NO団体名主な企画内容
7 大崎市立大貫(おおぬき)小学校(協働:NPO法人田んぼ)(宮城県) 「田んぼプロジェクト 〜世界農業遺産の生物文化多様性を活かした総合学習評価〜」
"農業学習(種まきから唐箕体験まで)の展開と『田んぼの生きもの(動植物)調査』を結びつけるプロジェクト。国連のSDGsの発想と連動させた体験学習の評価システムの実現を目指す。"

速報レポート2 1学期のまとめ

日時:2019年7月16日9:30~11:30
子供:5年生19名
指導者:教師2名、NPO1名
学習内容

今年の田んぼの学習も種まきから始まって、人間代掻き、田植え、竹ぼうき除草と続き、前回は田んぼの生きもの調査を実施しました。私たちが活動しているこの地域は「大崎耕土」として世界農業遺産に認定されています。各地の世界農業遺産の様子を見てみると「大崎耕土」の特徴がわかります。認定地域のうち、山岳部の棚田が認定されている例はありますが、平野部で大規模に米づくりに取り組んでいる地域は「大崎耕土」だけです。小麦やトウモロコシと並んで世界三大穀物とされるお米の産地として、「大崎耕土」のことをもっと深く学習したいですね。
「種まき」の学習では、お米一粒一粒が命のカプセルだということがわかりました。お米一粒から育ったイネは秋には1,500粒ほどのお米が実ります。お米の持つ力が他の穀物よりも優れていることがわかりました。
「人間代掻き」は田んぼの学習の恒例行事です。田植え前に土のかたまりを細かくしてイネが育ちやすいようにする準備です。みんなでやる人間代掻きの前後に農家の人が1回ずつ代掻きをしていることも学びました。
「田植え」では近所のおじいさん・おばあさんも手伝いに来てくれました。大きく育った苗は植えてみるとひょろっとしていて少し頼りない感じがしましたが、植え終わったイネはきちんと整列していて、すばらしい出来上がりでした。
「竹ぼうき除草」は田植え後に出てくる雑草の芽を掻き取る作業です。農薬を使わない米作りでは、田植え直後の草取り作業がとても大切です。頼りなげな苗の根はすでに土の中でふんばっていて、雑草だけを抜き取ることができました。
「田んぼの生きもの調べ~動物~」は、田んぼの生きものに出会う「発見」に加え、専門家が行う定量調査の方法、考え方を学びました。調べ方を少し工夫するだけで、いろんな結果が導き出せる奥深さを知る事ができ、田んぼの学習がまた楽しくなりました。


「大崎耕土」で実施されている定量調査「3942田んぼの生きもの調査」のシンボルマーク



速報レポート1 生きもの調べ〜動物〜
速報レポート2 1学期のまとめ
速報レポート3 稲の種まき
活動レポート4 人間代掻き
速報レポート5 田植え
速報レポート6 竹ぼうき除草
速報レポート7 救荒雑草(きゅうこうざっそう)
速報レポート8 稲刈りと穂仁王(ほんにょ)づくり

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