NO団体名主な企画内容
2 札幌市立澄川南小学校(協働:NPO法人 北海道森林ボランティア協会)(北海道) 「すみなみSDGsⅢ ~澄川の森でSDGsを体感!実践!~」
学校に隣接する都市環境林で、小学3~6年生が学年ごとにステップを踏みながら活動する。自分で選定した「マイツリー」の生長観察を軸に、季節ごとの森の観察、調査活動などを実施。森を観察し、森を育てる活動を通して、SDGsを体感する。

速報レポート2 6年生が4年目のマイツリー観察と生きもの探し

活動日:2024年6月17日(月)
活動場所:札幌市澄川都市環境林
参加人数:澄川南小学校~6年生59名と教員3名、
北海道森林ボランティア協会(森ボラ)~協会員5名

<活動内容>
 「すみなみSDGsIII」の第2回は森での活動が4年目となる6年生です。4年間生長を見守ってきたマイツリーを観察し、6年生の今年度の活動テーマである「生き物同士のかかわり(自然の中での動物の食べ物を調べよう!)」に沿った春の森で生き物探しをしました。

活動を始める前に、森ボラから森の危険な生きもの(スズメバチ、マダニ、ツタウルシ)に注意し、また、担任の先生から、先ずマイツリーを観察して、次に生きもの探しをしましょうとスケジュールの説明がされ活動を開始しました。


森ボラから森での注意事項を徹底

3年生の時に編成した12班に分かれてそれぞれのマイツリーに行き、周長を測り、木の様子を観察しました。


森での活動風景

マイツリーの周長を測定

30分後に一旦集合して、子どもたちからは、「マイツリーの下から生えてきた萌芽が大きくなっていた。」、「幹は太くなっていると思うが学校に帰って以前の測定記録を見て確認します。」と報告がありました。
次にテーマに沿った活動“生きもの探し”が始まりました。地面の枯葉を除いてその下を見たり、スコップで土を掘って見たり、倒れて朽ちた枯木をひっくり返してみたりして何がどんな環境にいるかを調べました。


枯葉の下に何かいたよ!

森の奥に行ってみると、大きなシラカンバの木に縦長に大きな穴が3つ開いているのを見つけました。この森に棲むクマゲラ(キツツキの仲間)の食痕(木の中にいる虫を食べた痕)だよと森ボラのおじさんが教えてくれました。


シラカンバの木に大きな穴を開けたのは誰だ?

生きもの探しを終えて集合し、質問タイムを設けました。出された質問は、

(1)「全体が白く小さな花のようなものは何ですか?」→「ギンリョウソウと言って葉緑素を持たずに周りの菌類から養分を貰っています。」
(2)「クマゲラはいつ頃子育てをしますか?」→「5~6月に卵を産んで子育てをします。この森でも時々ドラミングの音が聞こえます。」
(3)「ミミズは何を食べていますか?」→「ミミズは土を食べて、そこに含まれる有機物や微生物を消化吸収しています。」
最後に森を去る途中の小川で、川に落ちた葉っぱを採ってビニール袋に入れて持ち帰りました。学校に帰って、顕微鏡で観察するそうです。何が分かるかな?


川に落ちた葉っぱを持ち帰って顕微鏡で観察しよう!



速報レポート1 3年生が初めての澄川の森でマイツリーを設定・観察
速報レポート2 6年生が4年目のマイツリー観察と生きもの探し
速報レポート3 4年生が2回目の森の活動
速報レポート4 5年生が1回目の森の活動
速報レポート5 3年生が2回目の森の活動
速報レポート6 6年生が2回目の森の活動

■別年度のレポート
2022年度 すみなみSDGs~澄川の森でSDGsを体感!実践! 実施レポート

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