速報レポート11 「畑を見に行こう!カボチャを学ぼう!」実施日:2013年9月15日土曜日
おまけ(その2) タイトル「ナゾの巨大ウリの正体は??」 畑にはカボチャの苗を5月に植えたのですが、カボチャの台木(病気に弱いカボチャをうまく育てるために、病気などに強い同じ仲間の植物の根の部分を利用する方法)に使われていた植物が、成長していました。普通は、芽掻き(めかき)と言って取ってしまうのですが、中村さんと相談してわざとそのままにしておいたのです。 その結果、植えたつもりのない謎の作物(ウリの仲間???)が巨大に成長し、畑にゴロゴロすることとなりました。ウリは長さ50~60センチ。直径も20センチほどあり、なかなかの重量感。子供には、持ち上げるのがやっとの重さです。 合計で7個収穫しました。持ち帰った人からの報告では、皮はとても堅かったけれど、中身はとてもおいしかった…との報告を頂きました。 この謎のウリの正体は、何だったかということを、いろいろ調べてみたのです。 活動の次の週末、わたしが訪れた山梨県忍野村の売店では、正々堂々と店先に飾られていました。値段は300円~100円/個。 「地域生物資源活用大辞典」農文協刊(1998年発行)によれば、ユウガオは、「ウリ科ユウガオ属の1年生のツル植物。変異がとても大きいので変種が多く、1つの種類がカンピョウとして利用されている。」とのこと。 「生果実の果形および利用上、食用に不適なもの、果肉に強い苦みがあるものは、台木や容器に利用される。」 「原色日本野菜図鑑」(株)保育者刊(平成3年版)に付けられていた写真は、数年前に前の畑で収穫できた、ずんぐりむっくりの形のものそっくり。 でも、農家の直売所で1つ100円や300円で売られていたのは、私たちの畑で収穫できたものとそっくりで細長いものでした。 ここで、このウリ(ユウガオ)について整理すると、
ユウガオを売っているのを見かけた山梨県の地元野菜直売売店のおばさんに聞いたところによれば、ユウガオは 「SH君のお母さま」からあの日の写真付きの夕食の献立の報告を頂いた、 トウガンのような果肉なので、とろみのある薄味の煮物でもおいしそうです。 ここまで調べて、自分自身が持ち帰らず食べ損ねたことを後悔しています。 来年は、このユウガオをまた育てて、成熟させて皮を堅くし、大きな容器を作ってみたくもなりました。 この畑で偶然、たくさん収穫できたナゾのウリの事を追いかけていろいろ調べ、これもまた生物多様性だな…と感じた追加調査のご報告でした。 以上です。 速報レポート1 「植物のちからVer.2~植物ってすごい!」 速報レポート2 「町田市立小山中央小学校特別支援学級あおば:再生可能エネルギーを学ぼう!」 速報レポート3 「町田市立つくし野小学校第5学年特別授業『キャリア教育(生き方教育)』」 速報レポート4 「さあ、今年は何をしよう?」 速報レポート5 「畑でおイモや作物を作ろう!」 速報レポート6 「プールのヤゴ救出大作戦!」 速報レポート7 「プールのヤゴ救出大作戦!」 活動速報レポート8 「森で学ぼう!森で遊ぼう!」 活動速報レポート9 「第8回カブトムシ相撲大会つくし野場所」 速報レポート10 第6回活動「畑を見に行こう!カボチャを学ぼう!」 速報レポート11 「畑を見に行こう!カボチャを学ぼう!」 活動速報レポート12 「博物館に行こう!博物館で学ぼう!!」 プログラム検索に戻る |