NO団体名主な企画内容
48 NPO法人 コロボックル・プロジェクト(熊本県) 「コロボックル探険隊 ~森から海へ~」
熊本市郊外には、フクロウなどを頂点とした多種多様な動植物(コロボックル)が生息する自然環境が残されている。そこで、川ガキ、山ガキ、ガキ大将づくりと、自然体験活動のさまざまなプログラムと発表活動を行なう。

「コロボックル探険隊 〜森から海へ〜」 金峰山(二ノ岳)キャンプをしよう [10/14-15]

 日  時:平成18年10月14日(土)〜10月15日(日)
 場  所:金峰山
 隊  長:甲斐原 巖(ガンさん)
 参加者:子ども13人、大人13人


 10月14日(土)9:00〜

花園市民センターに子ども13人、大人13人の計26人が集合し
班ごとに班長やリーダー、メンバーを確かめた後、「いってきます。」車6台に分乗して出発(9:30)。
40分ほど山道をくねくね抜けると、二ノ岳が見えてきました。
夏目漱石が「草枕」に書いたとされる野出の「峠の茶屋」の公園駐車場に到着後
トイレを済ませたり、必要な荷物を準備したり、登山の注意をみんなで確かめたりした後
「頂上めざして、がんばろう!」いよいよ登山開始(10:30)。
途中アケビや木のおおきなコブ、防風林、石垣(熊本城にも運び出された)などについて話を聞きながら
「野出百軒」の家の間をゆっくり過ぎて、二ノ岳の道標に到着(10:36)。
ここから山道に入ります。ガンさんが先頭で、一歩一歩踏みしめながらゆっくり登ります。
みんなおしゃべりをしながらいいペースです。
途中1回休憩してアメをなめたり、スギやヒノキの細い道を「ここから落ちたら、助けられんばい。注意してね」
と話したり、『ホット一息エビネ坂』をフゥフゥ言いながらも順調。

そして、いよいよ青空が近くなったかと思うといきなり頂上、360度の大パノラマ(11:49)。
思わず「ばんざい!」「ばんざい!」あっちこっちから歓声。
しばらく水を飲のんだり、汗を拭いたりした後は、金峰三山の一ノ岳(金峰山)や三ノ岳、雲仙岳や有明海を
双眼鏡で眺めたり、アサギマダラや野鳥を観察したり。
そのうちに、「ガンさん、おにぎり、食べてよかね?」「よかよ、腹へったね。班ごとに食べよかね。」お弁当開きです。
慣れない山登りのためか、みんなぱくぱく。あっという間に「ごちそうさま。」
山頂のほこらにお賽銭を上げたり、記念に石積みに石を重ねたりしたあと
「公園めざして、がんばろう!」と出発(12:40)。

下りは体が自然と前に進み、早い早い!!
あっという間に『ホット一息エビネ坂』(13:07)
あめ玉を口に入れ立ったまましばらく休憩して、出発。
ところで、油断大敵。足がそろい、ふわふわの落ち葉の上ですってんころりん!
みんな気を引き締め治して、二ノ岳の道標や「野出百軒」も通過。
キンモクセイの香りのする公園に到着(13:30)。ミカンの差し入れがあり、一息入れました。
さあ、いよいよキャンプ場に向かいます。
自分の荷物は自分で持って、でも寝袋や毛布が重いときは友だちと一緒に持って
「キャンプ場へ出発!!」(14:00)。
途中で食器を作るために、竹切りです。ガンさんやリーダー達が竹山に入ります。
「それが大きいよ。」「分かった。これを切るぞ!」切り倒した竹を、みんなで山から引き出します。
「よいしょ、よいしょ。」そして、キャンプ場まで運ぶのにいい長さに切ります。
思ったより時間がかかりましたが、一人で肩に乗せたり、二人で前と後ろを持ったりして
汗をかきながらようやくキャンプ場(15:30)。

