NO団体名主な企画内容
43 たつの市立新宮小学校6年生(兵庫県) 「わがまち見聞録プロジェクト~身近な国指定遺跡から北前船の昆布ロードを辿る。」
身近な史跡や自然から、市にある日本遺産(北前船の寄港地「室津」)へと関心を広げる。また、昆布を軸に北前船の寄港地もめぐりつつ、歴史、自然、そしてひとの出会いからの学びを見聞録にまとめ、地域へと発信する。

速報レポート4

実施日 9月28日 9月29日
活動:「北前船」の研究者との遠隔授業(9月28日 32人)

 6年生のみんなは,夏休みはもちろん,緊急事態宣言中も,自宅で取り組むオンデマンド学習や対面での授業を組み合わせながら,市の日本遺産である「北前船」について学習しました。朝日小学生新聞の記事や市史・町史に記載された資料から読み取った自分の意見を,協働学習ツール「コラボノート」に記録したのですが,7月後半から9月末までのその記録が資料1に示すようなA3版シートで150枚を超えていることを考えても,数多くの新聞記事や関連する資料(動画を含む)を読み,議論してきたことが分かります。
 みんなで議論を積み重ねても,自分たちでは解決できない疑問にも出あいます。そこで,9月28日に,北前船を研究する大学の先生との同時双方向による遠隔授業をしました。「松前の様子」,「明治以降の合いの子船」など新たなこともたくさん知ることができました。


資料 1:オンデマンド学習による個人の記録シート

写真1:研究者との「北前船」に関する遠隔授業

活動:算数で疑問を解明しよう(9月29日 31人)

 資料の中には,算数の学習内容を使って解明したいことも出てきました。例えば,北前船の帆の大きさです。資料から,江戸時代後半の室津(市にある北前船の寄港地)では中型の弁財船が利用されていたことが分かりました。「長さ五丈五尺五寸,幅弐丈弐尺六寸」と書かれてあるのですが,帆の大きさは記されていません。そこで,9月29日,6年生のみんなは,史実に残る北前船の絵をもとに「比とその利用」の学習で習得した知識を使って,帆の大きさを解明しようとしました。このような複雑な問題は,解答の手順を明らかにしておくことが大切です。尺貫法をメートル法に直すところまでを全体で行い,その後はペアで取り組みました。互いに計算を分担しつつ,進める様子は真剣そのものです。
 帆の実寸が分かったペアから,その縮小版の帆を牛乳パック船につけて,実際にどの程度進むのかをやってみました。送風機からの風を受けるとどんどん進んでいきました。強風だと転覆し,風が止まると動かず,窓から入る自然の風を受けると戻る様子に,「資料に書いてあったように遭難が多いことが分かる」と,読み取った資料の記述と重ねるペアもいました。数学的活動が既有の知識と結びついた証ですね。
 このように,6年生の子供たちは帆の大きさを知るために,「比」を軸に,「小数のかけ算,割り算」,「長さの単位換算」等の算数の知識を組み合わせながら,帆の大きさを見つけ出しました。苦労した分,模型が動いた時のみんなの表情が最高でした。算数の知識を使うことを楽しんでいる姿って,いつ見ても心が躍りますね。


写真2:ペアでの対話を通じて最適解を導く

写真3:実際に模型で点検



速報レポート1 4~5月の活動
速報レポート2 6月の活動
速報レポート3 7月前半の活動
速報レポート4
速報レポート5
速報レポート6

■別年度のレポート
2017年度 キラ☆まち日記~メイ・ジンからのおくりもの~ 実施レポート
2015年度 人も自然も笑顔の楽園プロジェクト 実施レポート

プログラム検索に戻る