NO団体名主な企画内容
7 大崎市立大貫(おおぬき)小学校(協働:NPO法人田んぼ)(宮城県) 「田んぼプロジェクト 〜世界農業遺産の生物文化多様性を活かした総合学習評価〜」
"農業学習(種まきから唐箕体験まで)の展開と『田んぼの生きもの(動植物)調査』を結びつけるプロジェクト。国連のSDGsの発想と連動させた体験学習の評価システムの実現を目指す。"

速報レポート5 田植え

日時:2019年6月6日9:30~11:30
子供:5年生18名
指導者:教員3名、NPO+大貫公民館募集のボランティア19名
準備物

子供たちが種まきをしたササニシキ成苗、稲わら、長竿(オサ)
児童準備物:汚れても良い服装、ビーチサンダル、水筒、タオル
教材:漢字の学習として、「植」の文字の成り立ちを解説。他に「晴れの食」「褻の食」「粳米」「糯米」を半紙に個別に書いたものを準備した。他にホワイトボード、ホワイトボードマーカー

学習内容

今日は大貫公民館の協力で地域の農作業応援団がやってきました。いつもよりも10名以上も大人が作業を手伝います。子供たちが集まる頃に、苗をワラで結ぶ作業や長竿(オサ)で植える場所の目印つけが始まりました。集まった人たちがそれぞれ昔を思い出しながら、誰が指示するわけでもなく作業が滞りなく進んでいきます。子供たちは作業の前に言葉の学習です。「植」の字のなりたちの次は、「晴れの食」「褻(け)の食」「粳米(うるちまい)」「糯米(もちまい)」と続きました。見たことの無い漢字、聴いたことのない言葉に戸惑いながらも「硬」や「濡」の文字から想像をふくらませながら話を聞きました。
体験:田植えの前に苗の中からヒエを見つける作業です。同じイネ科の植物なので姿は良く似ています。何百年も田んぼで生き抜いてきた雑草だけあって、なかなか手強いです。ヒエを取り除いた苗を稲わらで結わいた苗の束を持って田んぼの中へ。人間代掻きの体験があったので、田んぼの中で転ぶこともありません。1本ずつ深すぎず、浅すぎず頃合いをはかって植え付けていきます。苗が足りなくなると畦から苗の束を投げ入れてもらいます。こうした連携プレーも田植え作業では大切です。日差しの強い日でしたが、あっという間に作業は終わりました。今年は例年よりも苗がまっすぐに並び、植える深さも丁度良くとても良い仕上がりでした。多くの人が力を合わせることの大切さを学ぶことができました。


苗を束ねる

長竿(オサ)で植え付けの目印を引く

できあがった苗の束


ヒエの混じった苗

植えた苗を踏まないように!

次の苗ください


ラストスパート



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