発。
セミも鳥も声は聞こえるのですが、姿を見つけることができませんでした。
この朝聞いたセミの声は5種類。鳥の姿や声を確認したのは8種類。繁殖期が過ぎていたので、残念ながら鳥のさえずりはほとんど聞くことができませんでした。
(10)山の家で朝食(7時)
ソーセージのビニールがむけない人に手を差し伸べる人、席をゆずる人。
なにも言わなくても、みんな自然に体が動いています。すごいなぁ。
(11)後片付け・記録(8時)
(12)グループの木の観察(ひょうたん島コース)(8時30分)
葉が茂って、姿は見えませんが、グループの木の近くにも野鳥がやって来ていました。ジョロウグモのキラキラ光る巣、セミの声。先月よりわずかに伸びた枝や葉にも気づくことができました。
(13)緑のセンターで解散(10時)
何度となく「目に見えないけれど、そこにいる」動物や鳥を感じることのできたあそび隊、自然とつきあう上で基本となる大事な姿勢です。普段の生活で、「そこにいない人のことも思って」行動することが難しくなくなったかもしれません。
迎えに来られた保護者の方の前で満面の笑みをみせたあそび隊、自分で全部をやりきって後ろ姿が自信に満ちて見えました。
あそび隊 きょうの大ニュース/感想/気づき
・ニイニイゼミがクモの巣にひっかかっていた
・せみのようちゅうがせみになるしゅんかんをみつけた
・カレーライスがなんておいしいんだろう
・かみなりのおとがうるさいな
・たぬきがいるなんてしらなかった
・6じまであかるかったが、7じごろからくらくなった(くらくなるのがはやい)
・こえがきこえるのに、すがたがみえないのはなぜ?
・ナイトハイクのかえりみち、くらくておもしろかった
・やまにのぼってけしきがよかった。おもしろかった
・ナイトハイクで登った時、景色をみていると、雨雲が近づいて来て、下りたときに雨がふったこと
・いのししはどうしてじぶんでおふろをつくるのだろう
・やけいがきらきらしてきれいだった
・鳥がみつけられえなくて残念だった。でも声はよく聞けた
森の健康診断 <グループの木> 120812
オレンジ班 : クリ
気づいたこと
青木君より、約1cm伸びました
クリのイガをみつけました
きいろ班 : ヤマザクラ
気付いたこと
木の葉がふえた
くもの巣が4個もあった
木のみきがたかくなった
まわりの草がふえた
あお班 : ウワミズザクラ
気づいたこと
まえより虫にくわれています
葉が大きくなっていました(大きいので10cm、小さいのは3cm)
木に入ったきれこみが前よりひろがってきています
(木のまわり)
メジロがないています
ほかの鳥もいます
みどり班 : ヤマザクラ
気づいたこと
くもの巣ができていた
えだがのびていた
おれた枝がおちている
ピンク班 : イヌビワ
気づいたこと
実がすべてなくなっていたのに13個くらいあった
クモがいて、巣をたくさんつくっていた
葉が大きくなり、木が横にのびている
速報レポート1 「いろんな葉っぱを集めよう」
速報レポート2 「虫をみつけよう」
速報レポート3 「郷土の祭りをもりあげよう」
速報レポート4 「五月山ナイトハイク」
速報レポート5 「水の中の生き物をつかまえよう」
速報レポート6 「やきいもを焼こう」
■別年度のレポート
2011年度 まちの遊学舎 里山・あそび隊 実施レポート
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