しばらくあっちこっちとキャンプ場巡り。でも、太陽が雲仙岳に近づいています。
「おーい、テントを立てようよ。」ガンさんの声に、班ごとにパイプをつないだり、布に通したりと次々に完成。
キャンプ場の端っこでは、適当な大きさと深さの穴を掘って、回りにブルーシートを張ってトイレも完成。
山は暗くなるのが早いので、夕ご飯の準備を急ぎます。
まず運んできた竹で、マイおちゃわんや箸、コップ、皿作り。
のこや「肥後の守」で適当な長さや大きさ、太さに切ったり、サンドペーパーで磨いたりして完成。
いよいよ太陽が雲仙岳の向こうに沈みます。みんないっせいに手が止まり、「きれいかね!!!」(18:30)。
「さあ、急ごう!」火おこしを手伝ったり、バーベキューの材料を運んだり
マイ食器にホカホカのごはんやお茶をついだり。
そのうちに野菜が焼けてきて、あっちこっちから箸が伸びます。さらに肉も焼けてくると、次々に手が伸びます。
回りは真っ暗ですが、炭火の明かりで浮うかび上がり、
「うまかね!」「塩コショウだけでもおいしかね?!」「はらいっぱいばい!!」「ごちそうさま」
片づけがそれぞれ済むと、丸く並んでいるテントの回りで追いかけっこが始まり、夜空には満点の星がきらめきます。
なかには、早々とテントに入り、懐中電灯のもと、なにやら楽しそうな声が聞こえます。
そのうちに「おやすみなさい。」



 10月15日(日)7:00〜

空が明るくなってくるとみんなゴソゴソと起き始め、「おはよう!」と声をかけあう。
「朝ご飯の用意をするよ。」コッペパンのまん中を包丁で切ったり、レタスを洗ってちぎったり
トマトを洗って切ったり、ジャンボナシを切ったりと、みんなで手分けします。
「朝ご飯の準備ができたよ。自分で作って、いただきますしよう!」一人一人自分の分を用意します。
なかにはトマトが入っていないものもあります。
「トマトは好かん!」「今日は必ず一つは入れようね!」チーズの塩味でみんなぱくぱく。
牛乳もごくごく、デザートのナシはぱくぱく。終わったら、後片付け(8:00)。
そして、「昨日からウンチの出てない人は、トイレにしゃがんでね!」次々にトイレに行きます。
あいたときにのぞいてみると、いいにおいとウンチの山。

「そろそろ森の探検に行いくよ。集合!」班ごとに集合し、「森の探検へ出発!」
ヒノキの間を通ってどんどん森に入っていきます。
森の少し開けた所に着くと、「班ごとに探検開始!」多くの班はどんどん山を登ります。
そのうちにガンさんが何かにぶら下がります。『ドスーン?!』
「わぁ!びっくりした。」ツルが切れてしりもちをつきました。
それでも次々にぶら下がっていき、「これはいいよ!」みんなもぶら下がっては「わあ!」
なかには『ドスーン?!』も。
待てずに横の木に登って待つメンバーも。「ぼくも、ぼくも」でターザンブランコを楽しみました(9:10)。

キャンプ場に戻ると、班ごとに自分達が使ったテントの片付け。
みんなで協力して、あっという間に済みました。
ゴミ拾いや落し物の確認を済ませ、車に分乗して花園市民センターへ出発。
市民センターではお母さん達や兄弟きょうだいのお迎むかえで、わくわく!どきどき!
山の顔からいつもの顔に、いろいろの思い出でができたことでしょう。
「お話をいっぱい聞いてあげてください。」で山の探検も終了。





コロボックル探険隊 〜森から海へ〜 実施レポート(1)
コロボックル探険隊 〜森から海へ〜 実施レポート(2)
コロボックル探険隊 〜森から海へ〜 実施レポート(3)
コロボックル探険隊 〜森から海へ〜 実施レポート(4)
コロボックル探険隊 〜森から海へ〜 実施レポート(5)
コロボックル探険隊 〜森から海へ〜 実施レポート(6)
コロボックル探険隊 〜森から海へ〜 実施レポート(7)
コロボックル探険隊 〜森から海へ〜 実施レポート(8)

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