NO団体名主な企画内容
7 大崎市立大貫(おおぬき)小学校(協働:NPO法人田んぼ)(宮城県) 「田んぼプロジェクト 〜世界農業遺産の生物文化多様性を活かした総合学習評価〜」
"農業学習(種まきから唐箕体験まで)の展開と『田んぼの生きもの(動植物)調査』を結びつけるプロジェクト。国連のSDGsの発想と連動させた体験学習の評価システムの実現を目指す。"

速報レポート1 生きもの調べ〜動物〜

日時  2019年7月9日9:30〜11:30
参加者 子供:5年生19名
    指導者:教師2名、NPO9名
準備物

捕虫網(1)、金魚網(19)、シュガーポット(19)、白いトレイ(19)、ルーペ(19)、筆記具(19)、
3942調査票(19)、画板(19)、ジップロック(1)、ホワイトボード・ペン(各1)

学習内容

 学習田に集合し、体験学習開始。田んぼに生息する生きものの観察を行いました。NPO法人田んぼが開発し、世界農業遺産「大崎耕土」の認証制度でも採用されている「3942田んぼの生きもの調査」の方法(調査方法の詳細は次回【一学期のまとめ】で報告)で実施しました。
 生きものたちは種ごとに様々なメッセージを発していて、私たちは生きもの観察を通じて田んぼの状態を知ることができます。子供たちの前で畦の草を捕虫網でひとすくいすると小さな昆虫がたくさん入りました。
 採れた虫をビニール袋に移して見せると、虫の多さに驚き、目は釘付けに。中には斑点米の原因になっている小さなカスミカメムシもいます。田んぼの中には害虫と呼ばれる虫もいるけれど、クモやカエルなど、小さな虫をたくさん食べる種類=天敵が頑張ると決して害は出ないことを学びました。
 また、農薬は害虫を殺すために使っているけど、天敵も同時に殺してしまうので、かえって被害が拡大することもあることを学びました。畦にはどれくらいの数のカエルがいるか?水の中にはどんな虫たちがいるか?いくつかの調査方法を組み合わせながら、生きものたちを探しました。カエルが畦で休んでいることから、田んぼの畦が生きものの休憩場所になっている大切な場所であることや、水路にしかいないと思っていたドジョウが田んぼの中にも泳いでいてびっくりしました。
 サポート役の大人達も一緒に生きもの探しをして、いつのまにか夢中に探していました。
 2時間の体験活動は今回もあっという間に終わりました。振り返りシートを配布して、学校に帰ってから記入しました。


畦の草をひとすくいして採れた小さな昆虫たち

天敵の重要性を説明

斑点米の原因を作るアカスジカスミカメ


畦のカエルをカウント

田んぼの中の生き物探し

ドジョウがいたぞ!


近くの水路には何がいるか?



速報レポート1 生きもの調べ〜動物〜
速報レポート2 1学期のまとめ
速報レポート3 稲の種まき
活動レポート4 人間代掻き
速報レポート5 田植え
速報レポート6 竹ぼうき除草
速報レポート7 救荒雑草(きゅうこうざっそう)
速報レポート8 稲刈りと穂仁王(ほんにょ)づくり

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