カヌー下りの後、モモ畑を走り回っていたニワトリをいただき、キャンプ場へ。
キャンプ場に着くと、袋に入ったニワトリを調理場の近くに置いて、テントの準備。
すると、「ニワトリが逃げた!」
ニワトリが林の中へ。みんなで囲みますが、間をすり抜けてあっちこっちへ。囲んだ輪がだんだん小さくなって、シミズさんがゲット!
そのとき、タカヤくんのお兄さんと弟、お母さんが差し入れを持って到着し、ニワトリの調理に参加。
シミズさんはそのままニワトリの羽を後ろにしてつかみ、次にクビを引いて一瞬気を失わせ、すぐに首をはねました。すると、胴体だけになっても、そこらを走り回り、みんな「わぁ、走しっとる(てる)?!」とビックリ仰天。
まず羽をむしり胸の肌が見えてくると、タカヤくんが触れて「あったかい!」
「ぼくも」弟くんとダイスケくん、今まで命があったことを実感!
次に熱湯につけて、さらに羽むしり。きれいに羽が取れてしまい、いよいよ調理。
おしりから包丁を入れていきお腹へ。
みんなはのぞき込み、博物館の学芸員でもあるシミズさん、内蔵の名前と働きを一つずつ説明しながら、さばき終了。
「おいしそう、でもかわいそう!」とだれかの声。
いよいよ夕食。財団からいただいたチキンラーメンをコッヘルに出し、お湯を注ぎ、3分間の待機。
その間に、ガンさんが炭の火おこし、そしてエイケンさんがキャベツやタマネギ、ニンニクなどの野菜といっしょに、とりバーベキューの開始。
まず熱々ラーメンをツルツルとすすり、次に焼けたとり肉をほおばり、ほの暗いランタンのもと、さっきまで「コッコ、コッコ」と鳴いていたニワトリの命をきれいにいただきました。
昼間のカヌーでの川下りで疲れたのか、花火を少ししたところで「眠たいな」の声。
それではと調理場を片づけて、テントへ。みんなすぐにスヤスヤ?!
次の朝、ゴソゴソという音で目を覚ましたガンさん。「おはよう」とみんなの声。
ガンさん「散歩に行こうか?」
みんな「暑くて、あんまり眠れんかった!」
ガンさん「人が多すぎたかな?」
カズトくん「地球温暖化といっしょたい。」
散歩しながら、「きのうのニワトリはおいしかったね?」と聞くと
「おいしかったよ」とみんな。
「いただきますて言うばってん、なんばいただいたっかね?」とガンさん。
すると、みんな「命ばいただきます。」
みんなの顔には、わくわく!どきどき!(命を)いただきます!がいっぱいでした。 |
クビ落とし
温かい
いただきます
とりバーベキュー |