NO団体名主な企画内容
2 札幌市立澄川南小学校(協働:NPO法人 北海道森林ボランティア協会)(北海道) 「すみなみSDGsⅢ ~澄川の森でSDGsを体感!実践!~」
学校に隣接する都市環境林で、小学3~6年生が学年ごとにステップを踏みながら活動する。自分で選定した「マイツリー」の生長観察を軸に、季節ごとの森の観察、調査活動などを実施。森を観察し、森を育てる活動を通して、SDGsを体感する。

速報レポート1 3年生が初めての澄川の森でマイツリーを設定・観察

活動日:2024年6月4日(火)
活動場所:札幌市澄川都市環境林
参加人数:澄川南小学校~3年生59名と教員3名、
北海道森林ボランティア協会(森ボラ)~協会員5名

<活動内容>
 札幌市立澄川南小学校では学校近くの澄川都市環境林で北海道森林ボランティア協会(森ボラ)の支援の下に3年生からマイツリー活動に取り組み、卒業する6年生までマイツリーの生長を観察することと併せて、学年ごとに森に関わる活動テーマを決めて毎年森の活動に取り組んでいます。今回の3年生は今年度1回目の活動で、初めて澄川の森に来て、森の木の中からこれから4年間にわたって観察を続けるマイツリーを選定して観察し、併せて3年生の活動テーマである「すみなみまちじまん」を春の森で探しました。
 活動を始める前に森ボラから、森の危険な生きもの(スズメバチ、マダニ、ツタウルシ)について注意喚起し、また、担任の先生からは森のじまんを探す時は目と鼻と耳を使ってしましょうと呼掛け、各班にメジャーとカメラが渡されました。
 いよいよ活動開始です。12班に分かれて、あらかじめマイツリー対象木リストから自分達が決めたマイツリー木を森の中で探しました。


マイツリーを探して森を巡る

 そして、マイツリーを探し当てたら、次はマイツリーの周長を測って、木の状態や葉っぱの形などを観察して記録しました。今回、子どもたちが選定した木はシナノキやイタヤカエデなど広葉樹12種類です。
 マイツリーの観察が終わったら澄川の森のじまん探しです。マイマイやササバギンラン、クルマザソウ、コンロンソウなど森に咲く花を見つけました。
 活動の最後に森ボラへの質問タイムを設けると、初めての森の所為かたくさんの質問がありました。

(1)「カエルを見つけましたが、何と言うカエルですか?」→「エゾアカガエルだと思います。」
(2)「この森には何種類の木がありますか?」→「主要な木は20種類位ですが、小さなものまで入れると40種類位になるかな。」
(3)「木に穴が開いていましたが何ですか?」→「アカゲラやコゲラなどのキツツキが中の虫を採るために開けた穴です。」
(4)「ギザギザの葉っぱをした草がありますが何ですか?」→「シダ植物の一種で森にはたくさん生えています。」
(5)「この森にクマはいますか?」→「いてもおかしくないですが、今まで見ていませんし痕跡も見つかっていません。」

 森ボラからは、「マイツリーの周長を測る高さにテープを取り付けていますが、6年生になった時にテープの位置はどうなっているかな」と問い掛けると、「上に行っている。」、「横に動いている。」、「動かない。」との答えが返ってきて、「6年生までにどうなっているか観察して答えを見つけてください。」と締め括ってこの日の活動を終了しました。子どもたちは学校に帰って今日の活動をまとめ、感想文を書きます。


マイツリーの周長を計測し観察

森のじまん探し。分らない事を森ボラのおじさんに訊く

質問タイムの時間



速報レポート1 3年生が初めての澄川の森でマイツリーを設定・観察
速報レポート2 6年生が4年目のマイツリー観察と生きもの探し
速報レポート3 4年生が2回目の森の活動
速報レポート4 5年生が1回目の森の活動
速報レポート5 3年生が2回目の森の活動
速報レポート6 6年生が2回目の森の活動

■別年度のレポート
2022年度 すみなみSDGs~澄川の森でSDGsを体感!実践! 実施レポート

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