実施レポート [ 速報レポート７(6) ]

NO	団体名	主な企画内容
1	NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト（北海道）	「きりたっぷ子ども自然クラブ」無人島探検や廃校でのキャンプや、ピザ窯でのピザつくりや炭つくり、浜辺での乗馬体験など多様な体験を行う。漁業や酪農業、乗馬クラブなどの従事者に先生になってもらい、町や人を大切にしながら、楽しく遊ぶ企画。

速報レポート６

実施期日　2016年8月10日（水）10：30～12日（金）14:30
場所　　　旧浜中町立姉別小学校
内容　　　「廃校キャンプ」
参加者　　小学生11名・中学生ボランティア1名・ボランティア2名（高校・専門学校）・スタッフ4名　計18名

参加スケジュール

1日目
10:30　受付、あいさつ、名札作りと自己紹介、学校探検
11:30　昼食
12:30　酪農家さんと遊ぼう！－牧草地遊び－
16:00　五右衛門風呂、夕食準備、夕食
21:00　消灯

2日目
06:00　起床
06:30　朝食・昼食準備、朝食
10:00　まきばのサマーフェスティバル参加
11:30　昼食
12:30　酪農家さんと遊ぼう！－チーズ作り－
14:30　霧多布温泉ゆうゆでお風呂
16:30　夕食準備、夕食
19:30　肝試し
21:30　消灯

3日目
06:30　起床
07:00　朝食準備、朝食
09:00　かくれんぼ＆大根抜き大会
10:00　流しそうめん準備、みんなで昼食
12:00　後片付け、大掃除
14:00　キャンプの思い出ふりかえり、記念撮影
14:30　終了

活動内容

　町内の廃校舎を利用した2泊3日のキャンプを実施しました。「集団生活を通して仲間をつくる」「地域の方と交流する」ことを目的とし、今回で8年目になります。
　今年度のキャンプのテーマは、酪農にふれること。町内の酪農家さんを訪ね、牧草地をトラクターに乗せてもらって走ったり、チーズ作りを体験させてもらったりしました。酪農家さんと遊ぶ、暮らしを生かした楽しみ方にふれるということができたと思います。
　また、地域の方に五右衛門風呂をお借りしたり、酪農家さんたち主催の夏祭りに参加させてもらったりして地域交流も楽しみました。最終日の流しそうめんは参加者の家族にも声をかけ、みんなで一緒に食べました。今回は食事計画も自分たちで立て、手作りチーズを入れたカレーや、湿原センターカフェのシェフに教わりながら炒めたチャーハンなど、思い入れのあるメニューとなりました。
　初めての親と離れての宿泊に、寂しくなって寝付けない子もいました。調理中に包丁やフライパンに苦戦する子も。それでも頑張った子どもたちは、キャンプが終わる頃ほんの少し強くなったように見えました。
「チーズが美味しかった」「チャーハン作りが楽しかった！家で作ってみる」「みんなでお風呂に入ったのが楽しかった」と、充実した3日間を過ごせたようでした。

スタッフのふりかえり

3日間、時間に余裕をもって予定通りプログラムを行なうことができた。
流しそうめんは、キャンプの参加者だけでなく、子どもクラブ全員に案内を出しても楽しいのでは。
食事計画や自由時間の遊びを参加者が考えたことで、今までなかった子どもたちならではのメニューが出てきたし、参加意欲や達成感も伺えた。来年度以降も事前に集まり計画づくりをする時間を取れると良い。
食材の量は少し多くて余ってしまった。ただ、初日の参加者の消費量を見て作る量を調節したので、調理済みの食べ物が余らずに済んだ。
今年度は「地域の方との交流」という観点から見てとても充実していた。「暮らしを豊かにする先生」として、子どもたちと関わらせることができた。
参加者層を見ると、比較的酪農業の家庭の子も参加してくれていた。酪農がテーマだと、農家の子はあまり参加しないのではないかという懸念もあったが、偏らないようバランスはとりつつ活動自体を魅力的にしていくことで、そういった心配はないように感じた。などが挙げられました。