NO団体名主な企画内容
1 NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(北海道) 「きりたっぷ子ども自然クラブ」
無人島探検や廃校でのキャンプや、ピザ窯でのピザつくりや炭つくり、浜辺での乗馬体験など多様な体験を行う。漁業や酪農業、乗馬クラブなどの従事者に先生になってもらい、町や人を大切にしながら、楽しく遊ぶ企画。

速報レポート3 「炭作りにチャレンジ!」

実施期日 2016年6月19日(日) 09:30〜14:00
場所   霧多布湿原センター
参加者  小学生11名・中学生ボランティア1名・参加者家族3名
JICA研修生7名・スタッフ4名  計26名
参加スケジュール

09:30 湿原センター集合、受付、あいさつ
09:45 炭にするものを探しながら森を散策
10:40 炭焼き準備
11:30 炭焼き、昼食、空いた時間で薪割りなど
13:00 飾りつけ
14:00 終了

活動内容

 子どもクラブ初めての試みで、花炭作りに挑戦しました。まつぼっくりや枝、花やクルミなどを缶に入れて加熱すると、比較的短時間で炭にすることができます。花炭作りを通して自然に親しむことをねらいとし、参加者に炭ができるまでの過程を体験してもらいました。

 この日は国際交流事業でJICA研修生を受け入れしていて、炭焼きの体験を合同で行ないました。森を散策しながら、枝や葉っぱ、きのこなどを拾います。戻ってきたら、お菓子等が入っていた缶を利用して炭焼き準備。拾ったものやそれぞれ家から持ってきたものを、アルミホイルで優しく包んで缶の中へ。缶の蓋には、あらかじめキリで穴をあけておきます。針金で缶を固定し、持ち手をつけたら、勢いよく燃えた薪の中へ…。子どもたちもJICA研修生も(私たちスタッフも)、ドキドキしながら焦げていく缶を見守りました。しばらくするともくもくと濁った色の煙が出て、最後には少し透き通ったような煙に変わって消えていきます。これが完成の合図だそうで、火から降ろし冷まして開けてみると、真っ黒な花炭ができあがっていました。
 「よ〜く見ていると、煙の色が変わった!」「きのこが炭になって、変な形で面白い」と、子どもたちも初めての体験に興奮していました。JICA研修生からも缶を開けた瞬間拍手をもらい、「子どもたちとこんな体験ができるのは素晴らしいですね」などコメントを頂きました。
 ただ、生の花や薄い葉っぱはボロボロと崩れてしまうことが多く、ドライフラワーや丈夫な木の実、枝などのほうがこうした活動には適していることがわかりました。

 できあがった炭を、箱などに飾り付け、それぞれ持ち帰りました。この日は父の日だったので、「お父さんにプレゼントする!」と可愛くラッピングした子も。お父さんの喜ぶ顔が目に浮かびました。

スタッフのふりかえり

  • レンコンやビスケット、アメリカフウ(千葉出身のスタッフから分けてもらった)、大麦などいろいろなものが比較的短時間(20分程度)で綺麗な炭になった。様々な年代で、また今回のように国籍問わず楽しめるプログラムだった。
  • 木の実などの多い、秋に適したプログラムなので、また企画してみたい。
  • 缶は参加者の持ち寄りにしたが、蓋のないものやジュース缶などの勘違いもあったので、広報の際に気をつける。また、プラスチック品など融けるものを持ってくる子もいたので、こちらも注意。
  • 今回は焼くものの固さで缶を分けたが、焼いたあと誰のものかわかる工夫が必要。

などが挙げられました。


巨大シイタケ!これは焼いて食べたよ(笑)

アルミホイルで優しく包もう。

JICAの皆さん、針金巻きがとても上手!


いよいよ火の中へ!煙を観察。

よく冷まして、オープン!

まつぼっくりが綺麗な炭色に!


センターに余っていた箱でお持ち帰り。

トドマツの枝葉も炭になりました。

お父さんも大喜び!



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速報レポート3 「炭作りにチャレンジ!」
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速報レポート5 「廃校キャンプ計画づくり」
速報レポート7

■別年度のレポート
2021年度 きりたっぷ子ども自然クラブ 実施レポート

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