NO団体名主な企画内容
1 NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(北海道) 「きりたっぷ子ども自然クラブ」
無人島探検や廃校でのキャンプや、ピザ窯でのピザつくりや炭つくり、浜辺での乗馬体験など多様な体験を行う。漁業や酪農業、乗馬クラブなどの従事者に先生になってもらい、町や人を大切にしながら、楽しく遊ぶ企画。

速報レポート2 「無人島へ行こう!」

実施期日 2016年5月22日(日) 09:30〜14:00
場所   ケンボッキ島
参加者  小学生20名・協力頂いた漁師さん3名・スタッフ3名 計26名
参加スケジュール

09:30 湿原センター集合、受付、港へ出発、あいさつ
10:00 船でケンボッキ島上陸、散策しながら頂上へ
11:30 島の頂上で昼食
12:15 磯遊び(砂浜の生き物や流れ着いたものを拾ったり観察したりする)
13:00 島を出発、プチクルージング
13:30 港に到着、湿原センターへ
14:00 終了

活動内容

 毎年大人気で、すぐに定員がいっぱいになってしまう無人島探検。「無人島」という響きだけで、子どもも大人もわくわくするものです。そしてそこに漁師さんの船で行くのが最大の魅力。まちの自然や産業の魅力を生かした活動です。

 この日はカラッと晴れ、気持ちの良い1日。漁船に乗り込み出港してしばらくすると、アザラシが水面から顔を出していて、みんな大騒ぎでした。上陸してからは砂浜を散策しながら島を登ります。途中、漁師さんに昔の話をしてもらいます。「昔は潮が引くと歩いて島に渡れて、カニを拾っていたよ」「(残っている廃屋を見て)漁の時期に漁師が作業や寝泊まりをする番屋っていう建物だよ」など、昔のケンボッキ島の様子を教えてもらいました。
 頂上はウミネコのコロニーでとっても賑やか。ちょうど産卵の時期なので、邪魔をしないように遠回りして歩きました。太平洋の素晴らしい眺めをバックに集合写真を撮り、海を見ながらお弁当。島を降りたあとは砂浜で磯遊びをし、カニや貝、エビ、海藻類を見つけて楽しみました。最後は少しだけ遠回りをしてのクルージング。スピードの出る漁船は、アトラクションのようで子どもたちも大興奮でした。
 子どもたちからは「アザラシが見られて嬉しかった」「船が凄く速くて楽しかった」「外国から流れ着いたものも落ちていたから驚いた」「カニの(脱皮)殻を拾えた」などの声が聞けました。
 また、ケンボッキ島ガイドツアーをしている、元漁師で現在ペンション経営の瓜田氏に、子どもクラブ特別価格でツアーを組んで頂きました。今回の活動に応募が間に合わなかった子や、もっと遊びに行きたいと思った子、以前から行きたいと声があがっていた保護者に向けて何かできないかと考え、企画をしました。すでに数組の家族が申し込みをし、実施したようです。

スタッフのふりかえり

  • 湿原センターのほうは気温が高く暑かったが、島は海風が強く肌寒かった。この時期の開催を継続する予定なので、暖かい服装を呼びかける。
  • 子どもたちが磯遊びをとても楽しんでいたので、もっと時間がかけられても良いかもしれない。ファーブルを持っていったところ、貝の模様などいろいろなものに興味を持ち、覗き込んでいた。
  • 昔の島の様子を、私たちスタッフからではなく、その頃を知っている漁師さんから聞けるのはとても良い。
  • ケガや体調不良もなく、船の上も楽しめた。ただ、船の淵に手を置いたり立ち上がったりすることも何度かあったので、始めに注意するのはもちろんだが目を配る。

などが挙げられました。


島の斜面を登っていきます。

坂の途中で記念写真!

頂上は、ウミネコの楽園。


頂上で、絶景をバックに記念写真!

景色を眺めながらお弁当。

食後の、のんびりごろごろ。


クルクル巻貝、見つけたよー!

びゅんびゅん風を切って、気持ちいい!



速報レポート1 「みんなでワイワイ、ピザパーティ!」
速報レポート2 「無人島へ行こう!」
速報レポート3 「炭作りにチャレンジ!」
速報レポート4 「浜辺で乗馬体験!」
速報レポート5 「廃校キャンプ計画づくり」
速報レポート7

■別年度のレポート
2021年度 きりたっぷ子ども自然クラブ 実施レポート

プログラム検索に戻る