NO団体名主な企画内容
7 大崎市立大貫(おおぬき)小学校(協働:NPO法人田んぼ)(宮城県) 「田んぼプロジェクト 〜世界農業遺産の生物文化多様性を活かした総合学習評価〜」
"農業学習(種まきから唐箕体験まで)の展開と『田んぼの生きもの(動植物)調査』を結びつけるプロジェクト。国連のSDGsの発想と連動させた体験学習の評価システムの実現を目指す。"

速報レポート8 稲刈りと穂仁王(ほんにょ)づくり

2019年10月17日9:30~11:30
子供:5年生19名
指導者:教員2名、NPO他13名
学習内容

稲刈りは田んぼの作業の中でも特に人手のかかる仕事です。当日はNPOのメンバーの他にも大貫公民館の農作業部会の方7名が応援に来てくれました。田んぼに集合し、さっそく鎌を持って作業開始。鎌は稲刈り用の鋸歯つきの手鎌です。作業の途中で鎌を置く時には必ず刃を土に刺して立てておくよう注意しました。こうすることで、間違って踏んでケガをすることが防げます。鎌で稲株を6株切り取り、切り取った稲わらを数本使って縛っていくことの繰り替えしになります。大人一人に子供たちが2~3名ついて、やり方を教わりながらやりました。稲わらを縛るのは大人たちがワラの束をクルクルッとまわすといつの間にかできてしまいます。両手でワラを持って、左に倒して、持ち上げて、ここで回してと説明されても魔法をかけているようにしか見えません。何度かやってみて魔法のかけ方がわかってくると作業もだんだん楽しくなってきました。手早く進む子もなかなか進まない子もいますが、みんなで助け合いながらすっかり刈り取ることができました。ここで水筒のお茶を飲んで一休み。そして今度は穂仁王づくりです。多くの地域では物干し竿のような棒の上に稲束をかけて乾燥させますが、時折強風の吹き抜けることのある宮城県北部では穂仁王と呼ばれる棒がけが一般的です。大人が力一杯地面に突き刺した稲杭に、わら束を十字を書くように積み上げていくと巨大な蓑虫のような形になります。これで1ヶ月ほど待つと十分に乾燥するはずです。~台風19号の大雨で学習田は冠水しましたが、無事に収穫することができました。土埃が立つと思われたので各自マスクを準備し作業しました。~

準備物:鎌、稲杭、竹の棒、畳紐、ホワイトボード・ペン、稲杭用ドリル
子供たちの準備物:汚れても良い服装、軍手、マスク


稲刈りの始まり

鎌で稲刈り

こうやって結ぶんだぞ


ワラで結ぶのが一番難しい

一人で結べるさ

稲杭の準備が出来た


穂仁王の背が高くなっていく



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