NO団体名主な企画内容
2 札幌市立澄川南小学校(協働:NPO法人 北海道森林ボランティア協会)(北海道) 「すみなみSDGsⅢ ~澄川の森でSDGsを体感!実践!~」
学校に隣接する都市環境林で、小学3~6年生が学年ごとにステップを踏みながら活動する。自分で選定した「マイツリー」の生長観察を軸に、季節ごとの森の観察、調査活動などを実施。森を観察し、森を育てる活動を通して、SDGsを体感する。

速報レポート3 4年生が2回目の森の活動

活動日:2024年7月12日(金)
活動場所:札幌市澄川都市環境林
参加人数:澄川南小学校~4年生64名と校長先生・教員3名、
北海道森林ボランティア協会(森ボラ)~協会員5名

<活動内容>
 4年生は今年度2回目の森の活動です。1回目はコンテスト期間外の5/10に行い、春の森を観察しました。今回も先ずマイツリーを観察し、次に4年生の今年度の活動テーマである「すみなみの森調査団~秋に紅葉するのはなぜか」に沿って、夏の森の観察と生きもの探しを行いました。


いざ、夏の森へ

 活動を始める前に、森ボラから「森の様子は前回と変わっていますか?」と問いかけると、「木の葉っぱが色濃くなって茂っている。」との答えが返ってきました。そして、落枝や森の危険な生きもの(スズメバチ、マダニ)、熱中症について注意を喚起して活動を開始しました。
 12班に分かれて、先ずは3年生の時に設定したマイツリーの観察です。1年間でどの位大きくなったか木の周長を測り、学校に帰って昨年度の記録と照らし合わせます。


マイツリーの生長を調べる

 マイツリーの観察が終わったら次は夏の森の観察と生きもの探しです。子どもたちは木の幹や地面の枯葉の下などに何かいないか探して森の中を歩きました。その結果、大勢の子がカエルを見つけ、カナヘビやクワガタの雌を見つけた子もいました。また、土の上にあった泡状のもの(アワフキムシの巣?)や葉っぱに横一列にたくさんの穴の開いたクマイ笹(幼葉がくるっと巻いている時に蝶の幼虫などが齧った跡)を見つけました。


夏の森の観察と生きもの探しの様子

あ、カエルがいた!

 活動の最後の森ボラへの質問タイムでは森の不思議に関するいくつかの質問がありました。

(1)「シラカンバの樹皮のピンク色は何ですか?」→「森ボラのおじさんたちも分かりません。学校に帰って調べてみてください。」(芯央部にある桃色の色素が木口に浸潤移動したものか)
(2)「シラカンバは1年でどの位太りますか。」→「周りの環境や樹齢にもよりますが、およそ1~2mm程度は太く生長します。」
(3)「フデリンドウが咲くのはいつ頃ですか?」→「5月から6月にかけてです。残念ながらもう終わっていますね。」
(4)「カエルがたくさん見つかるのはいつ頃ですか?」→「森にいるのはエゾアカガエルだと思いますが、このカエルは春先に水辺に下りてきて卵を産み、その卵が孵ってオタマジャクシから成虫になるとまた森の中に帰って行きます。森の中では枯葉の下などに生息しています。」

 活動を終えて子どもたちは森の入り口で森用の服装(長袖上着と長ズボン、ヘルメット)を脱いで軽装に早変わりし熱中症対策を講じました。次回は9月で、いよいよ活動テーマ“秋に紅葉するのはなぜか”の核心に入っていきます。



速報レポート1 3年生が初めての澄川の森でマイツリーを設定・観察
速報レポート2 6年生が4年目のマイツリー観察と生きもの探し
速報レポート3 4年生が2回目の森の活動
速報レポート4 5年生が1回目の森の活動
速報レポート5 3年生が2回目の森の活動
速報レポート6 6年生が2回目の森の活動

■別年度のレポート
2022年度 すみなみSDGs~澄川の森でSDGsを体感!実践! 実施レポート

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