NO団体名主な企画内容
30 京都市立修学院中学校 ワンダーフォーゲル部(京都府) 「ふるさとの山に「僕たちの道」をつくる」
毎年夏休みに行なう北アルプスの登山に加え、京都府の最高峰である皆子山と足尾谷をめぐるルートを体験して、ルート図を作成する。途中の滝を遠回りするルートはあるが、沢登りで直登するルートはないので、自分たちの考えた道として記録に残す活動。

速報レポート1 日帰り山行1

日時 5月14日(土)
方面 京都北山 足尾谷
参加 生徒15 指導者2
目的

ツボクリ谷出合より皆子山に向かう道を離れ、足尾谷の核心部を通過、滝を確認しながら尾越にぬける。少し厳しいが、新1年生を迎えた最初の山行とする。

記録

 8:40足尾谷橋、京都バス下車。このあたりの足尾谷は美しい流れである。だが、横の林道は増水のためか数か所で崩れている。林道が終わり、徒渉を3回繰り返すとツボクリ出合(11:00)。何人かヒルの犠牲となった。
 これより皆子谷への道を外れ、足尾谷をさらに奥へと進む。大岩の下をくぐるとテントが張れそうな平坦な場所に出たが、奥には門のようなゴルジュの入口が見えてくる。
 幅5mまで狭まったゴルジュをしばらく行くと、この谷最大の滝2段10mに出合う。上段には3条の流れがある。渕の右をへつり、上下とも右壁をのぼる。
 しばらく行くと5mの滝。流れがくの字に折れ曲がっている。左壁を木の根っこに沿って直上するルートと左壁をトラバースし、1段目の落ち口を渡り、右壁を登るルートを登った。岩は滑りやすく渕に落ちる者が続出した。すぐにまた5mの滝。これが最後の滝になる。膝まで徒渉し右壁に取り付き直上するルートと濡れるのが嫌な者は右壁の高い部分をトラバースするルートを登った。
 これより再び平坦な静かな流れとなり、14時尾越の車道に出た。「バスに乗り遅れたら、家に着くのは夜の9時またはビバーク」と脅しながら平のバス停に向かった。ちょうど皆子山の周りを4分の3回ったことになる。

反省と課題

 易しい沢と考えて運動靴で行ったが、時間がかかってしまった。滝は易しかったが、岩が滑りやすく、やはりフェルト底の靴を用意したほうが楽しく登れただろう。
 皆子山へのルートは①最後の滝が終わった県境の斜面から、②車道の前坂峠あたりから、皆子山に続く支尾根に取り付くことに可能性があると考える。


林道が終わると谷を渡る

濡れるのが嫌な者は飛ぶ

ツボクリ谷出合へのへつり


ツボクリ谷出合への徒渉

大岩をくぐって

ゴルジュの最狭部


ゴルジュを行く

2段3条の滝

くの字の滝


1段目落ち口を渡る

最後の滝

膝まで徒渉して取り付く




濡れたくない者は上部をトラバース


穏やかな流れとなる



速報レポート1 日帰り山行1
速報レポート2
速報レポート3 一泊山行
速報レポート4 夏合宿
速報レポート5 日帰り山行
速報レポート6 日帰り山行(再び足尾谷)

■別年度のレポート
2011年度 2011年度 夏合宿 黒部のイワナを求めて 実施レポート

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